限りなくmoonshine...

GarageBandなどDTMネタとバンドネタと甘いもの中心に。たぶん。

クラムボンはわらつたよ。

2007-07-06 02:52:37 | Favorites

あかいめだまのさそり
ひろげた鷲のつばさ
あをいめだまの小いぬ
ひかりのへびのとぐろ
オリオンは高くうたひ
つゆとしもとをおとす

アンドロメダのくもは
さかなのくちのかたち
大ぐまのあしをきたに
五つのばしたところ
小熊のひたひのうへは
そらのめぐりのめあて


宮沢賢治の「星めぐりの歌」。
著作権が消滅しているのだが、これを、Guppy and the Droppings のボーカル&
サブキーボードと飛び道具担当、または cat-o'-nine tails のキーボード担当である、
kuroneko さんがカヴァーしている。
カヴァー、といってもそこはそれ kuroneko さんのこと。
軽く作ったと言う割には非常に独特な世界観を感じずにはいられない。
GarageBand Users Club にアップされているので、是非聴いてもらいたい。
「星めぐりの歌」はこちらから

小学生だか中学生だかの頃、確かに宮沢賢治は読んだ。
でも、たぶん「読んだ」というだけで何も感じていなかった。
そもそも宮沢賢治が作曲もしていたなんて{知らなかった|忘れていた}のだから。
今まで、何を以て宮沢賢治を「知っている」と言っていたのだろうか。自分。

この曲で、いろんな意味で影響もショックも受けたので、改めて文庫本を買った。
新潮文庫の「銀河鉄道の夜」。
どうせ買うなら、やっぱり好きなのが多く入ってるのをと思って。
「セロ弾きのゴーシュ」も「注文の多い料理店」も、勿論上記の「双子の星」も
収録されている。
でも、この「銀河鉄道の夜」ですら殆ど内容を覚えてなかったことに目眩がした。
「好きな」のではなく、タイトルを「聞いたことがある」だけではないか。

今更、だけど1つ良かったこと。
ガキの頃に読んだときには何も感じなかったであろうこの物語、今は読んでから
何日経っていても、その情景がイメージとなってはっきりと残っていること。
やっぱ、いいものは、いい。

なお、このエントリのタイトルは、「やまなし」より。
kuronekoさんのエントリ、パクりました。ごめんね。



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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (cloez)
2007-07-06 15:34:15
「裏ノ畑二居リマス 賢治」が見たくて花巻にまで旅行したことがあります。
大人になってから知ったのだけれど「銀河鉄道の夜」はバージョンがふたつあるんですよ。よみくらべ、もおもしろいかもしれません。文章はほとんど違わないのに、ぜんぜん印象が違うのできっとびっくりします。
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Unknown (kuroneko)
2007-07-06 21:09:15
どの文庫を買った? 新潮(新版)と角川(旧版)でけっこう違うんですよね。ぼくは何となくだけど、古い版のほうが好きだったりする。ブルカニロ博士。

>cloezさん
賢治のための旅、いいですね。羨ましいです。

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Unknown (tsuka315)
2007-07-09 00:27:08
cloezさん。
できたときには「へぇ」くらいにしか思ってなかった宮沢賢治記念館。
今になって、とても行きたくなりました。
今どき、インターネットでちょっと調べればいくらでも見ることが
できますが、これは実際に見に行きたいです。
そういえば、行こう行こうと思ってた「星の王子さまミュージアム」も
いまだに行けてないことを思い出しました。

kuronekoさん。
新潮の方です。新版になるのですね。
そういえば、青空文庫で見たときに2つあったのを思い出しました。
たまたま最初の方を見て「ああ、新潮か」って思って以来、これしか
見てませんでした。ありがとです。今度角川の方も読んでみよう。
実は「日々の泡」も探してるのですが、意外と見つからないです。
というか、ボリス・ヴィアン自体、見たことが無い。。。
新宿に行ったときに見つからなければ、注文しようかなと。
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Unknown (cloez)
2007-07-10 10:06:01
> tukatanさん
星の王子さまミュージアムもいいですね。行ったことないけれど、ばら園が満開の頃に行けたらと思います。
ヴィアン、町田の有隣堂(すごいローカル…)で見かけましたよ。"うたかたの日々"のほうですけど。

> kuronekoさん
"星めぐりの歌"の楽譜は新潮文庫の巻末付録についているって猛さんに言っちゃったんですけど、あってます?
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Unknown (kuroneko)
2007-07-10 23:02:26
新潮文庫版の「日々の泡」のほうは、大きめの書店ならたいてい置いてあると思うけどな。ちゃんと書店で買うほうがいいんだよね、こういうのって…と言いつつ最近のぼくは、面倒なのでどうもAmazonでポチっとしてしまいがちなんだけど。手軽な方法で買うと、読むのもどうも後回しになりがちであまり良くない。

「星めぐりの歌」の楽譜は、新潮文庫の巻末付録であってますよー。いまはネットでも同じもの見れるみたいだけれど。↓とかだといくつかのバージョンの音源を聴くこともできます。cloezさんの声で聴くなら、静かめなアレンジがよく似合いそうだね。アコギとかピアノとか。
http://www.ihatov.cc/song/star_.htm
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Unknown (cloez)
2007-07-11 20:12:14
ネットで楽譜も見れちゃうんですね…猛さんに教えてあげよう。
kuronekoさんのを聴いちゃうと自分で歌ってみるのには二の足を踏んじゃうんですけど、静かめのアレンジも似合う曲ですよね。いつかやってみたいなぁ。
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Unknown (tsuka315)
2007-07-14 21:18:14
cloezさん。
町田の有隣堂!ああ、最近、行ってないです。
ヨドバシやマルイには行くんですけどね。目の前通過。。。
いつも「日々の泡」の方でのみ、検索掛けてました。

kuronekoさん。
うわー。そうなのかー。どちらかと言うと小さな書店ばかりだから
見つからなかったのかなぁ。TSUTAYAもそれなりに多かったけど、
新刊中心だったからなぁ。

おふたり。
テンポがはっきりしないカンジの静かめが良いですね。
原曲の楽譜で、フェルマータのとこを目一杯ためる、とか。
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