うらくつれづれ

折に触れて考えたこと ごまめの歯軋りですが

NHKと蒙古襲来

2013-01-21 18:19:56 | 政治・行政


NHKがまたやってくれました。

さかのぼり日本史という番組がある。蒙古来襲がテーマであった。NHKの番組の主張は、蒙古来襲は、北条政権がチャイナ情報を南宋出身の禅僧にたより、蒙古に関する情報が偏っていたため、蒙古に敵対的対応をしたことによるとした。そして、蒙古の申し出受けて支配下に入っていれば、蒙古侵攻を避けられ、平和が達成されたというものだ。

NHKの番組制作者とそこに出演していた中央大学の石井正敏という歴史学者は、頭が狂っているとしかいいようがない。

NHK示唆どうり、蒙古に屈した国が高麗だ。高麗は、どうなったか。これは、井上靖の小説「風濤」を読めばいい。高麗は、蒙古の支配により日本攻略のため大軍団を編成させられる羽目になった。実は、元寇で来襲したのは、蒙古の命令で編成された高麗軍を主力とする軍隊だったのだ。

大軍に編成を強いられた高麗の民衆は、その負担に塗炭にお苦しみを味わった。その腹いせかわからないが、対馬に来襲した高麗軍は、「男は殺害、女は集められて手の平に穴を開けられて縄を通され船縁に吊るされた。さらに、200人の少年少女が「強制連行」され、高麗王とその妃に献上させられる」という蛮行を働き、対馬住民を根絶やしにした。

もし、石井に言うように、蒙古に服属していたらどうなったか。侵略地の軍隊を持って更なる侵略を行なうというのが蒙古の世界共通戦略だ。これは、モンゴル人の人口が極小という与件から発する。蒙古軍は、幕府に南宋ないしベトナム侵攻を命じたに違いない。

こんな情報音痴が、当時の北条政権の世界情報欠如を嗤うのだから世も末だろう。中央大学で歴史を学ぶ学生はなんと不幸なことか。それ以上に、許せないのが、こんな歴史学者とも呼べない人物を、番組に登場させたNHKだ。

時あたかも、チャイナの尖閣侵略が常態化しているときだ。いつものNHKの狡猾な反日姿勢が現れたものだろう。受信料で、チャイナの宣伝工作に加担するNHKは解体するしかないだろう

最新の画像もっと見る

コメントを投稿