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八風のかぜにをかされぬ。(人生の羅針盤)

2024年03月15日 16時48分27秒 | 人生の羅針盤アーカイブ・法華経の実践と実証

八風のかぜにをかされぬ


やはり慢心は身を亡ぼす。

先日ある会社の破産管財人からの通知があり、

やはりそういう結果になったか、と確信した。

破産管財人(弁護士)から債権者である弊社に債務先の会社が破綻した

との破産手続き開始の通知が届いた。

有頂天は盲目になる

破綻した会社のその方は某会で役職好きで、

期ごとに進んで役を買って出ていた。

よく何々長など呼ばれて「チヤホヤ」されてよい気分に浸り

(このようなタイプの人はどこにでもいますね。)

有頂天になって、にやけた表情が目に浮かぶ。

その表情から察するに

さぞかし自分は偉くなったのだろう、と

優越感に浸り、勘違いして慢心を起こしていたのだろうか。

私は傍から観てその様な振舞いや言動はもとても恥ずかしいことだと観ていた。
(私だけでなく他の人もそのように思っていたかもしれません)

 

恐るべし慢心増上慢


危険な状況に陥っていることに気づいていなかったのだろうか。

会の役職におぼれ、毎夜の会食に浸り周りから「チヤホヤ」されて

たかだか2~3人でやっているような個人零細事業なのに

人に任せきりで事業も傾き、今回のような破産管財人から

債務整理の通知が届く羽目になったようだ。

このような例は枚挙にいとまがない。

魔は有頂天に棲む、

これも「他山の石」と捉え自らの振る舞いを正す良い教訓となった。

(慢心を起こすと見えるもの見えなくなり、聞こえるものも聞こえなくなり

鋭利な感覚が麻痺するのでしょう。)


深々と静かに、そして滔々と

つねに深々と謙虚に内なる自分を見つめ、なにごとにも動ずることなく、
水の流れるごとく静かに滔々と弛むことなく日々精進に励みたい。

八風に影響されない人には必ず諸天善神の加護がある

「賢人は八風と申して八つのかぜにをかされぬを賢人と申すなり」
『四条金吾殿御返事』(御書 1117頁)

世間の利害や毀誉褒貶(きよほうへん)に一喜一憂せず、
八風が吹いても微動だにしないのが賢人であると御教示され、

続いて、
「此の八風にをかされぬ人をば必ず天はまぼ守らせ給ふなり
と、八風に影響されない人には必ず諸天善神の加護がある
ことを明らかにお示しです。

【毀誉褒貶】きよほうへん

ほめたりけなしたりする世間の評判のこと。 
また世間の評判が様々であることのたとえ。 
「毀」は、そしる。 「貶」は、けなす


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