「貧困死」「孤独死」「孤立死」──いま、私たちが向き合わなければならない「現実」がそこにはあります。
◆暮らしやすいまちづくりをすすめる
私が、市議会議員選挙に立候補した時の「初心」の一つに、「社会的に弱い子ども、高齢者、障がい者が暮らしやすい街は、すべての人が暮らしやすい街」であり、そうしたまちづくりを住民のみなさんとすすめていく町田、鶴川をつくりたいということがあります。
たとえば、子どもたちの成長や発達を社会全体で支える子育て環境があれば、誰もが安心して子どもを産み育てられる社会になります。高齢者が安心できる住まいがあり、介護が受けられ、気軽に外出ができるための手段があれば、それは将来不安を取り除くことにつながり、安心して年を重ねることができます。肢体不自由の障がい者の方が暮らしやすいバリアフリーの街は、誰もが暮らしやすいのは一目瞭然です。
そして、「貧困をなくす」ということが政治家としての活動の柱であり、議会の質問でも、日常の活動でも意識してとりくんでいます。
◆まずは実態把握と調査から
先日、日本共産党の地方議員会議があり「貧困死」の問題ついて意見交換をする機会がありました。口火を切ったのはマスコミでも大きく取り上げられた立川市。「貧困死」の原因究明、実態調査をおこなっていくという話とともに「行政の不備を指摘するのではなく、どうしたら解決に向けて力を出せるのか知恵を出すのが大事」と発言されていたのが重要だと感じました。
「一人暮らしで、自分も孤独に死んでいくのかと思うと不安になることが多々ある」「私も含め知り合いの多くが最低年金や無年金の人たち。まさに『貧困死』という現実は隣り合わせ」という声を地域の高齢者からうかがいます。「貧困死」「孤独死」は別世界の話ではなく、すぐ隣の「現実」なのです。
◆「貧困死」をなくすため知恵と力をつくす
これをやればすべて解決という道があるわけではないと思います。まずは、行政がきちんと実態調査をおこない、医療や介護との連携など包括的な支援体制をつくりあげていくことが必要です。「貧困」を生み出さないための抜本的な対策をおこなうことがどうしても必要です。
そして、町内会や自治会をはじめ、地域の中での「つながり」も重要なセーフティネットとなります。
みなさんと知恵を出し合い、「貧困死」対策をすすめていきたいと思います。
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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