(写真は山西省の『九龍壁』 2008.2月)
記録だけ 2008年度 40冊目
『世界の龍の話』 世界民間文芸叢書別巻
丸山顯徳 竹原威滋 編著
発行所 三弥井書店
平成10年7月10日 初版発行
平成11年3月10日 再版発行
223ページ 2200円+税
書棚から拝借して、『世界の龍の話』を読む。
龍や聖獣に感心のある私はこの本を見つけたときは、正直、嬉しかった。
日本の説話や奈良の龍にまつわる話は、のめり込んで読む。面白くて、興奮。
イランや中国、韓国。ドイツ、デンマーク、フランス、スペイン、バスク、南米などの知らない話が多く載せられている。実に楽しく、気分がいい。
文献を参考にしただけではなく、現地調査の上聞き語りを記録した物もあり、心ときめいて読んだ。
かなりお勧めの書で、秀作の一つ。
以前、行ったことのある「カルボン」というお店と東洋陶磁美術館です。
少し前に、友人と明日香に「エゴの木」を見に行こうと約束していたのですが、雨だったので行き先変更しました。東洋陶磁美術館では韓国や中国の壷に龍の絵のあるものがありましたよ。韓国の龍の方がお目目がどんぐりでユーモラスがありました。どちらも素敵でしたよ。
岡寺が龍蓋寺であるということですが、出てきましたか?また、奈良はため池が多いのでそこにいそうな気もします。私も読みたいです。
東洋陶磁美術館って知らなかったので、調べてみましたら、すごくいいですね。こういった所、好きですよ。特に中国や韓国の器は見てみたいです。ただし、家族は絶対に一緒には行きません!(爆!)
今、イラン関係の物も展示されているのですね。全く知りませんでした。牛のような器も、多分あったでしょう?あれは元は耳の所に、金の輪っか(イヤリング)がついていた物が多いのです。不思議ですね。
韓国の龍は目がかわいいのですか?それって、興味ありです。たまたまか国の違いか・・・。欧州と東洋だったら、ドラゴンと龍というように、悪と善(悪の場合もあり)の違いがあるでしょう・・・。龍って、結構楽しいです。
本なのですが、奈良の話もありました。岡寺の由来は5行だけ 出てきました。
奈良の話は他に
龍腹時、竜象寺、蓮長寺、
薬師寺、龍田地名、上品寺、
鐘ヶ淵、理減大師の大蛇退治、
タンのグチガマの主、明神池
などが載せられていました。
とても深く研究され、興味のわく良書でした。楽しかったです。もしよろしければ、一度楽しんでみて下さい。
ところで・・・カルボンって、どんなお店ですか。何だか美味しそうな香りが・・・。
博物館4時間強、その後、近代美術館も同じ日に行きました。それから、勧業会館で開催されていた古本市にいって、謡曲100番集、続100番集の二冊を購入。(嬉!)会場にはなかったので六角まで歩いていきました。赤尾照文堂という古本屋です。でも、この店、古本屋というより、古書店でした。この日はずっと一人だったので、びっくりするほどの高い古書に囲まれて、雰囲気に飲まれてしまいました・・・。(爆)でも、一人で良かった!!(爆!!)
帰ってからあわてて料理を作りましたが、結構遅い。家族全員が帰っていて、子供たちは料理を手伝ってくれましたよ。疲れた~。