金森俊揮のブログ

日々感じた事、考えた事のうち、外部に発信したいと思うことを書きます。

ワグネル夏合宿の思い出

2008-08-31 19:42:07 | 近況報告
ワグネル・ソサィエティー男声合唱団の夏合宿@志賀高原から帰ってきました。

向こうは非常に涼しくて、半ズボンだと風邪を引きそうなくらいでした。

おかげで、夏のわりには非常に快適に過ごせたのですが。

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さて、夏合宿ですが、定演でステージをやる畑中・佐藤の両先生が来られて、非常にヘビーでした。

でも、それだけ緊張感のある、充実した時間を過ごせたと思います。

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練習後に、指揮者の先生と学生指揮者と何が違うのかな?って考えてみました。

音楽ばっかやって、指揮者の言うとおりにだけやってると左脳が怠けるからね。笑

そして考えた結論としては、指揮者の先生は歌詞と音楽とピアノの3つを全て把握していて、それぞれの動きに対してなんらかの意味を与えている事が最大の違いだと思います。

このために、フレーズごとに違う音色・違う感情を込める必要があるし、それができてないと怒る。

逆に、学生のレベルだと、どうしても「音程が間違っている」「歌詞が聞こえない」「発音が間違っている」「音楽記号に従っていない」くらいしか指揮者も指摘できない事が多いんです。

なんというか、合唱の土台の部分なんだけど、機械が奏でる音楽の次元であって、人間が奏でる音楽の次元ではない。

読譜力が足りないというか、読譜にあまり時間をかけてないのと、イマジネーションの狭さかな。

個人的には、指揮も合唱も機械みたいになって、書いてある通りに「音」を鳴らす事しか考えてない。

これは芸術じゃないよね。苦笑

思い返すと、僕がワグネルで大学生活を過ごそうと思ったのは、去年の夏合宿にて畑中先生が

「僕の音楽は毎回変わる。観客が発する空気が僕をそうさせる。機械のように毎回同じでは音楽ではないでしょ。」

というような趣旨の発言をされたのを聞いた時でした。

学生にはそれは無理なのかな?

なんてね。笑

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そもそも僕がワグネルに顔を出すきっかけだったのが、中学の時の合唱コンクールの思い出だったんです。

クラスが一つになって、プロでもなんでもない人たちが鳥肌が立つような演奏をする。

そんな経験ができたら良いな~と思って入ったような。

合宿中、135代の皆とバカ騒ぎして超有名な合唱曲(「春に」「マイバラード」など)を歌った時が、久しぶりにすげー幸せでした。

あんなに幸せな気分になれたのは数年ぶりってくらい。

って考えると、クラシックの超マジなのよりも、あ~いうのの方が僕には合うのかもね。

クラシックの超マジなのの演奏なら、僕はずう~っとピアノでやってきたし。

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もう一つの思い出は、135代の緊急会議。

内容は公表できないけど、夜中の2時・3時頃に、同期全員で集まって真剣な話し合いをしたのはいい経験でした。

相当に悩ましい議題だったけど、同期で一致団結した瞬間がすげー感動しました。

ついでに、ワグネル団員でこれを見てる人に二言。

①私は人間であり、ワグネルはサークルである。このため、僕にはワグネルの活動に参加せずに、自分のやりたい事をやる権利がある。

②ワグネルの大半の人は、中高生時代の合唱コンクールの思い出とかが動機となって入団している。だから、そういう方向性に進むのが正しいのかな。

まぁ、同期の皆は賛同してくれるはずです。

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色々大変だったけど、やっぱりいい思い出です。

睡眠不足なので、今日はこれで失礼。

変わらない愛

2008-08-22 23:47:41 | 発見
永遠の人生のテーマだけど、今日はちょっと真面目に考えてみるのも悪くないかな…。

高3の時に「愛って何だろう?」って考えた時に、それを普遍的な物として扱ってたような気がします。

その時のロジックは、

愛という物が周囲の環境に左右されずに持続していくものならば、自分と相手の双方の中にある要素による物であるはずである。

ある人間の中にある物は時間軸上に配置されており、過去・現在・未来、の3つに分けられる。

(これは一見誤りのように見える。例えば、自分の性格などは時間軸とは無関係に思える。しかし、性格というのは周囲の環境・自分のこれまでの行動等によって外部から規定された物であり、決して普遍的ではない)

過去・現在・未来のうち、不変である物は過去だけである。すなわち、現在は自分の意志により動いているし、未来は未確定で変える事ができる。

よって、「変わらない愛」は自分と相手の過去の何かによって構成されていなければならない。

ってな感じだったかな。

確かに過去の出来事は変わりようが無いけど、時間が経って、今よりも将来に起こった事が積み重なって過去になる時には、「過去」という物の中の比率が変化してしまう。

だから、「変わらない愛」なんて幻想だよな~

人はどういう感覚で結婚とかするんだろう~?

こんなのが去年の今頃の自分の思考。

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でも『悩む力』(集英社)を読んで納得させられたのは、

愛っていうのは、相手の問いかけに答えようとする相互の意欲、っていう考え方。

要するに、愛は「現在」にあるんですね。

「変わらない愛」は、いつまでも相手の問いかけに対して答えようとする意欲が持続される事。

つまり、変化する現代において、変化しない軸を一本築く事なんですね。

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「変化しない軸」は、恋愛だけじゃなくて、仕事でも人付き合いでも、いつでも大切。

昔の自分なら、

変化しないと思われている軸も、所詮は自分の過去から築かれている物だから、時間が経つにつれて過去の蓄積と共に変化するのだ。

なんて偉そうに返してたのかな。

でも、それだと「昨日の俺と今日の俺は違う!」って事になって自己同一性が保てない。

もちろん、進歩する考え方は大事だけど、大事な根幹の部分まで覆るような人間は魅力的じゃないよね。

コレに対して今の僕は、「信じる力」っていうのが大事なのかな、と悟ってます。

つまり、ある程度見識を広めた時点で、自分の軸を決めてしまう。

ある程度しっかりした論理付けの元で、その軸を信じ込んでしまう。

宗教みたいですね。

そんで、変化する周りの状況になるべくその軸で対応する。

緊急に、どうしてもその軸が時代遅れになったら諦めるしかないんだけど。

その時は、過去の自分との寂しい別れの時間ですね…

そうならないように、なるべく多くを見て、経験して、考えて、悩まなきゃいけない。

人生は無限じゃないし、ある程度のところで自分軸を確立させて、一人前にならなきゃいけないんだけど。

今の世の中だと、一人前になるのは大学卒業の22歳ですかね?

とすると、あと3年間でみっちり色んな経験をしなければなりませんね…。

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まとめると…

変わらない愛は、結局は「信じる」っていう事にいきつく。

ロジックは、

変わらない愛は「いつまでも相手の問いかけに対して答えようとする意欲が持続される事」、つまり人生の中に軸を一本打ち込むような事である。

このためには時代の変化に耐えられる強靭な軸を作る必要があるが、限られた人生の中でそれは不可能。

ある程度の強い軸を作ったら、それを信じるしかない。

という感じですかね。

そして、この考え方は愛だけじゃなくて、価値観全てに共通する。

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さぁ、一人前になるまでのあと2年半、どのように自分を豊かにしていき、自分軸を作り上げてゆこうか!

考えると、ワクワク、というかゾクゾクします。


表現したくない物

2008-08-22 22:20:25 | 思った事
昨日、上野の西洋美術館でコロー展を見てきたんですが、

表現したい物が前面に押し出されてて、表現したくない部分は大胆に手が抜かれてました。笑

音楽の場合だと表現したい事を軸に全部を作り上げればよいんだけど、絵の場合だと紙を埋めないといけないから、オマケの部分も出ちゃうんだろうね~。

でも、気分野でアマチュア的だけど、僕はああいう表現が好きです。

関心の無い物は適当に済ませ、代わりに表現したい物は徹底的に追求する。

その方が楽しいと思うんだけど。

でも、世の中それができる余裕のある人って殆どいないよね。

僕もいつかは資本主義の波に飲まれてしまうのかもしれません。

回転寿司

2008-08-17 18:31:00 | 発見
目黒のアトレ2の一階にあるお店が、最高でした。

多分、都内で一番いい回転寿司の一つじゃないかな?

2000円弱で、かなり満足できるはずです。

おととい入ってみて、感動しました。

都内に住んでいて、興味ある方は是非!

ただ、混んでるのが残念です…。

メッツラー銀行

2008-08-17 17:36:04 | 近況報告
確か、6月ごろにメッツラー銀行のWiesheu氏の講演が慶應であったのですが…

公演中の「興味があったら、連絡してもらえればどこかでインターンみたいな物ができるかも。」っていう言葉につられて、履歴書作って送ってみたんです。

送付先はネットで調べて…

英文履歴書作って…

人事担当者に手紙書いて…

意外と大変だったけど、この作業で得るものも多かったはず。

結局、インターンは実施しないって事で終わったんだけど、やってみてダメなのとやらないでダメなのは大違いだな、って感じました。

まぁ、結果が分かったのは随分前なんだけど、そろそろ明かしてもいいかなと思って書きました。

「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」とは言わないけど、数を打たないと当てるのも上手くならない物です。

ちなみに、9月はWorksApplicationsでのインターンが決まりました。

テレビの取材とかあるかもね…。

まぁ、これからも頑張っていくんで、応援してやってください。

後期高齢者医療制度&年金

2008-08-13 12:48:19 | 思った事
マクロで捉えると、

政府支出↓、可処分所得↓、非労働者の環境↓ですかね。

短期的には、IS-LMモデルでは、ISが左にシフトして、利子率↓とGDP↓が出そう。

期待を加味したモデルでは、制度変更は永続的な物であるので、同様の結論(利子率↓とGDP↓)が得られる。

AD-ASモデルから考えると、短期的にも中期的にも、物価下落につながりそう。

フィリプス曲線の式から考えると、自然失業率↓、つまりGDPも上昇、短期的なデフレにつながりそう。

中期的にはGDPは自然状態に落ち着いて、政府支出の減少が投資を促す。

この場合は、その自然状態が改善してるので、もっとですが。

このため、ソローモデルから考えると、資本蓄積によって、GDP成長率の上昇が見込まれる。

って感じですかね。

まとめると、

短期的影響(1年以内くらい)
①利子率低下:もう既に下限まで迫っているが…
②GDPの低下:景気、悪いですね。
③物価の軽い下落:原油・穀物高により相殺されてますが、あまり影響を受けない電化製品などは価格が落ちてきてます。

中期的影響(5年以内くらい)
①GDPの上昇:結構回復しそう。
②物価の下落:原油高などの落ち着きと共に、更なる価格下落が起こるか?
③失業率低下:景気にはいいニュースですね。
④利子率低下:つまり、上がる理由が無いって事ですね。

長期的影響
①GDP伸び率の改善:日本の国際競争力回復か?

といった感じでしょう。

ちなみに、株式市況はどうなるかというと、
短期:GDP減少&利子率低下により、不明。というか、あまり変化しないのかも。
中期:GDP回復&利子率低下により、株価上昇。

ってな感じでしょう。
でも、利子率が下がるところまで下がってる日本において、果たして理論上の「利子率低下」がどう出るかは不明。

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ちなみに、日銀が利子率を引き上げる政策を持ち込んだ場合は、おそらく上がった金利は長期に渡ってそのままになると予想されるので…

短期的影響:GDP・利子率共に大きな変化なし。上述の原理が相殺される。
中期的影響:自然失業率減少、GDP上昇。それ以外は現状維持。
長期的影響:GDP伸び率の衰退。

という事は、この政策は株価を若干下げるかもね。

日銀が金利を引き上げるのは、日本がインフレになりかけた頃でいいと思う。

以上、普段は役立たないマクロのお話しでした~。笑

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ちなみに、これらの政策は日本のGDPを上昇させると考えられますが、一方で所得格差は広がると考えられるため、賛否両論だと思います。

個人的には、自分の事は自分でなんとかする時代になってきていると思うので、自己責任の下でこういう政策を行うのは悪い事ではないのかなという気がします。

でも、例えば自分が裕福だとしても、道端にホームレスがたくさんいる世界は、あまり幸せではないですよね…。

あと、年金などの支払いを約束していたお年寄りを騙す、というのはいけないと思いますが。


最後に…株式市況に関するコメントがありますが、投資は自己責任で。

ポーカー

2008-08-10 22:47:57 | 思った事
【絶望ポーカー恋愛編】

今ここに、恋愛人生を賭けて絶望ポーカーに挑む者がいる。

その男、としき。談笑しながら席に着いたこの青年には、どことなく余裕があった。緊迫した会場の雰囲気とは裏腹に、彼は何のためらいもなく最初のカードを引いた。

┌─┐─┐─┐─┐─┐
│性│性│友│刺│刺│
│欲│欲│情│激│激│
└─┘─┘─┘─┘─┘

カードを開くと、会場はなんとも言えない空気になった。どちらかといえば全体的にはハッピーなカードに満たされていた。ヌルくてつまらないカードではある。すでに会場から帰り始めるギャラリーもいた。

としきは「性欲」を捨てた。

彼は今の自分におおよそ満足的ではあった。しかし、どうしても「性欲」だけは捨てたかったのだろう。

彼はためらわずに新しいカードを引いた。

┌─┐─┐─┐─┐─┐
│性│友│自│刺│刺│
│欲│情│由│激│激│
└─┘─┘─┘─┘─┘

「刺激」によるワンペア…

特に「刺激」を残しつつ「自由」を引いたあたりに、よくとしきの人柄が表れていた…。

人はとしきをこう呼ぶ。「激ポジティブの男」と。
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【技名】
「刺激」によるワンペア
【スコア】
63点
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◆この結果URL
http://poker.hanihoh.com/r/?k=080810l6j4489ef11eb76ed&th=10000EE
◆絶望ポーカー
http://poker.hanihoh.com

原油

2008-08-07 22:45:07 | 思った事
原油先物価格があ~だこ~だと、随分前からニュースが盛り上がってますね。

ところで原油のような、ある程度の長期保存可能な商品の先物相場ってどうやって決まるか知ってますか?

教科書的には、

先物価格≦現物価格+保管にかかる費用・・・(1)

です。

もしこの水準より高い場合は、先物の売り+原油買い&保管、で儲かります。

ちなみに、商品を将来必要とする市場参加者(≠投機筋)が商品の在庫を持っていれば、(1)は等式になります。

先物の買い+原油売りで保管費の一部が稼げる、という事です。

さて、現実に戻りましょう。

例えば小麦であれば、上述の理論が成り立つので、現物取引と先物価格の差から保管費が分かるわけです。

投機筋がいくら頑張っても最終的な需要の無い物の価格は上がらないので、長期的には現物取引の価格は実需を反映します。

例えば、投機筋が将来小麦が上がると思って小麦を大量に仕入れたとしても、将来の小麦の需給(価格)が変化しなければ、大損になってしまうわけです。

逆に、投機筋がしっかりとファンダメンタルズを分析して、市場の歪みを修正するように取引をすれば、現物・先物共に価格は理想的な状態に向かいます。

こんな感じで、正常に市場が機能してくれると良いのですが…。

今回の問題は、WTIの原油の価格ですね。

これは先物市場がニューヨーク(NYMEX)にあって、ここに投機筋・リスクヘッジしたい企業・等がうじゃうじゃいます。

取引が活発なのは良い事です。

しかし、WTI原油の現物市場はどうなってるかというと、NYMEXの先物市場の価格を元に、特定の機関によって価格が決定され、その価格で取引されます。

つまり、現物市場においては、実際の需給バランスを元に原油価格は決定されません。

このようなメカニズムのため、投機筋がNYMEXで大幅に価格を吊り上げると、その価格がそのまま現物取引にも飛び火します。

こうなると、先物市場高騰は現物高騰を必ず引き起こすようになり、さらなる価格上昇を予感させるが故に、さらなる投機筋の先物買いが入るわけです。

これが、今回の一連の騒動ではないでしょうか?

今回の場合、アメリカの投機筋規制によって投機の過熱が多少引いてきていますが、この規制も的外れですよね。

世の中では、「投機=悪」のようなイメージがありますが、本来、投機は市場の微妙な歪みを調節する意味では必要な存在なんです。

WTIの現物市場の価格決定方法が実需に対して硬直的という現状が問題なので、そちらをなんとかする必要があったと思うのですが…。

果たして、先物によって現物を決めるという価格決定方法はどのようにして決まったのかは、まだ調べてません。

石油王達が儲かるための戦略だったら面白いのですが…。

ちなみに、あまり気づいてる人はいませんが、この騒動で一番儲かってるのは、投機筋ではなくて彼らなのです。

GSの人

2008-08-02 23:21:06 | 近況報告
今日は、高給取りで有名なGSの人と話す機会がありました。

なんだろうな…

紙やすりのようなざらざらとした感じと、すさまじい推進力、って感じ。

朝9時出社の、朝4時半帰社。

休暇の予定は、よく仕事によって潰される。

俺にはマネができない世界だな~。

IBの業務内容自体は楽しそうだし、やりがいもありそうなのに。