新世界旅客鉄道本部

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卒業式の思い出

2017年03月01日 12時45分55秒 | 昔の話
卒業式シーズンだから、僕の卒業式の思い出を書こうかと思う。
あれは僕が高校2年の卒業式。僕はこれまでの半生でたった一度だけ花粉症を発症したのである。
止めどない涙と鼻水。それはまるで、むせぶ声はないにせよ、大好きだった先輩との別れを惜しみ号泣するかのよう。
しかしである。僕の出身高校は、全国的にはきっともう珍しいだろう県立の男子校。
野郎しかいないうえに、上級生は敵(その頃はそう見えた)である。
野郎らのために泣いているのではないかと思われるのが、恥ずかしくて、涙を拭えば余計に泣いているようにしか見えないし、顔を見せまいと斜め下を見れば、グッと涙をこらえているように見えてしまい、同級生たちに盛大にからかわれた上に、親しくもない3年生に「頑張れよ」と優しく肩を叩かれたのは失態だった。

さらに遡ると、小学5年生になるまで僕は卒業式がいわゆる鬼門的なイベントだった。
1年生から4年生まで毎年、恒例行事のように貧血で気を失い、最後までいられなかったのである。
だから、知らない人もいるかも知れないけど、卒業式の呼びかけというやつを僕は5、6年生でしかやってない。あんなに前日まで練習して、暗記して、しかし本番に弱いのはその頃かららしい。

そんな思い出。

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