勃ちあがった象の白い涙の物語

ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる

民主党新代表 野田さんに決まる

2011-08-29 18:46:34 | 社会
民主党の新代表が、野田佳彦さんに決まった。
民主党は、今は与党なだけに、その新代表ということは、実質的に次期総理であるといえるわけである。

野田さんといえば、この代表選がはじまった当初こそ有力候補であったものの、前原さんの出馬と小沢さんの海江田さん支持という状況変化によって、一気に有力候補からその他のひとりになった印象があっただけに、この結果はすごく意外な気がした。

ところで、ほとんど政策論争のなかった今回の代表選で、野田さんは、その政策を明らかにしていた唯一のひとであったように思うが、その政策が、いわゆる「大連立」の実現、そして増税であったように思う。
どちらも、現状を考えれば、現実的には必要な政策であるとは思うが、気になるのは、こういう事を、軽く言ってしまうその姿勢にあると思う。
特に、増税に関して言えば、東日本大震災という予想外の事態があったとはいえ、本来の民主党のマニフェストであり主張であった政府の無駄を省く、というものを一切行わず、簡単に増税と口にする、また、そういう候補を新代表に選んでしまう民主党という政党は、いったい何なんだろう、と思う。

まぁ、現実を見れば仕方がないともいえるのだが、少なくとも、早々に総選挙はしてほしいな、と思う。

きゅうりを持った子供

2011-08-16 18:59:35 | Weblog
お盆で実家に帰ったら、実家の近所の子供が、遊びに出かけるのに、片手にきゅうりを持っているのに遭遇した。

なかなか賢い親御さんだな、と思う。

きゅうりといえば、その成分のほとんどは水分だし、軽くて嵩張らない。まさに、この時期の熱中症予防には最適な野菜ではないか。


「永遠の0」 百田尚樹

2011-08-07 10:46:32 | 書籍
上手いな、と思う。
とにかく、よく出来たストーリーによく出来た構成で、読んでいて、非常に面白かった。

終戦間際に特攻で死んでしまった祖父のことを調べようと、その孫が、彼を知る生き残りの元兵士たちに、その祖父のことを聞いて回る話であるのだが、そういう何人かの口を通してあの戦争のことが語られるだけに、こういう特攻を扱った作品としては、特攻賛美や自虐史観といった一方的な見方に陥ることもないし、なにより、下手な歴史書より、あの戦争の経緯がよくわかる。

あえて悪口を言えば、ラストでいきなり特攻ものの話からラブストーリーに話が転換していまうことだが、その強引さが気にならないほど話の構成は上手くできている。

「ジャーニーマン」 エリック・クラプトン

2011-08-06 22:23:05 | 音楽
数多いクラプトンのアルバムの中でも、最もロック色の強いアルバムではないだろうか。
あまりブルースは好きじゃないので、エリック・クラプトンというアーチストには、それほど興味は無いのだが、ロック色の強いこのアルバムだけは、結構、聴いている。
何でも話によれば、クラプトンとしてはブルース色バリバリのアルバムを作りたかったのだが、あまり大きなセールスが見込めないという理由からレコード会社に反対され、それならばこういうロック色の強いアルバムを作ってセールスをあげるから、その次には、本来自分がやりたいブルースのアルバムを作らせてくれ、という約束の元に制作されたアルバムであるらしい。

そういう事情があったせいか、とにかく一般大衆受けするというか、売れることを目的として作られたことがヒシヒシと伝わってくるアルバムである。
収録曲の「BAD LOVE」があの「LAYLA」そっくりだとか、そういうオリジナリティや新鮮味の欠片けらも無いといったレベルの文句は多々あるが、とにかく、クラプトンのアルバムの中では、私のような一般人にも楽しめるという点では屈指であるということは間違いない。

「風が吹くとき」

2011-08-06 22:17:50 | DVD(映画)
原発事故による放射能汚染の心配がある今の日本にあって、この映画は非常に考えさせられるものがる。

物語は、イギリスの片田舎に住む老夫婦が、核戦争の危機を知り、政府が出した核戦争に対する何の役にも立たないパンフレットに従って何の役にも立たない核爆弾や放射能汚染への準備を始めるが、、、、、といった話。
老夫婦は、すごく純な人たちで、政府のパンフレットに何の疑問も抱かず、そのとおりに行動していく。
しかし、そのパンフレットには役に立たないことばかり記述されていて、雨水を飲んだりしてはいけないという肝心なことは何も書かれていない。
結果、老夫婦は、徐々に体調を崩し衰弱し、ラストに紙袋の中に包まる姿は、妙に心に残る。


3.11の震災以降、福島原発事故による放射能汚染とそれに対する政府のどこまで信じていいのかわからない政府の発表という状況に置かれている今日の日本にとって、この映画によって考えさせられることは、すごく多いと思う。


「ヴェリー・ベスト・オブ・クリストファー・クロス」

2011-08-03 03:19:35 | 音楽
クリストファー・クロスといえば、デビュー・アルバムで、いきなりグラミー賞の主要5部門を制覇。当時は、その姿を一切見せず、アルバムジャケットに描かれたフラミンゴと美しい歌声だけでリスナーにイメージを膨らませさせ、一気にAORを代表するアーチストになるも、セカンド・アルバムのヒットとともにマスコミにその姿を現すと、想像していたイメージとのギャップに世間を驚かせ、そのせいか、その後のアルバムはとてもヒットしたとはいえないようななかず飛ばず状態で、挙句の果てには、アメリカのレコード会社とはどこも契約してもらえず、唯一、日本のレコード会社だけが契約してくれたという、ある意味、非常に悲劇的なアーチストである。
そういう状況のせいか、大型のCDショップですらベスト盤以外の品揃えは無い場合が多い。


このアルバムは、そんな彼のグラミー受賞時の大ヒット曲はもちろんのこと、あまり売れなくなってからの曲も収録されたベスト盤である。
セールス的には惨敗しているとはいえ、売れなくなってからのも楽曲の質としては、グラミー賞受賞時のものと遜色ないものだと思うし、正直、この手のメロディーや美しい声質は、ロックシーン全体を見回してもかなり貴重な存在だと思うのだけに、なぜ売れのかなくなったのかが、個人的に不思議ではあるしその理由を、そのルックスだけに原因を求めるには、少し無理があるように思う。

ともかく、クリストファー・クロスらしい美しいメロディーと美しい歌声の満載されたアルバムである。
少なくとも、このアルバムで音楽を楽しむ範囲では、彼のルックスに邪魔される要素は皆無であり、そういう意味では、安心していい(笑)。

献血のススメ?

2011-08-02 03:04:56 | Weblog
自分で言うのも何だが、献血はわりとしているほうだと思う。
少なくとも、ここ数年は年度制限量のギリギリまでやっている。

けっして注射を苦にしないというわけではなく、むしろ注射は大嫌いである。
毎年の健康診断の際に採血されるときにも、できれば避けたいくらいだし、もちろん、採血されるときは、目を背けている。

そんな私が、なぜに進んで献血するのかといえば、きっかけは、肉親の入院と手術である。
その手術現場を直接見たわけではないが、大量の輸血をともなって行われたことくらいは想像できる。
で、この輸血された血液は、誰かの献血のおかげだと思うと、自分も、せめて少しくらいはお返しするべきだと考えるのは当たり前だろう。