気合い feat.昆布

牛と昆布の素敵な出会い

もう年末

2007年11月19日 | 小娘の思考
またいつもの年末焦燥がやってきた。

年末焦燥とは、私が毎年、年の瀬が近づくにつれて、仕事やお金や住宅問題、はたまた人類の未来にまで焦燥感覚えることを指す。

9月ごろからなんとなくそわそわし始め、今年はなーんもできんかったなぁなどとぼやき始める。そして「金がないからじゃー!!」などと勢いに任せてバイトを増やしてみたりする。今年だけ今年だけ・・・といって、新年を迎えるころには新しい自分になるべく、言葉のとおり寝る間もなく働き続けることになる。

今年も、例に漏れず、10月に入るころ、あるバイトに応募した。
しかし「面接の日は追って連絡します」の連絡電話を風邪で取ることができず、結局面接も受けることなく終わった。だが、いま考えてみれば、この生活にさらに深夜のバイトを増やすなど自殺行為以外の何ものでもない。ただでさえ休みがないというのに、さらに睡眠時間にまで働こうとしていたなんて・・・9月末の私は何を考えていたのか、私自身にもさっぱりなぞである。

しかしこれこそが、年末焦燥なのである。
特別に年末が忙しくなる仕事でもないくせに、新たに仕事を増やして、自らを追い込む。「正月まであとすこし」を合言葉に、この年末を乗り切る自分を褒め称えるためだけに仕事を増やすのだ。なんて愚かな・・・これを4年も続けていたかと思うと、あほらしくて涙が出る。

かなり細かい性格の割には、計画性がないのである。
計画通りに行かなかったときいらいらしてしまうから、と言い訳しておくが、計画を練るのは嫌いではない。ただ計画通りに事を運ぶことだけに集中すると、ある点にきたときもうすこしここは粘りたい と思っても、いやいやここで粘ったらあとが続かないよ などとその場その場の気持ちを優先できなくなるのがいやなのである。
例えば友達と旅行に行くとする。今日はAとBとCを観て回ろう という計画で出発し、Aがあまりにもおもしろく、もっと見ていたい!!と思っても、今日はあとBとCにいかねばならん となると、Aをもっと見たかったのに~ という思いがこの後ずっとついて回ることになる。そこで「最悪Cは明日でもいっか~」などとお気楽にその場を楽しめればよいが、A→B→C の行程を終えることだけに真剣になりすぎて結局どれも楽しめなかった ということになるのが嫌なのである。

ずいぶんと話が逸れましたが、なんか年末には私をあせらせるいろんな要素があるようなのです。
だから1年でいうと、秋から冬にかけての私はなんとなくそわそわしていていらいらいしていたりがつがつしていたり擬音語が多い感じである。
年が明けると3月ころまで、年末の緊張から開放され、空気がぬけたふうせんのようにプシューとなってふらふらとし、今年こそはこの浮遊感を維持するぞぉ~ などとにんまりしている。
4月からは周りに環境の変化がある人が続出するので、私も何か新しいことを始めてみようと アンテナが伸びまくる。この時期は積極的に映画を見たり、美術館に行ったり、めずらしくみんなと遊んでみたりする、なかなか活発な時期である。
6,7,8月と自分がいそがしくなってくる。また汗をかき運動をよくする季節なので、健康志向に火がつき、やたらとロハスな生活を心がけるようになる。この時期は心身ともに健康度が一番高い時期でもあり、お肌の艶度はマックスである。

そうこうしているうちに9月となる。
わたしったら、もう2○歳なのに、また同じことの繰り返ししかしてない・・・
→そして年末焦燥へと一気に加速していくのであった。


初めて自分の1年間について考えてみたが、やはり幼少期からの1年サイクルが深く関係しているようです。関係者の方々はもうお気づきでしょう。