乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

徒然

2011-02-08 | 舞台・音楽 雑感メモ

      (人それぞれといっているような道頓堀ホテルのモニュメント。楽しいね。)











 昨日道頓堀に行く。

 芝居前、いつものようにぷらぷらと歩いてまわっていた。

 御堂筋の大通りを渡り、御堂筋商店街を少し歩くとこんなホテルがあった。

 その名も何と、御堂筋ホテル。

 なんて オサレ!! ではないか。(笑)

 気を良くしたわたしは、写真に収める。

 これでよし。




 昨日は多くの方に声をかけていただいた。

 劇場内ではいつものこと。

 だが、昨日は少し過激だった。

 芝居の話や好みの話を一方的に声をかけて下さるおばさまは二人。

 聞く耳持たんの鬼平半可通。こういった見巧者もどきは結構多いのかも知れない。

 わたしも、気を付けよ!っていうか、劇場であまり自分の好みを話さないかも…。人色々だもの、ね。

 本当に良くご存知の方は、好み或は芝居に対しての役者などでお話をされる。

 逆の場合は、他人の趣味に全く無関心で否定的だ。(爆)


 

 中でもひとりのおばさまは半端なく過激だった。

「大阪はがちゃがちゃしたのが好きでしょう。だから、歌舞伎は流行らないのよ。大阪って歌舞伎はガラガラよね。」

 (確かに。でも、東京って人口が違うんじゃない?と、内なる声)

「大阪は吉本とかしか、流行らないのよ。ああいったのはみんな好きよね。」

 わたしは吉本は好きだが、何もかもいくことは出来ないのでご無沙汰している。がここはひとまず、はいはい、そうですかと消極的にうなずく。



「團◯郎はへたね。吉◯衛門はいいわ。菊◯郎は息子の方がいいわ。」

 多少は納得いく話が続くかと思いきや、

「幸◯郎は嫌いやワ。」

 はいはい、そうおっしゃる方は多いですがわたしは好きですと内心しかる。

 見巧者でそういった方は多いが、昔は役者声一番といって幸四郎さんの声は一番いいといわれていたこともあったんだぞ!

「ばぁかめ!」
と河内山風に相手を見定める。

 まぁ、そこまではいつもの会話と似たような感じ。

 そのあと意味のないわたしのブログのように、長ったらしく話はつづく。


「藤◯郎はだめね。」

 カチン!!!

 これは、聞き捨てならん!

「海◯蔵は上手いわよ。猿◯助劇団も最高の演技だよ。」
と、ここまで来るとあいた口がさらに垂れ下がりあごが抜けそう。

 だが、まぁ、その方の好みなんだとあきらめる。

 金持ち(ではないが)喧嘩せず……である。




 先ほどまでがちゃがちゃ大阪という表現で小馬鹿にしていたご夫人。

 東京で宝塚と野球はいかれるという。

 宝塚はいけばおもしろいだろう。

 野球もおもしろいのだろうが、それも個人の好みや価値観の違いなんじゃないと冷めてるわたし。

 歌舞伎と吉本、ロックとクラッシック、大衆小説と古典文学、

 楽しむ分にはどれだけ違うのかとほくそ笑む。

 長い間つづくのはすごいことだとは思うが、時間を楽しく過ごす分には全く同じじゃない!

 …っていうか、上を並べてみたが、歌舞伎と吉本、ロックとクラッシック、大衆小説と古典文学の中でも、歌舞伎の説得力のないこと!

 歌舞伎って 単に、娯楽なのに!!!あはは ははは はははは はははは

 おばかだね、おばちゃん^^

 そんなに価値観付けて、どうすんの?

 それより芝居中寝るのはいいけど、飴の包み紙何度も何度もがちゃがちゃしないでね。

 あと、番付ぴらぴら。今回の番付の表紙は光ったブラックだから、ライトが反射するのよ。(怒)


 

 ところでこのご夫人を含めて お話したおばさまたちに、
「あなた、関東でしょう?」
と、決めつけられる。
「関西ですよ。」

 上のおばさまは、
「大阪じゃないでしょ。」
「はぁ…」
「神戸か京都ね。」

 あはは

 黒ベースの無柄の洋服と黒髪と初対面の方には標準語だからかな?

 何となく現在は奈良とも言えず、ここはひとまずうなずいておいた。

 あはは はははは
 



 いつもこういった会話の場合は逃げるんだけど、隣席とあらば災難としてしか受け止めるしかない。

 右を見ると舞妓八人が華やいでいる。

 あちらに逃げたい!と、女性のわたしでさえ痛感した。

 あはは はははは




 芝居前にはかなりお歳を召したおじいさまからお茶のお誘いをうける。

 そのおじいさん、かなり変わったファッションで高価そうだがなんだかおかしい。

 アンゴラ風の個性的なお帽子。

 重厚な上着だが、エンブレム付き。

 なんだか、アイルランド人のような身なり。お洒落を決め込まれ、いくら松竹座の近くとはいえ、難波では浮いたファッションだ。

 喫茶店を指さし、
「あそこの店に小さな子どもが三人入っていました。わたしは子どもが好きなんです。わたしは満州生まれです。お茶、飲みませんか。」
と、長ったらしいお誘いだった。(^^)

 丁重にお断りすると、
「失礼しました。ではまた、お会いしましょう…」
と杖を少し持ち上げて、微笑んでおられた。

 世の中、さみしい方が多いらしい。




 夜家族二人にご夫人やおじいさまのお話をする。

 すると娘曰く、
「お母さん、いつもよく話しかけられてるよ。」
「ニザさん(仁左衛門 )だから、にやけていたんでしょう。いつもより笑っていたんやわ!ひとりで!」
と、ちゃかす。

 あはは そういうことかも。

 娘の言うことも遠からずかも知れないと、納得&反省。

 今日はしゃき!っと参りましょうぞ、しゃき!!っと。

 それにしても昨日の芝居は良かったと思いだすとにやけてしまう。




            あーー、スッキリ

            こりで おしゃまい





  
 





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