日常

20160730 『MANSAI 解体新書 その弐拾六』

2016-05-26 09:27:17 | 芸術

【7/30土曜(13時開演―15時終演)】
に、世田谷パブリックシアターで年に1回開催される『MANSAI 解体新書 その弐拾六』があります。

芸術監督・野村萬斎さん、音楽家の大友良英(よしひで)さんと自分での3人の鼎談で自分も登壇させていただきます。
『MANSAI 解体新書 その弐拾六』 「場」~音と時空のポテンシャル~
(一般発売は6月19日(日曜)なので、まだ予約できません。。。)


圧倒的な量と質とで伝統芸能の未来を担い、個人的に最も尊敬するお一人である野村萬斎さん。
その方と同じ舞台に立たせていただけるのは本当に光栄です。
しかも、世界を舞台に前衛音楽を引っ張ってこられた大友良英さんとも同じ舞台で共演できるとは、さらにさらに光栄です。
生きててよかった・・・・(しみじみ)。


今回のテーマは、<「場」~音と時空のポテンシャル~>というもの。

野村萬斎さんは狂言師(能楽師狂言方)という立場では、国立能楽堂を初め様々な狂言の場で主役を張られています。そうした個人の場だけではなく、世田谷パブリックシアターという、伝統や芸術や演劇という大きく公的な場の主催も。
大友さんも、ギタリスト、ターンテーブル奏者、作曲家という立場では、音楽家としての場をつくられています。それだけではなく、アンサンブルズが作る場、プロジェクトFUKUSHIMA !や札幌国際芸術祭という、音楽が生み出すもっと大きな場づくりにも取り組んでおられます。

自分はからだ・こころの場の探究者として本職に携わっていますが、医療の世界を拡張させるため、芸術、音楽、農業、衣食住・・・色々な分野との接点を模索しています。医心方の勉強会も含め、色々な場づくりを心掛けているので、そういうことでお声かけいただいたような気がしています。


今、自分が多方面でやっている全ては、未来の社会や医療の場作りのためです。
自分は土壌づくり、場作りだけを懸命に行い、日々コツコツと土を耕し続けています。
まさに、この『MANSAI 解体新書』自体が大いなる場そのものです。もう25回も行われています。すべて見返しましたが、大いに示唆に富むものでした。






この話が決まる直前に行った劇団イキウメの芝居『太陽』も、シアタートラムでした。
公益財団法人せたがや文化財団、世田谷パブリックシアターと同じ場所だったのでした。
劇団イキウメ『太陽』(2016-05-16)

野村萬斎さん構成・演出の『マクベス』(2016/06/15‐6/22)も世田谷パブリックシアターに見に行く予定。本当に楽しみです。
○野村萬斎 構成・演出『マクベス』(世田谷パブリックシアター)
→世田谷パブリックシアターだけではなく、豊橋公演(穂の国とよはし芸術劇場PLAT)、兵庫公演(兵庫県立芸術文化センター)、札幌公演(札幌市教育文化会館 大ホール)、名古屋公演(名古屋市芸術創造センター)、びわ湖公演(滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール)、宮崎公演(メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場))と、日本中を縦断するようですので、みなさんもぜひ。



・・・・・・・・・

7月30日は、芸術、音楽、医療が溶け合い新しい時代の息吹を生むような、そんな面白い場にしたいと思っています。この場でしか体感できない奇跡的な2時間を、お客さんと共に自分も創造できれば、と。
自分よりも若い世代へいいバトンを渡せるように、そんな未来への夢や可能性を感じられる場に。


ちなみに、完全なぶっつけ本番みたいです。お洒落に言えば、improvisationです。
まったくの無名の自分が、諸先輩方の胸を借りるつもりで、楽しく深く真面目でおもしろおかしく愉快なトーク?舞台?になるといいなぁと、ワクワクしております。(^^


一般発売は6月19日(日曜)なのですが、是非みなさまご予定空けておいてください!
新しい何かが始まる場にします!(^^

世田谷パブリックシアター

『MANSAI 解体新書 その弐拾六』 「場」~音と時空のポテンシャル~

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芸術監督・野村萬斎と現代芸術のトップランナーたちが繰り広げるトーク&パフォーマンス
第26弾のゲストは大友良英、稲葉俊郎

様々なジャンルのトップランナーをゲストに迎え、芸術監督・野村萬斎とのトーク&パフォーマンスを通して、現代芸術の各分野に共通する必要不可欠なもの=「表現の本質」を探っていく人気シリーズ。
26回目を数える今回のテーマは「場」。アーティストの“場づくり”垣間見ます。表現・創作活動においてアーティストが依って立つ「場」の潜在的な力と、アーティスト自身がどのように向き合っているのかを考えます。

ゲストは音楽家・大友良英と、東京大学医学部付属病院 循環器内科 助教・稲葉俊郎という異色の顔合わせです。
大友は、即興演奏、ノイズミュージックからジャズやポップスの領域まで縦横無尽に活躍する音楽家であり、近年では連続テレビ小説『あまちゃん』で場面を彩る名曲の数々を生み出し、多くの人の胸を揺さぶりました。
循環器内科を専門とする稲葉は、民間医療、伝統医療にも精通し、医療の枠を拡張させた未来の医療の形を作るため、芸術、農業、民俗学など幅広い発信を続ける他、自ら能楽を学んでいます。
音楽家、医師、そして伝統芸能の継承者である萬斎が相対し、どのような話題が飛び出すのでしょうか。 ご期待ください。