旅の裏の手&ポエポエの日々

幸せになった元野犬「紋二郎」日記と本業旅情報

老人性うつ病 接し方

2010-11-30 22:42:30 | 介護・看護・闘病生活

本当は旅行屋さんなのに・・・・・なぜか?いろいろな介護・看護に詳しくなっていくよ~(´・-・。)クスン。好きでこうなったんじゃないやい(○`ε´○)。。でも折角(?)経験しているので、少しは同じように介護・看護している方々へ、こんな方法もありますよ~とご紹介。「転んでもただでは起きない」精神!今回は老人性うつ病接し方


:患者(母)データー 73才 女性

拡張型気管支炎・直腸脱・頻繁に心不全etc、自力歩行10mが限界

少し前まで毎日不平・不満・愚痴&執着・妬み・悪口のオンパレード

抗うつ剤は、肺の機能が低下する危険性があるのでお医者さんの指示のもと投薬禁止。睡眠薬も、1度少量投薬したら起きなくなって大騒ぎになったので禁止。


老人性うつ病 症状

感情の起伏が激しく、ヒステリーを起こしやすい。不眠。過食症/拒食症になりやすい。終始「自分なんて。。」のマイナス思考全開。そのまま自殺の危険性もあるので注意。表情筋が動かなくなったら最大限の注意が必要。


大切な事:介護に対して「ごめんなさい」「悪いね」と言わせない。常に「ありがとう」に変換して言わせる。老いて介護が必要になるのは、悪い事をしたわけでもないので謝る必要はなし!誰でも老いるし老いればやれない事が沢山出てくるので、介護される事は悪い事ではないと認識させる。


注意:わたくし大変口が悪いです。


癇癪を起こしたら?最後までお付き合い

私が仕事で不在の時。今すぐ風呂に入りたいと癇癪ヾ(。`Д´。)ノ彡風呂に入れられるのは私だけ、なので困った家族からTEL「今すぐお風呂に入りたいとヒステリーを起こしているけど。。」電話の向こうで母の叫び声私「ほっとけ」。


帰宅後、風呂の準備をしつつお説教。「出来ない状況で、無理を言って欲求が満たされないと癇癪を起こしたらダメでしょ?それじゃ介護する側もクタクタになるよ。介護は長期戦なんだから無理は言わないの」とここで、またもや癇癪爆発ヾ(。`Д´。)ノ彡


「も~いい風呂に入らん~も~一生入らん


と、洋服を投げ・タオルを投げ~バタバタ。んで私は黙って癇癪が治まるのを待ち(体力がないので長くて5分くらい)一言。「たいがいにしなさいよ~」でニッコリ。(顔は笑っているけど目は笑っていない)「癇癪起こして何が楽しい?嬉しい?誰が得する?。。誰も嬉しくないし得もしない、い~やな気持ちにお互いなるだけでしょう?介護する側も思いやりは必要、でも介護される側も思いやりは必要。そのところをよ~く考てごらん」でニッコリ~予定どおり風呂へ


しばらくして部屋を覗くと「ごめんなさい」と母から一言。それに対して心から満面の笑みで頭ナデナデ。


朝起きたら遺書?そんなものいらん!

老人性うつ病の症状のひとつ自殺願望。ある朝母から渡された「遺書」。。私( ̄ー ̄)ニヤリッ で目の前で遺書ビリビリ、ゴミ箱へポイ


母:「なんでやぶると~」

私:「いらん」

母:「だって生きていても迷惑かけるし。。この先、生きていてもいいことがあると思えない(泣)」

私:「生きていて迷惑って誰が言った?妄想入ってますね~」

母:「・・・」

私:「昨日食べたロールキャベツ美味しかった?」

母:「美味しかった(o^∇^o)」

私:「いい事あるじゃん。よ~く周りを見てたら小さな幸せがゴロンゴロン転がっているから」


その日のPM15:00のおやつ。母の大好きなチョコケーキを渡しながら「又今度死にたいって言ったら今後3時のおやつなし!(レベル低)まだ死にたい?」と聞くと、チョコケーキを満面の笑みで見ながら「ごめんなさい~もう言いません~」と、チョコバクリ


「ほら~生きてたらいい事あるじゃん」


不平・不満・愚痴だらけ~そんなんだと小さな幸せ見逃すぞ

毎日不平・不満・愚痴のオンバレードに対して小さな幸せ・嬉しい・きれいで対抗。例えば、秋の金木犀の香り、綺麗なまんまるお月様、秋の鰯雲、美味しい朝ご飯・見知らぬ人の見返りを求めない親切・笑顔で散歩している人etc本人は、下を向いているので無理矢理でもいいから顔を上げさせ、小さな嬉しい・楽しい・きれいに気づかせるp(o ̄へ ̄)q


笑うと元気が出てくる。元気になるともっと笑える(≧∇≦)ノ彡 


「残された日々眉間にシワを寄せて過ごすな!目を開いて耳を澄まし笑って1分1秒を過ごせ!同じ時を刻むなら笑っとけ!」


何度も言いますが・・私口が悪いです( ̄ー ̄)


「生きてるだけでめっけもん」精神を毎日挿入。随分精神的に安定してきました~( ̄ー ̄)そんな介護の日々~の中、ここでは書けない大事件勃発(早朝AM04:00予期せぬ訪問者)があったりと、とんでもない人生をばく進中ヾ(≧∪≦*)ノ〃ある友達は電話口で泣き・ある友達は絶句。。ある友達は「また~」と爆笑。。オイ(○`ε´○)。そんな友人達がほぼ全員口にする「いつかいい事あるって!」の言葉。いつ?そう言われ続けてはや何年。。いや何十年いつかな~o(●´ω`●)oわくわく♪


こんなとんでもない人生~l(≧∇≦)l前世は無害な「カピパラ」だと思っていたけど、ひょつとして悪代官?そのツケを現世で払っているのでしょうか~。。゛(ノ><)ノ ヒィ 

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九州 車椅子のまま温泉入浴可能旅館

2010-11-20 20:33:23 | 旅の裏の手

秋真っ盛り~出勤途中に見上げる空の美しいこと「あ~このまま高速に乗って遊びに行きたいO(≧∇≦)O 」の誘惑と闘いながら「でも絶対お客様方々怒るだろうな~(○`ε´○)」で、真面目に仕事・家事・介護とぎゅうぎゅうな毎日を無事?過ごしております。


さて、近頃お問い合わせの増えた「介護中の母(父)と一緒に温泉旅行したい」で、当店が利用している車椅子のまま入浴可能温泉旅館ご紹介


阿蘇温泉 阿蘇の司ビラパーク

http://asovilla.jp/

和洋室・洋室が沢山あるので、ベット利用で車椅子でも楽ちん更にお手頃価格更にバリアフリーのお部屋もあって車椅子のままトイレもOK


菊池温泉 菊池観光ホテル

緊急連絡 2010年12月22日をもって突然閉館致しました

2011年06月 営業再開いたしましたが車椅子仕様お風呂なくなりました。。

http://www.kkhotel.com/

和洋室が少ないので早めの予約がオススメ


只今私の母もほぼ車椅子。介護実体験でなにが不安か?なにが便利か?がわかり、本当に大変な介護ですが、「ん~いい勉強になる」とますます前向き介護に拍車がかかっております。言葉の不自由な方には、筆記にてご案内している宿も多数あります。秋真っ盛り~阿蘇方面に紅葉狩りなんていかがでしょう?


〃 ̄∇)ゞ人間のオムツ交換もプロなみになったよーーーーーーーーーーーーー♪

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腎臓病 猫の看護 思い出(発掘)

2010-11-06 23:08:02 | ネコ日和

下記記事は、今年1月亡くなった文月との介護の思い出記事です。ブログの記事を整理していましたら、未投稿のままお蔵入り(この後すぐにお姉ちゃん猫葉月の癌が発覚したので)になったおりました。今現在ペットの看護をしている方々へ毎日の自宅輸液・強制給餌・投薬は、必ずしもペットにとって嫌なことではない。。。というメッセージも含め、こんな面白い猫が旅行会社に住んでいたことを、知っていただきたく投稿いたします。

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文月が逝ってもうすぐ3週間・・心に寂しさのスイッチがあって、些細な事でスイッチON。苦しいな~と思うと、楽しかった看護中の思い出が次々に思いでされ気がつくと苦しいから楽しかったな~に変わっています。過ぎていく時間と楽しかった思い出が、寂しいと思う心の処方箋になっています。


強制給餌・自宅輸液をされている今看護中の方へ

いろいろな方と話して、多くの方が「かわいそうな事をしている」という意識の中でされている事が多いように感じました。文月も毎日強制給餌・自宅輸液・投薬しておりましたが、文月を見かけた方全員が「幸せそ~」と言っていました。毎日強制給餌・自宅輸液・投薬は、必ずしも「かわいそうな事」ではない・・と、楽しんで看護すればいい時間の延長になる事を、そのいい時間が失った時自分の寂しいという心の支えになるという事を、心の片隅にでもおいてもらえたら嬉しいです。

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腎臓病末期にもかかわらず垂直壁登りで、壁の上から入り口を監視している文月14歳。接客中よく「今からドン!って大きな音が鳴りますから」とお客様に忠告していました。なぜ?って・・文月が壁の上からキャビネットの上に降りる音を、事前に忠告していないとビックリされるので目の端で壁から降りる素振りがみられたら忠告していました。

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猫じゃらし大好き!だった文月。前回書いたように接客中遊んで欲しくて猫じゃらしをくわえて私の後ろをウロウロ・・・


お客様:「あっ猫だ♪」

私   :「はい。危篤のばあちゃん猫です・・」

お客様:「危篤?そんな風には見えないけど」

私   :「数値的には、危篤なんですがね・・」

お客様:「なんか幸せそうだよ」



しばらくするとお客様が突然大笑い!何だろうと後ろを向くと・・・猫じゃらし1本をくわえたまま器用に前足を使いながら2本目を必死にくわえようとする文月の姿が・・黙って見守っていると、猫じゃらし2本くわえに成功!得意げな雄叫びを上げながら再度私の後ろをウロウロ。「1本で遊んでくれないんだったら2本でどうだ!」てな事?思わずお客様と一緒に大笑い~そんな日もありました。


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仕事・看護・家事で、毎日寝るのはAM02:00前後。。しかし飼い主が躊躇・遠慮をしない看護をしているからか?文月も遊びに関して躊躇・遠慮はしませんでした。1時間から2時間おきに「寝てないで遊べ~」と大騒ぎ!ここでも猫じゃらしをくわえて「投げて♪」と。。仕方なくベットからリビングへ猫じゃらしをポ~ン「ウニャー」と喜びの雄叫びを上げながらリビングへ。。私しばらくすると・・取ってきました~とまたまた喜びの雄叫びを上げながらベットへ


さすがにギブアップした私が起きなくなると今度は。。。猫じゃらしをくわえたまま顔の上をダッシュで横断柄の部分で私の顔をピシャリ・・・・・


「痛い~ヾ(`Д´*)ノ」


で起きあがると、鼻の上に見事な1本線せめて横断する時は、爪をしまってほしかった。。。よ?接客業なのに(´・-・。)クスン


更に。。猫の肉球って冷たいですよね?その冷たい肉球を、起きない私の頬にグリ~と押しつけ・・・


「冷たい~l(≧∇≦)l」


と起きた私に、したり顔の文月。。。


毎日自宅輸液・強制給餌・投薬・抗生物質の注射etcやってた毎日でしたが、こんな風にお互い楽しく騒がしい毎日でもありました。だから文月が亡き今、「この世に生まれて嬉しい・楽しいが一杯あった文月の一生」を心の奥で確信でき悲しみが少し薄れるような。。そんな気持ちです。会えて良かった。一緒に時を刻めて良かった。そんな看護を、皆様も出来るよう心から応援します。


最後に文月の事で泣いて下さったお客様方、本当にありがとうございました。  

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