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刺繍着物の仕上げ(プレス)について

2017年09月30日 | コラム

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

着付けの先生から胡蝶蘭の刺繍の訪問着袷と花柄刺繍の絽単衣訪問着の丸洗いの

依頼を受けました。どちらも高価な着物です。

今回は別の角度から仕上げを考えてみます。

刺繍するには生地を刺繍用の型で生地にテンションを掛ける刺繍をする為に

刺繍のまわりの生地が収縮しやすくなります。プレスで蒸気で修正していきまが

プレス後に素早く蒸気と熱を冷まさないとすぐに変形してしまいます。

仕上台の能力が大切です。

丸洗いはドライクリーニングで洗いますが、溶剤管理の水分管理も重要です。

胡蝶蘭の刺繍の訪問着袷

胡蝶蘭の刺繍の訪問着袷 上前柄

胡蝶蘭の刺繍の訪問着袷 袖柄

胡蝶蘭の刺繍の訪問着袷 仕上がり

この胡蝶蘭の刺繍の着物は厚地の生地に刺繍をしていたのであまり収縮は有りませんでした。

花柄刺繍の絽単衣訪問着

花柄刺繍の絽単衣訪問着 胸と袖柄 

花柄刺繍の絽単衣訪問着 上前柄

こちらの生地が薄い為に刺繍周りがかなり収縮しています。

 花柄刺繍の絽単衣訪問着 後身頃 仕上げ前

生地が薄い生地の為刺繍周りが収縮しています。

 花柄刺繍の絽単衣訪問着 後身頃 仕上げ後

仕上げ台には蒸気と熱を冷却する為に吸い込む為のモーターが付いていますが

以前使用していた仕上げ台では吸収力が弱く仕上げ直後は生地が伸びた状態ですが

冷却が不十分で時間が経つとシワや収縮が戻ってしまいました。

現在の仕上げ台は蒸気と熱を冷ますのに十分の能力を有しているために

シワや収縮が起こりにくくなりました。

あるクリーニング業者の方が当店の仕上げ台の能力に驚いていました。

 花柄刺繍の絽単衣訪問着 後身頃 仕上げ後 

この仕上げ台だから出来る品質仕上げです。

 

着物のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

 札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

 電話011-811-6926 FAX011-811-7126

 メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

 ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

 

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