Knitting Academy

編み物と音楽を中心とした趣味の記録です。

nano headーその2

2011-06-23 23:18:30 | 編み物

先日ご紹介したnano headですが、1名の方だけですがレイアウト図についてご質問をいただいたので、以下に全体図(修正版)を載せておきます。

nano_head

このレイアウト図だけではnano headは作れません。必ず回路図を入手してください。検索すればすぐに手書きの回路図が見つかります。十分に回路の解析をしないと作れない親切設計です。

抵抗は、ほとんど定格1/2Wの酸金抵抗を使っています。一部、1W, 1/4Wのカーボンを使い分けています。コンデンサは必要と考えられところには250V以上耐圧のものを使用しています。ネットで見ていると、他に自作されている方には私から見ると、ここは微妙かも、と思われるところに100V以下の耐圧のものを使用されている方もいらっしゃいます。ただ、私は臆病者なのでどうも手が出せません。個人的な意見ですが、安心料だと思って耐圧は守った方が良いかと考えます。また耐圧値が高い方がサイズが大きくなりますので、このルールを課すことで基板という限られた面積にパーツを全て乗せられるかというゲームに更なる面白みが加味されます。

この図をみて製作しようと考えている方。しつこいようだけど、感電などには気を付けてください。私は責任を負えません。特にケースに入れる時、基板の高電圧部分とケースが通電しないように細心の注意を払ってください。とにかく自己責任でお願い致します。

あと、どなたか間違ってるところに気付いたら知らせてください。よろしく、お願い致します。


縫いました

2011-06-20 22:45:16 | 編み物

良い歳して肘を4針も縫いましたよ。いや、縫われたというべきか。

先週の木曜日、電車に乗り遅れそうになって階段を駆け下りたら、雨で濡れていたせいか見事に滑って転びました。2、3段先に腰から落ちて仰向けに。頭を打たなかったのが、せめてもの幸い。非情にもドアを閉めてホームから離れて行く電車を横目で見ながら、遅れてきた激痛と戦うはめとなりました。

なんか落としどころの無い話だね。怪我するなんて久しぶりだったので、何となく記録。


nano head完成

2011-06-04 22:05:18 | Weblog

nano headはZ.Vex社が販売している世界一小さい真空管ギターアンプです。なんと1590Bというエフェクターによく使われるサイズのケースに収められています。とは言っても、真空管と出力トランスは外に出てますけどね。ちなみに出力は0.5Wです。

さて、今回のお題はネットに流れているnano headの回路図(不完全)を補完し、このアンプをコピーすること。それも、面倒くさいのでプリント基板は起こさず、ユニバーサル基板で作成するのが目標。両面スルーホール基板を使うこととし、とにかく集積度を極限まで高めたパーツ配置をパズル感覚で考えました。裏面に背の低い1/4Wと1/2Wの抵抗を全て配置し、表面のスペースを確保しました。その結果、最低限30 x 15穴あれば出来そうななところまで分かりました。あとは現物合わせで何とかしよう、といういつものいい加減な調子で作り始めたんですが、やっぱり最後にケースに収める段階は、苦労しました。

実は始めラグ板で作れないかとかおかしなことも考えたんだけど、さすがにどうやっても無理。結構おもしろいアイデアだと思ったのだが、残念。

で、色々ありましたが、完成したのが以下の作品。

P1010801

手前のピックと較べてもらうと、その小ささが分かってもらえるのではないかと思います。中身はこんな感じで、スパゲッティ状態。中心の方から半田付けするとか順番を考えないと、後が苦しくなります。

P1010796

部品配置はDIY Layout Creatorっていうフリーソフトで一応書いておいたんですが、ピン配置を間違えていたりして電源回りは後から結構修正してます。

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裏面は比較的、簡素ですな。真ん中より少し右と、その並び右の方に透明なところがありますが、ここに青色LEDが仕込んであります。電源を入れるとインジケーター代わりに真空管を下からライトアップするギミックです。これもどこかの人のパクリ。

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そうそう、肝心の音ですけど、スイッチを切り替えることでクリーンサウンドからディストーションサウンドまで多彩な表現が楽しめます。特にディストーションが素敵です。音量も最大出力0.5Wとは云え、ボリューム全開にするのには勇気がいるくらいです。ただ、ちょっとノイズが大きいかな。セッティングによっては気になるかも。これは私の作り方の問題なのかも知れませんが。

最後に、真空管を駆動するには一般に高電圧が必要です。このアンプもAC/DCアダプターから供給された12Vを200Vに昇圧しています(回路はこちら)。もし作るときには感電にくれぐれも注意してください。