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どの政党と積極的に協力して自分たちの国を自分たちでどう創っていくか?-国民主権の民主政治ー

2008-10-20 20:16:12 | 国内政治
『蟹工船』ブーム
政治革新の可能性はらむ
フランスの識者が見た日本

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 小泉「構造改革」に始まる、歴代政権による新自由主義路線が日本社会に与えた影響をどう見るか―。小泉「改革」にかんする論文を発表しているベルナール・トマン仏国立東洋言語文化研究院(INALCO)助教授に聞きました。(パリ=山田芳進 写真も)

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(写真)友人にもらった『蟹工船』の本を手にするベルナール・トマン氏

 1965年生まれ。専門は日本の労働関係。立命館大学や東京大学で研究。現在、日本のじん肺訴訟について研究中。

 小泉政権は、官僚や、それとつながる自民党内の「守旧派」を批判することで、あたかも国民の利益を擁護するかのようにして誕生しました。そして、「郵政改革」のような大衆受けするスローガンで、これによってあらゆる問題が解決するような印象を国民に持たせることに成功しました。

庶民が目覚ます
 しかし、その陰で小泉政権がとったのは、トヨタなど輸出大企業を応援するための、派遣労働の拡大を代表とする規制緩和路線でした。当時、多くの国民は、それがどういう結果をもたらすか気付いていなかったのでしょう。

 安倍政権は、小泉氏の政策を基本的に継承しましたが、安倍氏には、庶民に語りかける言葉がなかった。それで、庶民は目を覚ましました。大企業が潤っているのに、その恩恵を自分たちは受けていないという現実に、気付き始めたのです。

 福田氏は自民党「守旧派」の「リベンジ」として登場しました。しかし福田氏は、貧富の差の拡大、年金・医療保険制度など、庶民が心配する大きな政治的課題解決のビジョンを示せませんでした。

 麻生氏も福田氏と同じ問題を抱えています。表面的には解決を約束しますが、「どうやって」という点が欠けています。

取り繕えぬ格差
 一九八〇年代以降、歴代の政権が、日本社会としてのまとまりを壊してきました。しかしそれは、政治家によるナショナリスト的な発言で隠されてきました。麻生氏もナショナリスト的な人物ですが、もはやそういうやり方では取り繕えないほど格差が広がってきていると感じます。

 ところが、民主党に政治的対案があるわけでもありません。一般国民の中には、政治はもうたくさんだ、という雰囲気もあり、ますます政治離れが進む状況が、もしかしたら今後長く続くかもしれません。

 そういう中で、『蟹工船』が広く読まれているのは驚きです。現在の日本の危機的状況がそうさせているのかもしれません。これは、新たな政治的革新につながる可能性をはらんでいると思います。

 外から見ていると、日本共産党だけが唯一明確な主張をしています。小さくても、勇気をもって現状を告発する存在は大事だと思います。

青年が対話「共産党と一緒に政治変えよう」

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「どうにかしてよ」 つどい&宣伝
札幌
 北海道内で活動する「日本共産党を応援し隊」(党青年学生後援会)は十九日、札幌市大通公園で宣伝しました。志位和夫委員長の国会質問を紹介したビラなどを配布。「若者を使い捨てにする政治を日本共産党の躍進でやめさせましょう」と訴えました。

 のぼりを立て、緑のカエルや水色のクマの着ぐるみも登場。「共産党さん頑張って」と通行人がビラを次々受け取りました。

 「運送会社にパートで働いています。休みの日でもお金がないのでここまで自転車で来ました」と話すのは石狩市の男性(24)。「一人暮らしをしたいけれど、給料が安いので無理です。共産党には暮らしを応援する政治をすすめてほしい」

 宣伝に先立ち、開いた「もう限界!どうにかしてよ、共産党!」とのつどいでは、切実な声が相次ぎました。

 建設会社に勤める女性(27)は「結婚を考えていますが、二人とも給料が安く、子どもも欲しいのにとても無理です。暮らしを守る共産党が伸びてくれないと困ります」。会社員の男性(23)は「人間を大切にして将来のことを考えている共産党に勝ってほしい」と話しました。

 つどい終了後、「福祉を守る共産党に加わります」と福祉施設で働く女性(35)が入党。「頑張りましょう」と握手を交わし、メンバーは元気いっぱい街頭に飛び出しました。

 衆院道1区の松井ひであき予定候補、畠山和也道政策委員長がマイクで呼びかけました。

トヨタ正社員「派遣の扱いおかしい」
名古屋
 名古屋市中区の大須観音前で十九日、民青同盟名古屋北西、東部両地区委員会が日本共産党の八田ひろ子衆院東海比例予定候補、木村えみ愛知1区予定候補とともに仕事の悩みを聞くアンケート調査とシール投票を行いました。

 ボードの「給料が安い」「長時間労働」「休みが少ない」などの項目に次つぎシールがはられました。

 「やりたい仕事に就けない」にシールをはった二十代後半の女性は、「介護の仕事に就きたいけど、派遣だけは絶対にいや。派遣社員だったとき、通勤費の上限が決まっていて月二千円も自腹を切らされた」と言います。

 八田候補が「いっしょに政治を変え、派遣労働法を抜本的にかえ、若い人たちが希望をもてる社会をつくりましょう」と話しました。

 「僕、志位さんが国会でとりあげた会社で働いているんです」と話しかけてきたのはトヨタ車体勤務の男性(24)。「職場では、国会で会社の名前が出たと話題になっています。自分は正社員だけど、派遣は三年ごとに移動させられるという。人間扱いされず、給料も少ない。自分もおかしいと思っていた」と話します。

 司法書士事務所で働く女性(30)は「月に休めるのは四日くらい。早く帰れて八時か九時。十二時を超す日が多い」と言います。

 同盟員が日本共産党の政策パンフレットを手渡すと、「自民党や民主党は国民の方を向いていない気がする。共産党は自分のなかで良いイメージがあるので、じっくり勉強させていただきます」。

老若熱論
これつて“カニコー”
反貧困
分科会・もつ煮・パレード…元気

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 貧困を生む社会を変えるため立ち上がろうと十九日、二千人が集った東京・明治公園の「反貧困世直しイッキ!」。会場では、無料のカレーうどん、もつ煮、焼き鳥、フェアトレード(生産者に適正な価格での貿易)のコーヒーなどが参加者に振る舞われました。

 企業組合あうんのもつ煮コーナーで、客を呼び込んでいた大学生(20)は、「前日から仕込みをやって煮込みました。これを食べて元気になってほしい」と話していました。

 分科会は、住まい、労働、社会保障、高齢者、女性、子どもなど十二のテーマで開かれ、二時間にわたって熱心な討論が行われました。

 住まいの分科会では、解雇と同時に寮を追い出される派遣雇用や、貧弱な公営住宅政策、悪質な不動産管理会社の問題などを議論しました。

 家賃の支払いが数日遅れただけで鍵を交換し、高額の違約金を請求した不動産会社「スマイルサービス」を提訴した男性(29)が「無断で部屋に不動産会社の社員に入ってこられ、住んだ心地がしなかった」と話しました。

 「使い捨てか、過労死か? これって“カニコー”(蟹工船) じゃん!?」と題した労働分科会には、大きな人だかりができました。

 作家の雨宮処凛さんが司会をつとめ、過労死した労働者の遺族、名ばかり管理職の若者、派遣、偽装請負などで労働組合に加入した人たちが交流。松下プラズマの偽装請負を告発した吉岡力さんは、「このたたかいは自分だけの問題ではない。人をモノのようにあつかう派遣労働を撲滅できると信じている」と語り、大きな拍手がおきました。

 生活と健康を守る会の男性(79)=新宿区=は、社会保障分科会で、生活保護の老齢加算の切り捨てとたたかっている生存権裁判について報告しました。「つながっていこうという集会の趣旨は、その通り。若い人には未来がある。頑張ってほしい。次の選挙で審判を下して、社会保障費の増額を勝ち取りたい」と訴えました。

(出所:日本共産党HP 2008年10月20日(月)「しんぶん赤旗」)
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