単独走を愛するジジイランナー

趣味のマラソンを生活の中心に置く人生観をデイリーに綴る日記

人材コンサルタントの道 5

2018-10-14 | エトセトラ
ついに、成果がでないまま年越し。運命の契約解除まであと2ヶ月以内となりました。
勿論この間、多数の転職希候補者と面談し、スキルを確認、企業側へ紹介という業務
は、継続しておりました。埼玉県にある大手企業からの求人をある候補者に紹介、
面談して企業にエントリーすると、直ぐに人事から書類選考通過、直ぐに面接に
来てほしいとの連絡がありました。候補者に指定された日時に会社に行ってもらい、
面接を受けてもらうと、その数日後に企業側から即刻採用したい、内定を出すので
候補者に条件提示して留保してほしいと言ってきました。人材を見つけて、紹介、
面接、内々定まで2週間足らずで、2回実施する面接が1回、かつ、最終面接前に
提出する小論文は、候補者からの内定承諾後でよい、いう事になりました。
まさかの急展開に驚いていると、面接が進行していた大手外資系食品関連企業
に紹介していた候補者にも内定が出て、契約解除となる2月中に2件の内定が
取れ、首の皮1枚で契約継続が決定しました。
この時感じたこと、それは、人生には浮き沈みがあり、マイナスがあれば、
必ずプラスとなり、全体で均衡される、しかしそのためには、不断の努力と
労力を怠らないこと、しかし必要十分条件などはない、と理解すること、
でした。

人材コンサルタントの道 4

2018-10-11 | エトセトラ
季節も秋になり、内定も出ないまま時間だけが空しく経過していきました。
その後数人の候補者が数社の企業で数次の面接をくぐりぬけ、最終面接に進むことができました。
しかし、その全ての候補者が最終役員面接でNGとなり、成果がでないままとうとう丸1年が経過
しました。契約は初年度は1年+3ヶ月(暫定延長期間)となっているので、契約解除月は次年度の
2月末までということになります。成果がでないまま年を越しました。
この仕事は、ともかく人材を見つけて企業に紹介しないと成果は出ません。
一所懸命仕事をしないと、結果もでません。しかし幾ら一所懸命仕事をしても成果は約束されません。
つまり仕事するという必要条件はあっても、内定入社という結果はコンサルタントが決められず、
企業が決定するので、これだけ仕事をすれば、十分な結果が約束されるなんてことはないのです。
つまり必要条件はあっても十分条件などない、ということです。
これは実はマラソンに非常によくにています。
マラソン競技で自分なりの結果を出すためには、長期間大会のための練習をしなくてはなりません。
42キロとなるとフロックでは走れません。しかし、一所懸命練習しても体調の変化、病気、
ピーキングの失敗などで必ずしも練習したから期待する結果が約束されるというものではありません。
人材コンサルの仕事によく似ている、と感じました。(つづく)


人材コンサルタントの道3

2018-09-30 | エトセトラ
人材会社との契約入社後の6ヶ月で一定の契約を取れないと、常勤でなく非常勤待遇となる
契約となっています。常勤は、オフィスで自分専用のデスクとパソコンを与えられます。
非常勤は、原則的には自宅で作業に励み、オフィスでしか処理できないDBなどの処理に
来社します。非常勤となると、簡易的な長いテーブルに数台のパソコンが並び、簡易椅子
に座って、隣とのスペースも殆どない働きにくい環境での作業を余儀なくされます。
会社側は、常勤が正当で非常勤はついで、と考えているために大きな労働環境に差を
付けているのです。年が明けて春が過ぎ、初夏にかかるころ6ヶ月を迎えました。
5月中旬を過ぎるころ、社長からメールが入り、来月から非常勤となる旨通知されました。
一定の成果を上げることができなかったからです。時間がえらく速く過ぎる感じでした。
夏を迎えました。この頃運よく外資系企業の営業職で運よく内定が取れました。
初めての成果で有頂天でした。これが決まると、あと1年契約が延長されます。
しかし思いもよらない方向へ事が進むことになります。
この内定者が辞退を申し出てきました。このことを企業側に伝えると、人事担当者は
私に電話口で怒鳴り、自宅まで行って説得して来いと、取引企業とは思えない態度と
口調で私を罵りました。内定辞退者の辞退の理由は、彼なりにその後当該企業を
調査して、企業グループ内での営業競合が起きており、顧客の取り合いや情報共有が
されていないずさんな体制であることが理由でした。そんなことは企業側に説明できない
ので、他社でのより良い条件の内定オッファーが出たためと説明しました。
私の営業成果は、元の黙阿弥に戻ってしまいました。(つづく)

人材コンサルタントの道2

2018-09-29 | エトセトラ
12月の最初の1週間は、何もできずに経過、指導役の役員に積極的に電話をかけまくらないと
取れる契約も取れないぞ、と発破をかけられる始末。この会社は12月の最終営業日に
忘年会をすることになってる事を聞く。例の役員が、この調子で行くと、忘年会は君の
送別会を兼ねることになるな、とパワハラ。この年でパワハラを受けても屁でもないが、
いや~な気分になるのは当然だ。友人、知人に電話をかけまくり、紹介してもらえる企業が
ないかも確認、数人から数社の紹介を受け、人事に電話すると、紹介があるとすぐに応じて
くれるのだ。持つものは友人と、感謝。それでは追い付かないので、四季報を見たり、転職サイト
を見て求人がありそうな企業を調べ、人事に電話。もう営業日があと数日にせまり、ノルマが
まだ達成できていない。あ~、これまでかと観念すると、社長が現れ、12月は営業日も少ないし、
不利だと承知しているので、数社契約ノルマに達していないが、ノルマ達成とします、との
コメントがあり、何とか皮一枚で最初の一月のノルマをお情けでクリアすることができました。
次は入社6ヶ月のノルマの達成に向けて突進することになるのです。
例の役員からは、よかったねぇ、これで安心して忘年会も出られるし、年始も迎えられるね、
と言われる始末でした。(つづく)

人材コンサルタントの道

2018-09-23 | エトセトラ
2社面接を終了した人材コンサルタント企業の内、家からの利便性がよい方に行きたいと
思っていましたが、採用になるか分かりません。1週間ほどすると希望でない方の企業から
会社を訪問してほしいというので、気が進まなけれど、企業訪問してみました。
2代目社長という中年の男性が出てきて、パソコンで、何か検索してみてほしい、
というので、その社長の前でインターネットにアクセスして適当な検索をしてみました。
すると、合格です、と言われます。入社の意思も出していないのに合格と言われ、
別の部屋に連れていかれ、入社後の詳細を説明されました。一旦保留し、帰宅。
希望の会社からの連絡はなく、数日待つも連絡がないので、合格を出された企業との
契約をすることにしました。その後数日すると、希望の企業から合格との通知が
来たのですが、すでに契約終了していたので、希望の会社には断わりをいれました。
その年の12月から出社することになりました。12月は営業日が少なく、一般的に
会社は何かと忙しく、年末のための諸行事を控えています。
最初の1ヶ月(実働は3週間足らずです)のノルマは、新規または休眠企業での
新規取引を10社取ってくることでした。方法としては、中途採用を実施している
企業を調べ、採用エージェントを使っているかを確認し、契約内容を説明して
新規求人紹介の契約を取る、というものです。
大多数の会社の反応は、お断りでした。紹介もない怪しげな人材紹介企業から
電話があっても人事は結構です、すでに多くのエージェントと契約しているので、
これ以上増やしたくありません、何?成功報酬としてそんなに取るのか、お断り、
電話口の人事担当者から絶叫されたこともありました。
1週間が空しく過ぎ、1社の契約も取れない始末でした。(つづく)