喫茶店で焼きそば。美味しい。が客がいない。一人ぐらい来るだろ。
おばさんが来ました。2たりで歌の競演。少し壊れかけた翁は
普段うたわぬ歌を歌う。おばさんは最初から壊れている。
時々マスターが歌って、忙しい。4時を回る頃には完全に壊れる。
おばさんどっかいかない?恵比寿を歌って誘うが、トイレから
戻ると消えていた。寂しく帰る翁。夕飯は茹で卵にバナナとなりそう。
あーあなんか楽しいことないかな。未練が頭を突いて出る。どうも土曜日は
いけない。ついてない。チャンスはあるのにうまくいかない。梅雨だから
全てのものが湿りがち。恋も湿って、その火を消す。ぼ~と生きてんじゃ
ねーよ。ぼやぼやするじゃねーよ。きっぱり思い出を消してしまいたい。
しかし砂糖のような甘い思い出は、拭ってもありが来る。恋の復活が
アリ?うんにゃあり得ない。わかっているけど思い切れない。
砂糖まぶしてバナナ。甘い思いの重ね書き。おしっこで好きと書いてみる。
アリがたかってありがとう。生き物係。catフードに砂糖をまぶす翁。
甘い思いを味会わせ、私と同じ思いを味会わせる。でもねこだから。
鰺のほうが良いんじゃない?。うんにゃ鯉。でもね骨だらけだぜ。
ほーね。恋ならなんでも。骨折りは厭いません。おまえ20さいだろが。
人間なら100歳。恋ごころなくして歌は歌えぬ。今日もやかましく
鳴くネコの白。恋ごころは誰にも負けぬ。相手は家内だった。
早く毛をすいて。ネコの白の甘いひと時。バナナをぶつける翁であった。