日々是後悔也 ver.3.60

備忘録代わりのちょっとした旅行記と書き物

古のカメラたち (M42とその子孫たち・ボディ編

2021-05-30 17:25:22 | Weblog

梅雨に入ってしまった上にMiniも不調で車が使えず。さらには緊急事態宣言と写真を撮りに行くには三重苦になってしまいました。

なのでやる気は起きず、休みの日はだらだらと動画を見て過ごす事態になっている@なかのひとですがいかがお過ごしでしょうか。

雨の日は何かとトラブルが付くのでいまだトラウマ状態です。

 

 

 

 

生来、いいかげん&怠け者な性格なのでだらだらとインドアで過ごしていても一向に苦痛ではありませんが、さすがにどっか行きたくなりますわねぇ。

晴れの日を狙って鶴舞線の3000系でも撮りに行こうかしら。

 

と、まあそんなこんなで

3月に七尾線遠征の時に大量に身請けしてきたジャンクたちもほぼ放置状態ではありました。

(レンズたちだけは嫌にならないうちに整備をしてレビューはしましたが

 

ボディに関してはそのまま放置だったわけです。

動画を見ながらある程度整備が終わったので(ネタもなくなったことだし)今回はこれをネタにしようと思います。

 

Kマウントのきっかけは

OGPイメージ

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この時に書いた通りなのですが、それぞれ身請けしてきたボディを見ていくとしましょう。

 

まずはYASHICAのTL-ELECTORO。

オールドレンズ1番といわれる(価格、入手のしやすさ、面白さ)スーパータクマー55㎜のM42マウントといっしょに飾って触れるボディを福井南店で見つけました。

モルトこそ死んでいるものの、プリズムに腐りとかカビなどはないので年代よりも程度のいい個体。

電池室を開けたら旧いボタン電池HM-Nがそのまま入っていました。(個人的に実物を見るのは初めて

当然フルマニュアル機なので電池がなくてもシャッターは切れますから、あまり気にはなりません。この頃のは堅牢に作られているのでシャッターが切れればほぼ壊れている個体ってのは見当たりませんね。

フィルムも通す気はないので空シャッターを切って遊ぶには十分かもしれません。

 

COSINAのCT1G。

まれにEXとかは見たことがありますが、初めて見る機種です。(そこまでむちゃくちゃ変る、というわけでもないでしょうからいいんですけど

80年代からによく見られた樹脂プラ製ボディですね。わたしの好みでリケノン45㎜を付けたので、さらにトイカメラ然としていますw

(計ったことがないので知りませんが)多分これ、500gを切ってるんじゃないでしょうか。

 

巻き上げレバー回り、シャッターボタン辺りにもコシナらしさが表れています。電源ボタンはなく、巻き上げレバーを起こすことによって電源が入り、シャッターが切れる仕組み。

凄くシンプルながらもカメラたる標準的なものは抑えた作りですね。

この個体に限らずでしょうが、樹脂に塗料は乗っていないので長年のやつれと人間の手の脂でてかてかになっています。

これも相まってトイカメラに見えてしまっていますが、こういうシンプルな構造であるがゆえに故障がほぼないのもまた事実。

フィルムカメラを始めるのなら、とってもいい教材ですね。

(コシナボディはあまり売れなかったこともあって最近は見つけるのが困難になりつつあります。昔はもう少しジャンクで転がっていたのですが、本家Kマウントのペンタックスより見なくなってしまいました

 

3台目は

RICOHのXR-8 super。

ボディは小松で、レンズは長浜で見つけました。レンズはリケノンPレンズではあるものの、このボディはプログラムが付いていないのでPにしても意味はありませんが。

このボディ、どこかで見たことありませんか? ガワが違うだけでオリンパスのOM2000、ニコンのFE10辺りのベース機とほぼ同じ。

そのどちらもコシナのOEM機なのでこの機体もそのベース機の1つでしょう。(そもそもボディに付けたリケノンも飾リングを変えたものがいろんなメーカーで出ましたし…

 

わたし個人ではこの機種は知っていたものの、初めて現実で見る機種。そりゃもう喜んで身請けしてきましたw

個体的には残念ながらすでに加水分解がかなり進んでおり、べたべたを取るためにウェットシートで拭いたところ、グリップ部にスタンプ印刷してある機種名がほぼ取れてしまったのはちょっと痛かったですね。

そのほか至る所の塗装が剥げまくって見るも無残なボディになってしまっています。

 

ファインダーも前のオーナーが強引に接着剤でニコンの補正接眼目当てを付けていたせいでボロボロに。

いや、でもなんでこれを新品で買った人はリコーを選んだんでしょうねぇ。(まあ、わたしのようなジャンクヲタにとっては美味しいネタなんですが

露出補正すらできないいたってシンプルな構造なのでボタン電池を入れたらあっさり動きました。

モルトも生きているのでたぶんフィルム入れても今でもこの個体なら使えるかと思います。

 

 

ということで青箱産のジャンクを3機種書いてみました。

そのどれもがごく最近まで青箱常連だったのですが、めっきり見なくなりましたねぇ。(まあ、だいたいはわたしのようなジャンクヲタが拾っていくんですが

個人的に¥2000を超えるような個体はよほど気にならない限りチョイスしませんが、よほどボロボロの個体でない限りこれからも拾っていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□きょうのジャンクボディ

 

今回の3機種、やはりシンプルな構造だけあってきちんと動きました。ヘタなデジカメよりもたぶん動く確率は高いですね。

ゼロとイチで書かれたものよりもフィルム、フィルムよりも乾板の方が保存には優れているといいます。(きちんと条件をそろえて、が基本ですが

カメラそのものに限らず、アナログなものの方が確実に動かすことが期待できます。

 

 

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