神戸 - 川崎

川崎がボールを支配するが、細かくつなぐばかりでゴールへ向かっていかない。手数が多いとミスも発生し、ボールを奪われてしまう。正直なところ見応えのない試合だった。

杉本は足下がとてもうまくてボールを持った時に期待させるが、前へ進む力は見せられなかった。その点、途中から投入されたレナトはすばやく反転してシュートを打つことを行い、プレイの質が高いと感じさせる。

この試合はスタジアムで観戦し、何度訪れても立派なサッカー場でうらやましい。平日夜なので5000人という寂しい観客数は残念。

川崎 - 浦和

注目の上位対決。川崎が優勢に試合を運んでいたが、後半からは浦和も巻き返した。

川崎は攻撃陣が強力でありつつも、いまいちチームとして強さを感じないのは、粘って競り勝つことがあまり出来ないからだ。

選手交代が一人だけだったことも含めて、自慢の攻撃力も粘りがない守備も、監督の色が出ていると言える。見るほうとしては楽しい。

ボルシアMG - ボルシアドルトムント

ドルトムントの守備が酷すぎて、今シーズンはこのまま立て直せないのだろうと諦めの気持ちになってしまう。

開始直後に失点したこともショックだが、2失点目の守備の緩さは衝撃的だ。一人のドリブルに手も足も出ずに突破されてしまった。

シーズン序盤に降格圏をうろうろしていた順位も、今は中盤まで上がってきている。今年はここまでが精一杯で来年の欧州行きは厳しそうだ。

日本U22- マレーシアU22

引いた相手を崩せないのは若い世代でも同じ。手数ばかり増やして効果が低く、精度が少し悪いパスが出た瞬間にマレーシアに囲まれてつぶされていた。

それでもしっかり3連勝して次の予選へ進めたことは評価できる。中一日の厳しいスケジュール、ぐちゃぐちゃのグラウンド、悪条件でも結果を出した。

次の五輪はアジア枠が3つで、今の日本の若手の状況、そしてACLで勝てていないことを考えると、予選突破は非常に厳しい。若い選手の急に伸びる可能性に期待する。

日本 - ウズベキスタン

ウズベキスタンの方がスピードがあり、パスも回せている。前半の日本は青山のシュートだけが見所で、内容は悪かった。

後半は選手を多く交代したのでチームとしての出来は判断できない。本来のポジションと違うところに選手を配置したのは興味深い。

5得点、どれも見応えのあるものだった。宇佐美がドリブル突破したゴールはうまさが光る。