VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
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つんちゃに捧ぐ、*いつも何度でも*

2017-02-12 | 月世界
宮崎駿の大ヒット作品である「千と千尋の神隠し」の主題歌
「いつも何度でも」をよく聞いている。

それまで心惹かれる曲ではあったけれど
繰り返し聴いていたということはなかった。
木村 弓の揺らぐような高音の声と、珍しい竪琴が印象的な曲だから
一度聞いたら誰の心にも残りやすいと思うが
つんちゃがいなくなって、あの曲が文字通り琴線に触れるように耳に、心に、入ってくるのだ。


つんちゃとの別れをゆっくり準備することが許されなかったワタシにとって、
直接的な事物に触れることは辛く難しいことだった。

だから、心が何か別な方法を探していたのだろう。
常に花を置いておかずにいられなかったことも、
ちょっと荷が重いかなという役目の仕事を受けたことも、
思い切って長い休みを取って、お遍路の満願成就に拘ったことも、
みんなつんちゃとの別れの苦しみから自分を守る為にしたこと。

そんな弱さも、まわりの人たちは理解を示して支えてくれた。
それでもやっぱり辛い時には、
じっとしているしかない。
手負いの動物がするように。
そんな時、悲し過ぎず、明る過ぎず、聴いていられるのが
魂の存在を思わせるこの曲だった。
いつも何度でも、つんちゃに会いたい。

閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く

かなしみは 数えきれないけれど
その向こうで きっと あなたに会える

歌詞とメロディが言い聞かせるように
ワタシに語りかける。
悲しみを増幅させるような曲ではないところが
いいのかもしれない。


海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから

そうなれるまでには、まだ時間がかかるけれど
つんちゃと過ごした歳月を、そんな風に思えるようになれたらいいナと思う。

トンポッチおばちゃんとオコ坊から
つんちゃがプリントされたブランケットをいただいた。


つんちゃ前広場には、おいしいものが並んだ。
横浜と言えば崎陽軒。
その崎陽軒はシュウマイだけではなく、月餅も作っていた!
つんちゃの名前にぴったりなお菓子だね。


多摩の別荘からつんちゃ家に届けてくれたのは、希少な限定ラベルのワインだった。
風神雷神図をラベルにしたワインを仁王像のようにデシの両脇に据えると、
つんちゃの被毛で毛糸を作って編みぐるみにしてもらった「阿吽のつんちゃ」を思わせる。




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