新世界旅客鉄道本部

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日常の感想を。
つまらないこと限りない日常に味わいを。

秋キャンプに行ってきた。

2017年11月24日 01時17分55秒 | つまらない日常

秋キャンプ。その感動は、夏のキャンプを上回るほどだった。
11月も後半に差しかかろうとしていた先週末は冬の訪れを思わせる寒さで、日中はまだしも夜間、外とテントで過ごす寒さは非日常の体験そのものだった。
インナーはヒートテック、ネルシャツの上にスウェット、その上にダウンを着て、さらにフリース。それでもまだ寒いから、予備で持って行ったドカジャンを着て、ニット帽を被り、マフラーをする。
夜食に食べたいものがあったので、晩御飯は早めに夕方5時。
作ったのは、ビーフシチュー。野菜類は家で切って行き、肉は途中で買った。現地では煮込むだけ。
道具は、中古で買ったツーバーナー。
レンタルも出来るけど、やっぱり自分のがあるっていい。
男は結局、道具が好きだ。

食べると体がやっと温まって、頬に触れる冷気の気持ちよさ。
鍋を洗っていると、近くの茂みに狸が駆け込んだ。
もっとよく見たくて急いで追いかけたけど、もういなくなってた。

温泉に浸かって、戻ってきたのが午後8時。
楽しみにしていた夜食はチキンラーメン。
昔々、近所の川原で父親と勝手にキャンプをしたことがあって、その時に星を眺めながら食べた夜食のチキンラーメンのおいしかったこと。
ちなみにその時も早め晩御飯で、ボンカレーを食べた。チキンラーメンとボンカレーには楽しい印象しかない。
だから、今回、星を眺めながらチキンラーメンを食べるのが目的の一つだったし、実際やってみたらやっぱり最高だった。

午後10時には寝袋に入り、いつの間にかうとうとし始めた。
寝ているのか、起きているのか、そのちょうど間くらいの状態で耳を澄ます。
どこかのテントでは、いつまでも盛り上がっているらしく、笑い声が聞こえてくる。
風が強くて、木の葉が揺れる音はまるで雨が降っているかのよう。
時々、ガサガサっと、テントの外に置いたごみ袋を漁るような音がする。
夕方見た狸か、風の音か…。

どうでもいいことだけど、怖い夢を見て、夜中の一時くらいに一度目を醒ました。
暗殺拳の使い手、「千人殺しの熊」を名乗る男に追いかけられ、プレハブみたいな小屋に逃げ込み、ドアに鍵をかけたところでカーテンを閉めなければ窓から室内が丸見えであることに気づく。「急いでカーテンだ!」
カーテンに手をかけた瞬間、窓の外からこちらを見ている千人殺しの熊と目が合ってしまった僕は、叫びながら目を醒ましたのである。
心臓が止まるかと思った。

それはさておき、昨夜の風のせいでテントの外は落ち葉だらけ。きれいな赤。


どうやら本当に狸は来たらしい。

朝食は、昨日のビーフシチューの残りと、パンを焼こうとして失敗した生地にチーズを混ぜて焼いたものと、コーヒー。

失敗作ではあるけど、味はおいしかった。

今回も僕のナバホは一際目立っていい感じだった。

これは、本当に買って良かった。
そして、キャンプが新たな趣味になったことは今年一番の収穫と言ってもいいなと思う。
次のキャンプは春かなぁ。

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