新世界旅客鉄道本部

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キャッチコピー

2017年04月26日 12時46分00秒 | つまらない日常
今時期は仕事が忙しく、帰りが遅かったり、休日出勤も多かったりで約一ヶ月間、更新が滞ってしまった。

そんな忙しい毎日の中、息が詰まる職場、気が滅入る仕事を前に荒んでいく心の慰みに時々、身の回りのモノに関するキャッチコピーを脳内で考えたりしている。
あからさまにサボるわけにはいかないし、一見すると真面目な顔で何か仕事のことを考えてるように見えるから、頭の中を切り替えたい時にちょうどいい。前はネットで見つけた難しいクイズや数学の問題なんかを考えたりしてたけど、解けなくて集中し過ぎてしまうんで、最近はもっぱらキャッチコピー作り。
僕はついついかっこつけたクサい言葉を使いたがる癖があるようで、一瞬、良いのが出来たと思っても冷静に考え直してみると、そのモノの特徴をまるで無視していたり、何に対するキャッチコピーなのか分からないことばかり。
例えば、「埋まっていないページが君の伸びしろ」
これは何について考えたキャッチコピーでしょうか?


答えは、いわゆる大学ノート。
考えついた時は、すごいの思いついた!とか内心興奮したけど、ノート一冊書き終わったら、もう伸びしろがないなんてちょっと切ない。あと、「君の」とかも普段使わない言葉だから、ちょっとむず痒い感じがしたりして…。

そこへくると、コピーライターという職業の人はすごい。
すごく好きなのがある。
デパートの婦人服か何かのキャッチコピーで、「恋が着せ、愛が脱がす」とかって。
あまりにその通りだし、それでいてストーリー性もあるし、美しいし、洋服の宣伝にもなってる!
ツタヤとかヴィレバンとか行くと、映画や雑貨の紹介ポップみたいなのをよく見かけるけど、あれだってとても僕には書けなさそうだ。
この前、見かけたレンタルDVDのポップには、「永遠に色褪せない人。彼はいつも笑ってた。」(横道世之介)とあった。また別のポップには、「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」(リップヴァンウィンクルの花嫁)と。もう感動。観てもいないのに。映画のキャッチコピーだったかどうかは知らないけど、スタンドバイミーのネット記事なんかでもよく見かける「12歳の頃の友達は、もう出来ない」みたいなやつも痺れるよ。ビッグフィッシュの「人生なんて、まるでおとぎ話さ」っていうのにも一瞬でやられて、DVD借りたら、映画自体も良くて。要は感動したいんだな。言葉でも映画でも。

まあ、僕がやってることは単なる脳内の一人遊びなんだけども、この一か月間、とある商品のキャッチコピーを1日最低一つのペースで投稿している。ちょうど公募していて、一人何回でも投稿出来るようなので、半ば嫌がらせと思われていそうだけど、本人はいたって真面目に投稿している。最優秀賞一名が、その商品をもらえるっていうんで下手な鉄砲もなんとやら。締切までもう少し。今日も頑張って考える。