吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

建築物関係の行政指導 (2)

2006-03-09 12:48:36 | Weblog
2/3の投稿で審査機関とのアツレキについて書きました
早速 ある市側から 町作り条例の件で 竣工の検査で指摘を受けた
 
国の法律でハートビル法という法律ができて その後 県条例でチョットきびしい法令ができたのは良いとして さらにもっとキビシイ条例を市側として作ってしまったのだ

後だしジャンケンみたいなもので人が一生懸命検討して作ったものを それをタタキ台にして改良?を加えるものだからたまったものではない あれもこれもとより
付加して作られる
本当の福祉といえるのかどうか・・・  どんどん金のかかる方向へ向かうのは必然
それを守ることが目的化すると何のための条例か・・・必要ないものを設置などということも起ってしまうのである
今回はそういうなかで各階に低リップ型の小便器を指導していたのに或る階には壁掛式の小便器しか無いではないか ”床置き式か低リップ型に取り替えよ”
という指摘である
検討するとタイルはやり変え配管はもちろん 簡単ではない
で 市にお願いにいった  担当は若き女性
少し言い争いになった
市 : 指摘していたじゃないですか!
私 :確かにそう 認める でもこの階の既存側には付いているし 法は満たして  いる 新築ゾーンに設けなければいけないとは書いてないし デパートみたい  に幼児がくる施設ではないし、もともと各階につけることが必要はなかった
市 :でも約束でしょう
私 :それは認める でも必要もありそうも無いものを 壊して再度やりかえてもらうのは 職人さんに対してしのびない  ほんとうに必要と思いますか? 

市 :一存では決められないのであとで連絡します

でいったん帰社して 待つ
1時間ほどして 連絡があり 了解しました つまり コノママでよいと なった

感謝 感謝 市も話せばわかる たかが これくらいでと もう 言うことを聞いておけ となるが 私も現場も ひいては施主のためにも ほんとによかった
やっぱり 誠意は伝わる 
ほんとは菓子でももって感謝に行きたいところ でも市 に菓子折りはね~
 
ありがとう  建築事務所の担当も一緒にいったとき、うまく調整してもらいました 今後のリスクもあるのに どうもどうも 感謝でした


コメント (4)
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