うさ子とピョン太の話 ２４５

うさ子「秋ね！」
ピョン「まったくです」
うさ子「落ち葉」



ピョン「落ち葉」
うさ子「そうね」
ピョン「落ち葉に苔です」
うさ子「ピョンのお気に入りね」





ピョン「秋の苔もいいものです」
うさ子「どこがいいの、って聞いてはいけないわね」
ピョン「その通りです。すべていいのです」
うさ子「今、苔人気あるみたいね」
ピョン「コケブーです」
うさ子「コケブー？」
ピョン「苔ブームです」
うさ子「コケブーか、なるほどね、どこがいいんだろう」
ピョン「それはですね、小さくて完成されたものの魅力だと思います」
うさ子「小さくて完成された物？」



ピョン「そうですね、例えばドールハウス、盆栽、工芸品でも
　　　　小さく作られた根付とかは、小さくて完成されているので、
　　　　小さな宇宙感があるのだと思いますです」
うさ子「小さな宇宙感ね、よく分からないけど、小宇宙が有りそうなのは分かるわ」
ピョン「わー、気持ちいいです」



うさ子「あーそう」
ピョン「わーっ、」
うさ子「どううした」
ピョン「痛い」
うさ子「何よ！」
ピョン「くりのいがです」
うさ子「寝るときはよく見てからにして下さい、小宇宙の栗のイガね」



おまけ
寒くなってきました。
先日、日光連山に雪が降りました。
お身体を大切にお過ごしください。