何日か前の朝、うちのアパートの階段に、
蝉が白いおなかを見せながらひっくり返り、ピクリともせず、
しとしとと降る雨の中で、びしょぬれになっていた。
そのままゴミ箱へポイではなく、土のある自然にかえしたいと思い、指でつまもうとした。
驚いたことにその蝉はまだ生きており、条件反射のように私の指にしがみつき、
生きていることを意思表示した。
「私はまだ生きています」と
もうすぐ死んでしまう蝉さんなので、雨よけになりそうなシュッと生えている草の陰に
置物のように置いた。
手足に細かい雑草をひっかけながら、もそもそ動き、
でもきっといまごろは、土にかえったのでしょうね。
1週間ほど飼っていたあのカブトムシのように・・
蝉が白いおなかを見せながらひっくり返り、ピクリともせず、
しとしとと降る雨の中で、びしょぬれになっていた。
そのままゴミ箱へポイではなく、土のある自然にかえしたいと思い、指でつまもうとした。
驚いたことにその蝉はまだ生きており、条件反射のように私の指にしがみつき、
生きていることを意思表示した。
「私はまだ生きています」と
もうすぐ死んでしまう蝉さんなので、雨よけになりそうなシュッと生えている草の陰に
置物のように置いた。
手足に細かい雑草をひっかけながら、もそもそ動き、
でもきっといまごろは、土にかえったのでしょうね。
1週間ほど飼っていたあのカブトムシのように・・