乱鳥の書きなぐり

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東北院で「軒端梅」を見る  京都 京都市左京区浄土寺真如町 (5景)

2014年02月05日 | 観世流(続)百番集、日本古典文学大系(謡曲)、能楽関係本


   東北院


 東北院(とうほくいん/とうぼくいん)
 能楽では【東北】と書き、【とうぼく】と読む。
 京都市左京区浄土寺真如町にある時宗の寺院
 山号は雲水山。(かつては、法成寺に付属する天台宗寺院)
 東北院の境内に入る事はできない。なので、外から写真を写させて頂く。
 思いを馳せながら、結構長い間見つめていた 東北院
 もっと見ていたかったが、もしや、人から見れば不審者だなと案じ、立ち去った。

 

 

 藤原道長の没後、道長の娘(国母上東門院)の発願によって道長建立の法成寺東北の一郭に常行三昧堂として建立された。

 能楽『東北』は実際に楽しませて頂いた事がある。
 また、絵巻物『北野天神縁起絵巻』も好きな絵巻物の一つで、今年の一月にも読んだ私としては、道長の娘に関わりのある東北院を見る事は大変うれしく感じた。
 
 下の記録は、去年以前
  北野天満宮所蔵『北野天神縁起絵巻〈承久本〉』「平成記録本」全9巻 京都文化博物館 京の至宝と文化
  乱読記録2012年97:『日本絵巻大成21 北野天神縁起「承久本」』解説/ 岩波古典『菅原文草 菅家後集』

  『天神縁起の系譜』「北野天神絵巻」(承久本)から巻一、巻二 須賀みほ編



 

 
 この梅
 伝説として能・謡曲の『東北』として今日まで伝えられている。
 東北院においても『一遍上人和泉式部物語』『東北院弁財天縁起』などの文献が伝えられているそうだ。




 

 
 上は『観世流謡曲百番集』
 
 謡曲『東北』には 軒端梅 により、話が展開する。



  参考
 『観世流謡曲百番集』「東北」
 『謡曲百番集』「軒端梅」(岩波 新日本古典文学大系)
  ウィキペディア


 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
四種三昧,常行三昧 (SiSiです。)
2014-02-07 14:10:29
いや~またまた勉強になります。
常行三昧って、10m四方のお堂の中で、阿弥陀様の周りを90日間、ひたすら阿弥陀様の名前だけを唱え、心に阿弥陀様を念じながら昼夜24時間90日歩き続ける修行ですって。夫婦であればひたすら相手の名前を思って歩くと、相手の良さが見えてきて、仲良く幸せな人生が過ごせるみたい。コッこれは私には出来ない!

Rancho様のBlogでまたひとつ偉くなりました。ありがとうございます。
返信する
ありがとうございます^^ (Ranchoより)
2014-02-07 14:35:18
SiSiさん、うれしいコメントをありがとうございます^^
 
いやぁあ~~~(汗)何も知らず、ただただ能楽を思い浮かべたり、ほわほわほわほわ楽しんでいました^^SiSiさんを見習って、いや!SiSiさん見たいに賢くなって、色々な物を見聞したいのですが…好みが激しく、きれいやわぁ、すきやわぁでとどまっています。いつも色々教えて下さいまして、ありがとうございます。
ここのところのマイブームは、江戸時代の食文化です。コレを読んどくと、芝居の背景がわかりやすいかもという単純な理由です。江戸時代に限らず、SiSiさん、歴史おせぇえて下さいまし^^でございまする。

SiSiさん、すごく美しいですね。写真を拡大し、拝見させて頂きました。ありがとうございます。
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