勃ちあがった象の白い涙の物語

ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる

原始神母2016 「Atom Heart Mother」(

2019-06-29 02:30:25 | 音楽
(本文と写真との間には、何の関係もありませんし、何の意味もありません)

たまたまYou Tubeで見つけた映像。
はっきりいって、これはすごい。
正直な話、この映像見て、「原子心母」って曲が、如何にすごい曲だったのかを、改めて教えてもらったような気がする。

元々のピンク・フロイドの「原子心母」は、彼らの代表曲のひとつでもあるし、人気曲なので、当然のように、何回も耳にしているし、評価が高いものも承知しているが、個人的には、イマイチというか、一般的な評価ほどにいいとは思っていなかった。
発表当時は、ロックとクラッシックの融合みたいな言われ方をしていたようだが、どちらかというと映画音楽みたいな感じだなと思っていた。

しかし、この映像を見ると、そんな感じはすっ飛んでしまって、紛れもないロックそのものだと感じる。
聞きなれた曲なのに、鳥肌が立つような感動する局面が、何度もある。
原曲は、確か25分くらいの曲だったと思うが、それを15分強にまとめてあるのだが、どこを削ったのかなんて、まるで気にならない。それぐらい濃度の濃い演奏と内容だ。
おまけに、女性コーラスは、奇麗で色っぽいと感じられる。
強いて言うならば、後半、男性コーラスが入るあたりに違和感があるが、まぁ、そんなのは小さな問題だ。

個人的には、スタジオのそれは完成されたものなのに比べ、ライブは、遊びやごまかしの部分がある場合が多く、あまりいいと思えるようなものは少ない気がするのだが、ここまで完璧なものを見せられると、やはり、ロックはライブで楽しむのが本当なのだろうか、とさえ思えてくる。






「逆説の日本史」 井沢元彦

2019-06-23 04:46:08 | 書籍
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私は、自他ともに認めると思っている、歴史好きである。
歴史というと、学校の授業においては、とにかく年号や出来事を丸暗記させれる印象があり、あまり好きでないという人も多いと思うが、個人的には、歴史を、そういう暗記物として考えたことはなく、どちらかというと、物語を楽しむような感じで捉えていた。
こういうことを言うと、物語の展開としては、史実がキチンとあるわけで、それは変えようがなく、それ故に結末もすでに知ってしまっているわけで、そういう結末が分かってしまっている物語の何が面白いんだという声が聞こえてきそうだが、確かに、そういう部分はあるにはあるが、なぜ、その史実が起こったのかという解釈というか原因については、それは、人ぞれぞれなわけで、そういう面白みがあるわけである。

この「逆説の日本史」は、そういう史実が発生する原因を、怨霊や言霊への信仰などから解説しているもので、今の我々の目線や資料ともいうべき古典に書かれている内容だけに頼っていないという点で、なかなかに興味深いものがある。
たしかに、当時の人が何をどう感じ考えていたのを無視して、その行動を分析しようとするのは、あまりに無茶な話で、分かりやすい例でいえば、バブルの時代の人々の行動は、株価や土地価格の上昇といった経済面だけからの分析では不十分で、やはり、あの時代の雰囲気というか空気が分かっていなければ、きちんと理解できないものだと思う。
そういう意味で、この当時の人々の信仰や信じていた物事の側面からも歴史の出来事を分析するというこの著作の内容は、ある意味、かなりの評価に値するものだとは思う。

ただ、何でもかんでも怨霊や言霊のせいにして解説してしまう傾向があるのも事実で、はっきりいって、この出来事は、その視点から分析するのはちょっと違うんじゃないか、と思うようなところもあるにはある。

2度目の失業中

2019-06-22 04:05:13 | Weblog
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現在、2度目の失業中である。
この短期間で、失業→就職→失業と繰り返してきて、ちょっと自分でもどうだかなぁと思うところはなくもないが、前の会社を早々に退職しての今の気持ちは、清々した、というのが、正直なところだ。
はっきりいって、私的には、前の会社は、あまりに不向きな社風であり過ぎた。
試用期間中に辞めてしまったので、きちんとした給料を貰うことはなかったが、あのまま在職し続けていれば、決していいとは言えないがそれなりの給料を貰えていたと思うし、忙しい時期になったらそういう訳にもいかないのだろうが、一応、在籍中は、ほぼ定時には帰れていたし、会社としては、ホワイトかブラックかと聞かれれば、けっして、ブラックというわけではない会社だったと思う。(といって、ホワイトであるとも思えないが、、、、)

これで、また、再就職先を探す日々に戻ってしまったのだけれど、今のところ、さほどの後悔はしていない。
とはいえ、わずかな在籍期間で退職してしまうという、言ってみれば履歴に大きな傷がついたのも事実で、これが、これからの再就職活動においては、かなりのネックになるとは思うだけに、そういう点では、かなり杞憂には思ってはいる。
たぶん、このことで、この先、今回の退職を後悔することはあるとは思う。

振り返ってみれば、今回の最大の失敗は、前の会社に入社してしまったことで、なぜそうなったかといえば、一言でいえば、入社を決断するするための調査が、あまりに不十分だったと言わざる得ない。

「パークライフ」ブラー

2019-06-21 04:17:31 | 音楽
ブラーの代表作であるというばかりではなく、ブリットポップと言われたムーブメントばかりでなく90年代のイギリスを代表する名盤であると言える。
とにかく、アルバム全曲において炸裂しているイギリスらしい捻くれたポップさが素晴らしい。
ある意味、あの時代を象徴するような音楽であるような気がしないでもないが、いまだに色あせることなく楽しむことができる。

Pink Floyd 「Greatest Hits」

2019-06-09 19:46:13 | 音楽
ピンク・フロイドのベスト盤は、何種類かのものが発売されているが、正直、あまりパッとしたものがない。
初期の楽曲を集めたものは、資料的な価値としては、それなりのものがあると思うが、それが音楽的に優れているかどうかというのは別問題で、そういったものも含めて、私の知る限り、ピンク・フロイドのベスト盤で、他人におすすめできるような代物に出会ったことがない。
このアルバムも、そういったベスト盤の一つで、あまり内容的には面白いものではない。
まず、ジャケットが何だが訳がわからない。
フロイドのアルバムは、どれもジャケットが、何か意味がありそうだとも思えるしそうでないとも思えるし、という、ある種、こちらに考えさせるというか、何か感じさせるものがあるものが多く、一応、ベスト盤でも、そういう傾向にあるのだが、これに関しては、何だか訳が分からない、という感想だけで終わってしまう。
選曲的には、一応、それなりのものが選ばれているような気がする。ただ、アルバムの流れとして聞く分には楽しめる楽曲が、こんな感じで単独で存在しても、なんだかなぁ、という感じがする。言ってみれば、曲順に対する配慮が、全くないのである。

そもそも、ピンク・フロイドというバンドを、こういうベスト盤でお手軽に楽しもうというのが間違いなのかもしれない。
やはり、このアルバムは、オリジナルアルバムをじっくり聞きこんで、アルバム単位で楽しまないといけないばんどなのかもしれない。

再就職1か月

2019-06-08 18:53:07 | Weblog
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今の会社に入社して、ちょうど一か月である。
はっきり言って、早くも辞めようと決意している。
仕事内容には、正直、全くの経験のない業界のことだけに、悪戦苦闘しているし、業界の雰囲気というか、会社の社風にも馴染めないものがあるのだが、これは、最初から覚悟はしていた。また、まだ試用期間ということもあるのだろろうが、ほぼ定時で帰宅させてくれるので、そういった理由で会社を辞めるとなると、罰が当たるようなことだとは思っている。
しかし、特定の偉いお方の言動が、今のところ、私個人には無害ではあるのだが、どうも我慢できない心境になってきて、それを機に、いろいろと会社の粗というか、悪い部分ばかりが気になるだして、どうしようもなくなってきた。
はっきいって、この会社は自分には向いていないと思えるし、この会社に長期で勤めようとする気力が、全く失せてしまった。

前の会社に比べての条件の悪さは承知の上だったし、個人商店に毛の生えたような会社であることも、よく考えれば想像できたことだし、一応、周りの人間はそれなりに対応もしてくれているようなので、こんなことを不平不満に思うこと自体、自分勝手というか我儘というか、我慢が足りないというか人間ができていないような気もするが、そういうことが分かっていながら、ちょっと、どうしようもない心境である。

幸い、4月から停滞していた再就職の募集状況も、ここにきて、少し上向いてきたようだし、また、あの失業生活時代の不安定な精神状態を経験しなくていけなくなるかと思うと、かなり憂鬱な気持ちにはなるが、ここは思い切って、行動してみようと思う。