イージス艦衝突
軍事優先・隠ぺい体質
徹底究明が必要
志位委員長が会見で強調
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日本共産党の志位和夫委員長は二十八日、国会内での記者会見で、イージス艦による漁船衝突事故の防衛省の対応について問われ、「防衛省・自衛隊の軍事優先体質、隠ぺい体質は根深いものがある。この二つの大問題を国民の立場で徹底的に究明するのが国会に課せられた重要な仕事だ」と強調しました。
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志位氏は、「軍事優先体質」の問題について、イージス艦が漁船発見後も回避行動をとらなかったことや、艦長が「あの海域で漁船が多い状況だったことを理解していなかった」と話していることを指摘。「なぜこういう軍事優先の体質が生まれたのか、どういう実態なのか。徹底して究明する必要がある」とのべました。
「隠ぺい体質」の問題では、防衛省は当初、漁船を発見したのは衝突の「二分前」と発表。その後、「十二分前」と変え、その情報も丸一日公表しませんでした。また、海上保安庁にも断らずに、航海長の事情聴取を行い、その事実も伏せ、事情聴取の内容も「覚えていない」(増田好平防衛事務次官)と語っています。
志位氏はこうした問題からみえるのは、「都合の悪いことはすべて国民の目から覆い隠していることだ」と批判しました。
志位氏は一九八八年、海上自衛隊の潜水艦「なだしお」が釣り船に衝突した事故のときにも、潜水艦が回避行動をとらずに事故を引き起こし、その後も、航海日誌の書き換えというねつ造が問題になったとのべ、「軍事優先と隠ぺい体質が今日においても変わらず、いっそうひどくなっている」と指摘しました。
その上で、「真相究明の過程の中で、次の段階として、当然、石破茂防衛相の責任の究明が必要になってくる」とのべました。
航海長の参考人出席を
無断聴取解明へ井上氏 同席幹部も
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日本共産党の井上哲士議員は二十八日の参院外交防衛委員会で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」が漁船「清徳丸」に衝突した事件について質問し、政府の対応をただしました。
防衛省は事故発生後、海上保安庁に無断で、あたごの航海長をヘリコプターで東京都新宿区の同省に呼び、事情聴取。これには、石破茂防衛相をはじめ事務次官、統合幕僚長ら最高幹部が当たっていました。
石破氏は、自らが求めて大臣室で幹部とともに直接聴取したことや、航海長が自筆のメモを持って事情を報告したことを明らかにしました。
石破氏はさらに、清徳丸発見については、聴取の場では「二分前」という情報以外は報告されなかったとのべ、航海長自らが当直士官だった「十二分前」の発見という情報は示されなかったことも判明しました。
井上氏は、事故当事者の航海長を捜査開始前に現場から秘密裏に連れ出して会合するというやり方は問題があると指摘。「国民の疑問にこたえるためには、航海長や事情聴取した海上自衛隊幕僚長も政府参考人として国会の場で説明すべきだ」と求めました。
(出所:日本共産党HP 2008年2月29日(金)「しんぶん赤旗」)
軍事優先・隠ぺい体質
徹底究明が必要
志位委員長が会見で強調
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日本共産党の志位和夫委員長は二十八日、国会内での記者会見で、イージス艦による漁船衝突事故の防衛省の対応について問われ、「防衛省・自衛隊の軍事優先体質、隠ぺい体質は根深いものがある。この二つの大問題を国民の立場で徹底的に究明するのが国会に課せられた重要な仕事だ」と強調しました。
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志位氏は、「軍事優先体質」の問題について、イージス艦が漁船発見後も回避行動をとらなかったことや、艦長が「あの海域で漁船が多い状況だったことを理解していなかった」と話していることを指摘。「なぜこういう軍事優先の体質が生まれたのか、どういう実態なのか。徹底して究明する必要がある」とのべました。
「隠ぺい体質」の問題では、防衛省は当初、漁船を発見したのは衝突の「二分前」と発表。その後、「十二分前」と変え、その情報も丸一日公表しませんでした。また、海上保安庁にも断らずに、航海長の事情聴取を行い、その事実も伏せ、事情聴取の内容も「覚えていない」(増田好平防衛事務次官)と語っています。
志位氏はこうした問題からみえるのは、「都合の悪いことはすべて国民の目から覆い隠していることだ」と批判しました。
志位氏は一九八八年、海上自衛隊の潜水艦「なだしお」が釣り船に衝突した事故のときにも、潜水艦が回避行動をとらずに事故を引き起こし、その後も、航海日誌の書き換えというねつ造が問題になったとのべ、「軍事優先と隠ぺい体質が今日においても変わらず、いっそうひどくなっている」と指摘しました。
その上で、「真相究明の過程の中で、次の段階として、当然、石破茂防衛相の責任の究明が必要になってくる」とのべました。
航海長の参考人出席を
無断聴取解明へ井上氏 同席幹部も
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日本共産党の井上哲士議員は二十八日の参院外交防衛委員会で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」が漁船「清徳丸」に衝突した事件について質問し、政府の対応をただしました。
防衛省は事故発生後、海上保安庁に無断で、あたごの航海長をヘリコプターで東京都新宿区の同省に呼び、事情聴取。これには、石破茂防衛相をはじめ事務次官、統合幕僚長ら最高幹部が当たっていました。
石破氏は、自らが求めて大臣室で幹部とともに直接聴取したことや、航海長が自筆のメモを持って事情を報告したことを明らかにしました。
石破氏はさらに、清徳丸発見については、聴取の場では「二分前」という情報以外は報告されなかったとのべ、航海長自らが当直士官だった「十二分前」の発見という情報は示されなかったことも判明しました。
井上氏は、事故当事者の航海長を捜査開始前に現場から秘密裏に連れ出して会合するというやり方は問題があると指摘。「国民の疑問にこたえるためには、航海長や事情聴取した海上自衛隊幕僚長も政府参考人として国会の場で説明すべきだ」と求めました。
(出所:日本共産党HP 2008年2月29日(金)「しんぶん赤旗」)
飲酒運転ですよね。