2019/8/17  高校野球観戦

2019年08月17日 | ディサービス




 

 

今日の午後のクラブは、一部の人たちが小物作りの傍ら、高校野球の観戦をしていました。地元高校の3回戦出場なので、応援に熱が入ります。

最初点を上げていきこのまま勝利するかと思われたのですが、その後逆転され、4対3で敗退の憂き目にあってしまいました。

それにしてもよく頑張ったもので、みんな拍手していました。


平和の傘

2019年08月11日 | 福祉

次の詩は、間もなく迎える「終戦の日」に向けて作っちものです。

*******************************************************************

 

平和の傘  2019/8/12

 

 

猛暑続きの 日差しの下

墓前にぬかずく 老婆は一人

一心に手合わせ 祈りゆく

幾星霜の 頬肌に

一筋流れる 涙の後

 

夫婦(めおと)の契りも 束の間に

翌朝早く 出征の夫

必ず帰ってねと 帰還を念じ

見えなくなるまで 手を振った

舅や家族と 留守守る

 

勤めに励む 新妻に

間もなく届く 戦死の通知

泣きの涙の 戦争の妻

力は抜けて 虚脱して

茫然自失と 世をはかなむ

 

生きる望み 失いつつも

夫の子を 身籠りて

何としても 産み育てようと

空襲の中を 身を寄せ合い

家族の先頭の 主婦となる

 

辛い苦難を 乗り越えて

終戦語る 玉音放送

試練は続く 食糧難

身重の身にて 買い出しに行き

帰りの列車で 検問没収

 

再婚話に 耳貸さず

苦しい生活 分け合って

玉のような子を 出産す

位牌に見せて 貴方の子と

ついつい涙 流してた

 

70幾年〈いくとせ〉 過ぎていき

子も結婚し 孫産まれ

嬉しい思いも 子や孫は

経済戦争の 真っ只中

過労死に怯え 胸痛む

 

墓前に額ずく 老婆には

日差し遮る 平和の傘はなし

人類みんなが 願うのに

永久なる未来にも 永劫に

平和の傘を 待ち望む

 

今世に生きる 我らこそ

みんな手に持つ 平和の傘を

何者をも恐れず 高く掲げ

平和の傘の 期待に応え

人類の平和を 築いていく