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鳩山法相また失言!「志布志事件は冤罪ではない」ー社民党、共産党は罷免を要求ー

2008-02-18 00:38:54 | 国内政治
鳩山法相また失言!「志布志事件は冤罪ではない」

 鳩山邦夫法相(59)は13日、法務省で開かれた検察長官会同で、鹿児島県議選の公職選挙法違反事件について、「冤罪(えんざい)と呼ぶべきではない」と発言した。同事件では、捜査員による違法な取り調べが問題とされ、鹿児島地裁は昨年、被告12人全員に無罪判決を言い渡して確定している。「友人の友人がアルカイダ」発言など“失言”続きの鳩山法相だが、今回の発言を受け、野党からも「法相として不適任」とする声が上がっている。

 鳩山法相から、またまた“失言”が飛び出した。全国の地方検察庁の検察幹部を集めた会同での訓示の中で、鳩山法相は被告12人全員の無罪が確定した鹿児島の公職選挙法違反事件について「個人的な見解であるが」と前置きした上で、「志布志事件(選挙違反事件)は冤罪と言うべきではないと私は考えております」と発言した。

 この事件は、2003年の鹿児島県議選で当選した元議員が、同県志布志町(現志布志市)の集落で住民に現金を配ったなどとして公選法の買収などの罪に問われたもの。任意取り調べの段階で、鹿児島県警の捜査員が「踏み字」を強要するなどの違法な取り調べが問題とされた。鹿児島地裁は被告全員に無罪判決を言い渡し、検察側も控訴を断念している。

 鳩山法相は、この公選法違反事件と、2002年に強姦(ごうかん)容疑などで逮捕され実刑判決を受けた富山県氷見市の男性が服役後に無罪となった事件を比較。「氷見事件の方は人違いなので、冤罪ということでしょう」との考えを述べた。

 その上で、公選法違反事件については「あのようなことが起きたことは誠に残念。二度とああいう形にならないよう、努力しなければならない」と再発防止を訴えた。

 鳩山法相はこの日午後、「冤罪ではない」発言の真意について早くも釈明。「冤罪という言葉は服役後に真犯人が現れるなど、100%ぬれぎぬの場合を言う。(公選法違反事件は)社会通念上は冤罪といえるだろうけど、そうすると、すべての無罪事件が冤罪扱いになってしまうのではないかと思う」とした。

 野党は一斉に反発。昨年10月、日本外国特派員協会での講演で「友人の友人がアルカイダ」と発言し物議を醸すなど、“失言”が相次いでいる法相だけに、民主党の小沢一郎代表は「裁判所の判断を否定する発言で、法相として大変不見識だ」と批判。社民党の福島瑞穂党首も「鳩山氏は冤罪の理解が間違っている。有罪と立証できなかったのだから間違いなく冤罪だ。無罪なのになぜ『冤罪でない』とおとしめるのか理解できない」と指摘。波紋は広がりそうだ。

 ◆鳩山法相の問題発言 ▼ベルトコンベヤー 2007年9月25日、閣議後の会見で死刑執行について「自動的に客観的に(執行が)進むような方法を考えたらどうか」と、法相の署名なしでの執行に言及。執行の順番を決める方法を「ベルトコンベヤー」「乱数表」と表現し、批判される。

 ▼友人の友人がアルカイダ 同年10月29日、外国特派員協会で講演し、02年のバリ島爆弾テロ事件について触れた際「友人の友人がアルカイダ」と発言。

 ▼ペンタゴンから接待 同年10月31日、衆院法務委員会でいきなり発言を求め「田中角栄先生の私設秘書になったとき、毎月のように、ペンタゴン(米国防総省)がやってきて食事をごちそうしてくれた」。

 ▼兄弟で80億円の損 08年1月22日、閣議後の会見で世界同時株安について「私が40億円損しているということは兄も40億円損しております」「『兄弟同時損害』ということでしょうね」と危機感なく発言。

(出所:2月14日8時0分配信 スポーツ報知)

「冤罪でないとは?」 志布志事件被告が鳩山法相に申し入れ

 鳩山法相の発言について、記者会見する元被告支援者の一木法明さん=15日午後、鹿児島県庁 鹿児島県議選をめぐり公選法違反の罪に問われ無罪が確定した元被告らを支援してきた「住民の人権を考える会」(同県志布志市)は15日、「冤罪(えんざい)と呼ぶべきではない」と発言した鳩山邦夫法相に真意を問う申し入れ書を郵送した。

 申し入れ書は「真犯人の存在だけを冤罪の要件とするのは極めて狭い論理だ」などと同会の見解を記した上で、「率直な真意を明らかにしてほしい」と要請、今月末までの回答を求めている。

 鹿児島県庁で記者会見した会長で僧侶の一木法明さん(72)は「長期にわたる拘置で「実刑に等しいほどの苦痛を受けた元被告もいる」と指摘。「国会で追及されたから謝るのではなく元被告やわたしたちの気持ちも聞き、事件を理解した上で発言を撤回する配慮をしてほしい」と訴えた。

 鳩山法相は14日、衆院予算委員会で「元被告の方々におわびする」と陳謝、元被告らは発言の撤回と謝罪を求める抗議声明を法相に届けている。

(出所:産経新聞HP 2008.2.15 23:09)

 共産党の志位和夫委員長は17日午後、山梨県昭和町で記者会見し、鳩山邦夫法相が鹿児島県議選の買収無罪事件を「冤罪(えんざい)と呼ぶべきではない」と発言したことについて「あってはならない発言だ。反省が全く見られない鳩山法相の罷免を強く要求していきたい」と表明した。
 鳩山法相の罷免は社民党も要求している。

(出所:2月17日17時1分配信 時事通信)
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京都市長選-自民、公明両党と、民主、社民両党府連の推薦を受けた前市教育長・門川大作氏が初当選-

2008-02-18 00:26:22 | 国内政治
<京都市長選>多党相乗りの門川大作氏が初当選

◆京都市長選の確定得票数次の通り。

当158472 門川 大作=無新<1>[自][公]

 157521 中村 和雄=無新[共]

  84750 村山 祥栄=無新

  24702 岡田登史彦=無新
 
 京都市長選は17日投開票され、前市教育長の門川大作氏(57)が、弁護士の中村和雄氏(53)▽前市議の村山祥栄氏(30)▽洋傘製造卸会社相談役の岡田登史彦氏(61)を破って初当選した。門川氏は桝本頼兼市長の後継者として、市議会与党の自民、民主、公明の手厚い支援を受けたが、2位の中村氏とはわずか951票差だった。投票率は37.82%(前回38.58%)。

 06年4~8月に職員10人が逮捕されるなど、失墜した市役所の「信頼回復」が争点になった。不祥事の調査徹底を最重点に市政刷新を訴えた中村氏に対し、門川氏は不祥事対策も含めて現市政の路線継承を訴え、辛くも逃げ切った。【朝日弘行】

(出所:2月17日23時9分配信 毎日新聞)

京都市長選で「1000人削減」の門川・元教育長が初当選

 任期満了に伴う京都市長選は17日、投開票され、無所属新人の元市教育長、門川大作氏(57)=自民、公明、民主府連、社民府連推薦=が、弁護士の中村和雄氏(53)=共産推薦=ら無所属新人3人を破り、初当選を果たした。投票率は37.82%で前回(38.58%)より0.76ポイント減少した。
 選挙戦は市議会与党が相乗りで擁立し、桝本頼兼市長の後継となる門川氏と、共産が推す中村氏による非共産vs共産の「2極対決」に、前市議の村山祥栄氏(30)が割って入る構図で展開。門川氏は政府の教育再生会議委員としての実績や一昨年続発した市職員不祥事の一掃、職員1000人削減を訴え、「市役所内部候補」の批判をかわした。府連レベルも含めて推薦した4党は国政での対立を棚上げし、共産市政阻止を旗印に協調した。
 中村氏は同和行政の完全終結や国民健康保険料の値下げなど「市政の刷新」を訴えるとともに、門川氏の教育行政への批判を強めて無党派層への浸透を狙ったが、支持が広がらなかった。

(出所:2月17日23時11分配信 産経新聞)

京都市長、前市教育長・門川大作氏が初当選

 京都市長選は17日、投開票され、自民、公明両党と、民主、社民両党府連の推薦を受けた無所属新人の前市教育長・門川大作氏(57)が接戦の末、共産党推薦の弁護士・中村和雄氏(53)ら無所属の3新人を破り、初当選した。

 投票率は、37・82%(前回38・58%)で戦後4番目の低さだった。

(出所:2月17日23時2分配信 読売新聞)

 市長選での得票は、「オール与党」陣営が昨年七月の参院選比例得票の三分の一にとどまった一方、日本共産党推薦の中村陣営は一・五倍増となりました。市田氏は「国政でみられる自民・民主の『大連立』の動き、京都市政での文字通りの『オール与党』相乗り体制に対する厳しい市民の怒りが爆発した。

 全十一行政区のうち、中村氏は京都市北、右京、南の三区で第一位となり、左京区でも門川氏を約三千票上回りました。

 マスコミの出口調査によると、中村候補は「無党派層から最も多い39・3%を集め」、自民党や民主党の支持者からもそれぞれ12%、23%の支持を得ています。さらに、「二十代からは最も多い38・6%の票を集め」ました(以上「京都」)。

 開票当日、右京区で中村氏トップが報じられると、門川事務所内は「えー」「考えられへん」とどよめきに包まれ、泣き崩れる女性も。当選はしたものの、同陣営幹部からは「九百何票ですか、ここまで迫っているとは…」(谷垣禎一・自民政調会長、府連会長)、「三党と連合京都、経済界も巻き込んで、これだけの差しかないというのは、京都は全国で一番共産党が強い地域ですので」(田中セツ子・自民府連幹事長)などのことばが聞かれました。

 市長選では、選挙期間を通して、中村候補が論戦をリードしました。奨学金の返済肩代わりなど同和事業の特別扱い、京都の景観を破壊する市内高速道路計画の推進、三度値上げされて高すぎる国保料や教育格差の拡大が主な争点に浮上しました。

 中村候補は、現市政十二年間での負担増・福祉と教育の切り捨てが三百五十八億円にもなることを示し、同和行政の終結、高速道路計画の中止をきっぱり主張。国保料一世帯一万円引き下げ、最低賃金として「時給1000円条例」の提案は、ともに大きな共感を市民に広げました。

 中村さんが掲げたマニフェストと、水俣病京都訴訟を原点に弱い立場の市民の権利を守るために奔走してきた二十三年間の弁護士活動の実績と人柄に共感が広がりました。「刷新の会」には立場の違いを超えてこれまでにない広範な市民が参加しました。

 元京都弁護士会会長の出口治男さん(63)は「政治には疎い人間ですが、今回だけは中村さんを応援したい」と同「会」代表を務めました。弁護士や宗教者、開業医、労働組合などがそれぞれの分野で、相次いで「市政刷新の会」を結成しました。

 京都市幹部OBや現市長を応援してきた元校長らが現市政批判の勇気ある声をあげ、自民党後援会役員、「人生で初めて選挙応援する」という医師らが、公然と中村氏支持を表明して立ち上がったのも大きな特徴でした。

 広範な市民とともにたたかった選挙でした。

「相乗り」に市民反発
 「これほどの接戦になったのは、『与党相乗り』に市民が反発したからだ」(「京都」社説)。「相乗り門川氏辛勝」(「朝日」)。「読売」の出口調査では68%の人が相乗りを「好ましくない」と答えました。自民支持者で53%、民主支持者で80%にのぼります。

 市民の批判の高まりに、「相乗り・オール与党」陣営は、「中央と地方とは違う。だれもがこの人だ、と決めた。対立を持ち込むのは良くない」(民主党・福山哲郎府連会長)などと言い訳に終始しました。

 中村氏の応援に駆けつけた日本共産党の志位和夫委員長は、「『オール与党』の勢力が選挙のときだけ二つに割れて、形だけでも『にわか対決』をとることがあります。それを京都ではなぜできないか。京都の民主勢力、市民の力が強いからです」と指摘しました。

 さらに、選挙戦のなかで門川候補が市教育長時代、創価学会の正式の会議に何回も出席して、その意見を市の教員研修に採用していた事実も、当事者の発言で明らかになりました。(六日の門川陣営の政談演説会)

 門川氏は当選したとはいえ、「オール与党」四党が昨年の参院比例で得た約四十五万票から十五万余票にまで大幅に減らしました。有効投票の37%、有権者比13・8%、七人の一人の支持しか得られませんでした。

 大善戦・大健闘した中村さんは、大勢が判明後の会見で、「選挙戦を通じて寄せられた市民の苦しみ、痛み、何とかしてほしいという思いを受け止め、これからも市政を監視してがんばっていきたい」と語りました。

(出所:日本共産党HP 2008年2月19日(火)「しんぶん赤旗」)
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