ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

磨いた!

2010-01-19 | Weblog
水気という水気が大嫌いな猫型Booじーちゃ。
またもや、歯磨きを(かなり意図的に)忘れるようになってきている。


食後に必ず「歯を磨いてな」というおかんさまの声をヌルー(誤字にあらず)して。
トイレを経由しただけでリビングに向かうBooじーちゃ。
そこで待機しているおとんさまに、「テレビ見してもらえませんか」と自己主張するも。
もう一度歯を磨くように言われると。


「磨きました!」


大嘘である。
洗面台がキッチンに立っていても見えるところにあるのだが。
家族全員、トイレに入って出てきたとこしか見とらんぜ。


しぶしぶ洗面台に向かうBooじーちゃ。
えらく勢いよく水の音が聞こえてきたからといって、ダマされてはいけない。
尾籠な話だが、ほぼ総入れ歯のBooじーちゃ。
食後にきちんと入れ歯を洗うと、鮒が飼えそうなほどにご飯粒が出ること出ること。
それが綺麗さっぱりないってことは…。


水の観察しかなさっとりませんな。


おかんさま「はい、もう一度歯を磨いてきてな」


Booじーちゃ。「磨いた!」


…………。


だから大嘘だってば。


当初は、認知症の症状の一つとして「自分が次に何をしなければいけないのか」がわからなくなっているのだろうと。
穏やかに言って聞かせていたおかんさまたちであるが。
次第に化けの皮がべ~ろべ~ろと剥がれてきて。確信犯で知能犯なところがよーっく見えてくると。
叱りつけ方にも容赦がなくなってくるもんである。






おかんさまVS知能犯。まだまだバトルは続く。
人気ブログランキングへ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。