ドアラネット

2016年12月08日 | 井戸端会議
今年のドラゴンズは怪我に泣かされたシーズンでもあった。
一番痛かったのは4/30の広島戦で右手の有鉤骨を骨折した高橋周平。
ファウルを打った際に「ブチッと音がした」と患部の異状を訴え、その打席で投ゴロに倒れた直後に交代。
今シーズン開幕から順調に期待に応えていた周平の離脱からチームの勢いを止めたかたちとなった。
それ以外にも主力の選手など怪我人続出し、チームは思い通りの選手起用出来ず、結果成績を残すことが出来なかった。
そんな暗いシーズンオフに、あの出来の良い?中日球団から思いもよらぬビックな選手を守るためメディカル面をサポートするプランが発表された。

【医師8人が竜戦士をけがから守る】「ドアラネット」

竜戦士のけがを予防したり、治療を効果的に進めるための画期的なネットワークが本格導入された。人気者にもあやかったその名は「ドアラネット」。球団と愛知・岐阜のスポーツドクター8人が情報を共有し、意見を交換しながらベストな選択肢を探る。「ドアラネット」を主導する中日病院(名古屋市中区)の中尾悦宏副院長(54)によれば、12球団では初の試みだ。チームは23日、同病院でメディカルチェックを受けた。
セカンドオピニオンどころではない。3つ目、4つ目、5つ目…。たとえば選手がけがをした場合、「ドアラネット」では医師8人と球団トレーナー、コンディショニングコーチの意見を総合して選手の治療法を決め、リハビリメニューを組める。システム構築の中心的役割を担う中日病院・中尾副院長が解説する。「けが予防に有効ですし、けが人が出ても治療、リハビリ過程でさまざまな医師の意見を取り入れられます。データの蓄積、共有も特徴です」
ドアラネットの構想は2014年にスタート。球団と病院が意見を出し合い、1年間かけて仕組みを築き、昨年運用を始めた。毎年行うメディカルチェック時のエックス線写真や、磁気共鳴画像装置(MRI)画像はシステム上に保存。すでに各選手の体の変化のデータを蓄え、実際に小笠原の左肘ケアなどに生かされている。
※11/24・中スポ記事より

今シーズンの故障者リスト
鈴木翔太 投手 左脇腹痛
呉屋開斗 投手 左肩痛
多村仁志 外野手 右ふくらはぎ負傷
石岡涼太 内野手 椎間板ヘルニア手術
浜田智博 投手 左手中指腱部分断裂手術
浅尾拓也 投手 右肩違和感
大野雄大 投手 左肘違和感
小熊凌佑 投手 右前腕打撲
ナニータ 外野手 左肘違和感
山本雅士 投手 右肘疲労骨折
ネイラー 投手 右肩痛
杉山翔大 捕手 左頭部打撲
高橋周平 内野手 右手有鈎骨骨折
ビシエド 外野手 左足首負傷
平田良介 外野手 右肩関節唇軽度の損傷
濱田達郎 投手 左肘尺骨神経剥離術
小笠原慎之介 投手 左肘遊離軟骨除去手術
桂依央利 捕手 左膝半月板縫合手術
etc.
上記以外にも僕らファンには知らされてない怪我が数多くあったと思われます。
これだけ故障者が続出すれば長いシーズン首脳陣は、やり繰り大変であったんだろう。
例年のペナントレースを見ても、やはり弱いチームは怪我人も多いことは分かってる。
それもあってか今シーズン最下位となったドラゴンズは一からの出直しを掛け、基礎であるメディカル面をサポートし、強かったドラゴンズを取り戻す新プランぶち立てた。

プロスポーツ選手は怪我との戦いです。
接触プレーを伴う野球も例外ではなく、怪我に強いことが一流選手の条件のひとつに数えられる。
腱鞘炎や捻挫などの軽度のものから、骨折や肉離れ、靭帯断裂などの重症化するものまであります。さらに長期化する腰痛やヒザ痛、肘痛や股関節痛などの関節痛のほか、様々なスポーツ障害があります。
たった一回の怪我で選手生命を絶たれることもあります。復帰が長期化して元の運動能力まで回復しないこともあります。完全に治せないために再発することもよくあります。
大切なのは、怪我をしないための予防、怪我をしたときの対応、早く回復させるための処置、慢性化・再発させないための方法などなど。
プロ野球の世界に入ってきた選手はエリート中のエリート。実力は紙一重。
選手個々が最高のパフォーマンスを心置きなく発揮出来るバックアップシステムは何時しか花咲くことでしょう。
球団の試みにgood jobです。👍

最後に2015シーズンだが、こんなメディカルリポートを目にした。
http://www.baseball-lab.jp/column/entry/265/



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