2012年町田市議会第1回定例会(3月議会)が終わりました。今年度から、新しい基本計画「まちだ未来づくりプラン」とそれを具体化した「新・5カ年計画」がスタートとなります。
「都市間競争に負けない」をメインスローガンにして、7月にオープンする新庁舎建設(総額230億円)を軸に大型開発の計画が進められようとしています。現庁舎跡地、原町田1丁目、小田急北口などの開発が計画されています。
「財政が大変だから」といいますが、「この大型開発計画にいくらかかるのか」と聞いても見通しすら示されていません。
過去の再開発事業では、追加の財政投入がおこなわれ、街や商店街が分断されるなどの問題がおこったと聞いています。私は、独自の魅力があり地域で経済が循環していく街、市民の生活を豊かにしていくために市民活動や文化・芸術活動が多彩にできる街にしていくことが重要だと思います。
市長は、「市民協働型都市」をつくるといいますが、実際には自治体が本来担わなければならないものを民間に任せていくというものです。それによって、保育園の民営化がおこなわれ、今後学校給食の民間委託などがすすめられようとしています。
「受益者負担の適正化」の名による市民負担増が強力にすすめられています。3月議会でも、「市立公園駐車場有料化」や「男女平等推進センター有料化」がおこなわれました。今後、学校開放やスポーツ広場の有料化、「ふれあいいちょう館」など高齢者福祉センターの有料化、学童保育育成料の値上げなどがねらわれています。
「市民協働」といいながら、市民活動をする前提が「受益者負担」というのはおかしな話だと思います。
「市民合意」を得られたとは言えない状況で、町田市立(野津田)陸上競技場整備に総額50億円の財政投入がおこなわれています。計画のずさんさから、駐車場の不足により新たな問題も起こっています。一方で、市民スポーツの活動場所を増やしてほしいという声は広がっています。
そうしたなかでも、日本共産党市議団が市民のみなさんとともに求めてきた認可保育所の増設、特養ホームの増設がおこなわれ、小中学校のエアコン整備も今年度で完了となります。
また、党市議団が提出した「電気料金の値上げによる国民負担増に反対する意見書」が賛成多数で可決されました。
引き続き、市民要求実現へみなさんと力を合わせていきたいと思います。
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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