「第２回コンサイナー連絡協議会総会」が開催～競り市場活性への意見交換など

２５日、「第２回コンサイナー連絡協議会総会」が、北海道市場２階会議室（新ひだか町神森）にて開催された。


写真：第２回コンサイナー連絡協議会総会の様子

当協議会は昨年１０月に、「コンサイナー間の連携をはかり、意見及び情報の交換を行い、コンサイナーの資質向上と市場における環境の改善を図ることで、市場活性化と生産振興に寄与すること」を目的として設立され、今年度の市場前には北海道市場主催者と、市場の円滑な運営と活性化のための意見交換をするなど活動を行っている。

２００７年度の競り市場が終了して迎えた「第２回コンサイナー連絡協議会総会」では、オブザーバーとして静内青年部も参加し、今年の競り市場を振り返っての意見交換が活発に行われた。出席者からは、レポジトリー（レントゲンなどの情報開示室）に関する改善点（規程の見直しや購買者側への周知徹底など）、サマーセールやオータムセールに購買者が参加しやすい日程のあり方（価格帯別にするなど）、競り上げがよりスムーズになるように鑑定人やビットの技術向上、競れる場所を増設、競りを地域あげてのイベントにすべき、などの意見が出された。

今後は、各振興会や各青年部とタイアップしながら、市場開設者と懇談していく予定とのことだ。

ちなみにコンサイナーとは、セリ市場上場馬を生産者から預かり（一般的には２ヶ月）、＜馬の馴致と仕上げ＞＜宣伝活動＞などを行い、最高の状態でセリ市場へ引き付ける専門業者のこと。ちなみにコンサイナー（Consigner）を直訳すると＜委託者＞となる。
近年は、上場馬がコンサイナーを通じて上場される頭数が急増しており、セリ市場においての彼らの重要性がどんどん増している。

＜コンサイナー連絡協議会の役員について＞

会長：藤沢澄雄氏（エバグリーンセールスコンサインメント）

副会長：北嶋佳和氏（北島牧場）
　　　　　根本明彦氏（ハッピーネモファーム）
　　　　　前川則久氏（三石軽種馬共同育成センター）※５０音順

監事：西村和夫氏
　　　　広瀬　亨氏（チェスナットファーム）※５０音順

理事：上山泰憲氏（高昭牧場）
　　　　木村　薫氏（様似木村牧場）
　　　　高橋　司氏（ベーシカル・コーチング・スクール）
　　　　田中定彦氏（田中スタッド）
　　　　村田大作氏（大作ステーブル）※５０音順

by 馬市ドットコム