ロイター 福島第1原発の汚染水漏れ、要望あれば支援の用意=IAEA より。
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8月21日、IAEAは、福島第1原発で汚染水漏えいが続いている状況を「深刻に」受け止めており、求められれば支援する用意があると表明した。写真は6月、同原発で代表撮影(2013年 ロイター)
http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPTYE97K07G20130821&channelName=topNews#a=1
原子力規制委員会の田中俊一委員長の述べている、「ほかも油断できぬ」と言う状態、他のタンクの検査中、新たに見つかるのではなかろうか。
日本の製造品質は非常に均等化しているので、同時多発的に汚染水漏れが発生する可能性もありうる。
ゴムパッキン使用のタンク設置は、正に「手抜き工事」と同じと言える。
「時間がない」と言う事での「設置の効率化」は、新たな問題が発生し、結局は「非効率化」と言う事になってしまったようだ。
このような事を予測出来なかった福島復興本社、及び東京本社の「判断者」らの責任は大きい。
又、放射線が飛び散っている環境での製造物設置は、正常な通常空間に設置する判断思考は通用しない、と言う事が言える。
見た目は「変わりはない」が、物質にとっては、非常に過酷な環境と言える。
原子炉でさえ稼働させていれば「中性子線」によってボロボロにもろくなって行く。
稼働終了後の解体作業も「大変困難な作業、時間がかかる作業になる」と言う事が言える。
それならば最初から「作らない」、「設置しない」と言う事が「正しい選択」と言う事になる。
各記事参照
福島第1「ほかも油断できぬ」 汚染水タンクで規制委員長
原子力規制委員会の田中俊一委員長は21日の記者会見で、東京電力福島第1原発の地上タンクからの汚染水漏れについて「(ほかのタンクも)油断はできない。一つ起これば、そういうことが起こることを前提にして注意深く対応する必要がある」との認識を示した。
第1原発では汚染される前の地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」計画や、約60種類の放射性物質を取り除いて処理する多核種除去設備(ALPS)の運用などの対策が進まず、高濃度汚染水をためるタンクを増設し続けている。
漏えいが起きたタンクと同じタイプは約350基に上る。
2013/08/21 20:18 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013082101001476.html
毎日記述しているが、原子力を推進してきた経済界、企業経営者、幹部ら、自民党の議員らは、「コメントが無い」ようだが、「原子力を推進してきた為に発生した事故」、「責任」と言う事を感じているのであろうか?。
原子力推進者らのせいで、「大変な事」、「汚染水が、ダダ漏れ状態」になっているのだ!。
除染や汚染水対策すら出来ない原子力方式の発電は今後は増やさないと宣言すべきだ。
又、外国にも販売すべきではない。
海外でも、暫く稼働していれば、老朽化し、燃料棒の汚染した冷却水漏れや、ベントによる放射性水蒸気やガスを放出する事になる。
今後、10年以内には、「福島」のようになってしまう場所も、あると思う。
世界では10年に一回の割合で、福島のような事が、世界の何処かで発生しているのである。
重要な事は、「問題が生じた場合の後処理すら出来ない状態」ならば、「原子力は稼働させてはならない!」、と言う事だ。
その事を見て見ぬ振りをして、恍けて原子炉を外国に販売したり、稼働させたりしている関係企業は、「あまりにも無責任」であり、「極めて悪質な状態」と言える。
日本国政府として、この状態を「恍けて、見て見ぬ振り」していて良いのであろうか?!。
日本国政府の資質が問われているのだ。
除染や汚染水の対策が出来ないのならば、原発の販売と設置は二度と行ってはならない。
悲惨で困難な状況は、「必ず発生する」と認識すべきだ。
原子炉メーカーも、原子炉を販売出来れば、何千億円も儲かるのかもしれないが、その後、問題が発生した場合の費用はどうなのか?。
契約時に「その事は「保障しない」」と言う事か?。
しかし他国の電力会社への保障は「しない」と言う事になっても、他国の人が放射線の被害、被曝者になってしまった場合、繋がってくる可能性はある。
しかも地球は一つであり、海や大気は繋がっているのだ。
日本の裏側に、日本製の原発を作り、それが爆発したとしたら、放射能の直撃はないものの、薄まった放射性物質の粉塵や汚染水が、暫くすれば、日本国土にも入ってくるのだ。
それによっての健康影響は明らかに悪い方向に向くと言う事が言える。
原発を設置した場合、中長期的に考えれば、「設置しない方が良い」と言う事が言える。
2013年08月21日
規制委、事故評価の引き上げ検討 福島第1原発の汚染水漏れ
東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏えいした問題で、原子力規制委員会は20日、国際的な事故評価尺度(INES)のレベル1としていた暫定評価を引き上げる方向で検討に入った。
ただ事故は既に最悪のレベル7と評価され、福島第1原発が改正原子炉等規制法に基づく「特定原子力施設」として特別な管理下に置かれている。
それだけに委員の中には、あらためて汚染水漏れをINESで評価すること自体に否定的な意見もあり、評価が引き上げられるかは不透明だ。
福島第1原発の汚染水が地上タンクから漏えいした問題で記者会見し、謝罪する東京電力の尾野昌之原子力・立地本部長代理=20日午後、東京・内幸町の本店
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/s_image/PN2013082001002090.jpg
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack_c.cgi?c_main+CO2013082001002004_3
「レベル3」に2段階引き上げ検討…汚染水漏れ
福島原発
東京電力福島第一原子力発電所の貯蔵タンクから汚染水が漏れた問題について、原子力規制委員会は21日、「国際原子力・放射線事象評価尺度(INES)」に基づく評価の見直しを議論した。
19日に「レベル1」と暫定評価していたが、東電が20日に報告した汚染水の漏出量が300トンと多いことなどから、8段階の深刻度のうち、下から4番目の「レベル3」へ2段階の引き上げを検討している。
ただし、漏れたタンクは、同原発の事故収束に向けた応急施設であることなどから、通常の原子力施設を対象としたINESの評価を適用するのが適切かどうか、規制委は国際原子力機関(IAEA)に照会する方針。
その結果を踏まえて取り扱いを決める。
規制委の田中俊一委員長は21日の定例会合で「(汚染水漏れは)他のタンクでも起こる可能性があり、早急に対策を立てる必要がある」と述べた。
「レベル3」は、1997年に茨城県で起きた東海再処理施設火災事故などが該当する。
福島第一原発事故は最悪の「レベル7」。
(2013年8月21日17時32分ハハ読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130821-OYT1T00495.htm
福島第1原発の汚染水漏れ、要望あれば支援の用意=IAEA
2013年 08月 21日 20:09 JST
[東京 21日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は21日、福島第1原発で汚染水漏えいが続いている状況を「深刻に」受け止めており、求められれば支援する用意があると表明した。
IAEAのギル・チューダー報道官は電子メールの声明で「日本の当局は原発の状況に関する情報をIAEAに提供し続けており、IAEAの専門家が問題を注意深く見守っている」と指摘。
「IAEAはこの問題を深刻にとらえており、要望に応じて支援を提供する用意がある」と表明した。
ゥ Thomson Reuters 2013 All rights reserved.
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8月21日、原子力規制委員会は、東京電力福島第1原発敷地内にある貯水タンクから超高濃度の汚染水が漏えいした問題で、原子力事故の国際評価尺度でレベル3(重大な異常事象)に引き上げる方針を示した。写真は汚染水タンク。3月撮影(2013年 ロイター/Issei Kato)
http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPTYE97K01H20130821&channelName=topNews#a=1
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE97K07G20130821
*「原子力の安全利用」などと言う考えは、もはや破綻している事を「IAEA」は認識すべきだ。
「IAEA」としても、「「要望あれば」、支援の用意」と言う状態か?。
結局は「お手上げな状態」と言う事か。
「原子力ビジネス」は、すでに破綻している。
除染や汚染水処理すら、ままならない状態だ。
そのような状態で、「原子力を推進」する事自体、無責任であり、深刻に問題な事である。
日本が「IAEA」に行ってもらいたい事は、次の二つだ。
1.「完璧な除染(方法)」。
2.「放射性物質の混入している汚染水の完全な濾過」
(トリチウムの濾過)。
その事、2点を支援してもらいたい。
特に「2.」の技術が無いと、海への放出が出来ないと言う事だ。
フランスのアレバ社でも出来ていない状態だ。
汚染水漏れ、2週間前からの可能性ノ東電が謝罪
福島原発
東京電力福島第一原子力発電所の貯蔵タンクからの汚染水漏れが、発覚の2週間前から続いていた可能性があることが21日、わかった。
毎日2回の巡回点検で見落としていた可能性が高く、東電の相沢善吾副社長は同日の記者会見で「ご心配をかけて申し訳ない」と謝罪した。
原子力規制委員会の検討会は同日夜、タンクごとに水位計を設置するよう東電に要請した。
東電によると、漏えいが発覚した時、水位は満水時より3メートル低かったが、その後の約6時間でさらに5センチ低下した。
同じペースで低下し続けていたとすれば、漏えいは15日前に始まった計算になるという。
18日夕の点検では漏えいの形跡はなかったというが、尾野昌之・原子力立地本部長代理は21日の記者会見で「短時間に漏れていれば、発見時の状態はもっと違うはず。
ある程度の期間、漏れが続いていたと考える方が自然」と話した。
(2013年8月21日21時44分ハハ読売新聞)
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30兆ベクレルの放射性物質、海に直接流出か
福島原発
福島第一原子力発電所から汚染水が海に流出している問題で、東京電力は21日、事故直後に原子炉建屋で発生した極めて濃度の高い汚染水が、海に向かう配管・ケーブル用のトンネルを通じて、直接、流出している可能性が高いと発表した。
これまでに流出した放射性物質の総量が最大30兆ベクレルと推計されたためだ。
東電が事故前に平常時の基準として定めていた放出限度(年間2200億ベクレル)を大幅に超える量という。
東電は22日から、流出経路として疑う2、3号機のトンネルから汚染水を抜き取る作業に着手する。
しかし、汚染水の抜き取り可能なトンネルは一部にとどまり、流出が止まるかどうかは不明だ。
東電は「流出に伴う汚染の影響は、防波堤や水中カーテンで仕切られた福島第一原発の港湾内にとどまっている」と説明する。
(2013年8月21日22時21分ハハ読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130821-OYT1T01037.htm
2013年8月21日23時23分
ストロンチウム流出、10兆ベクレル 地下水通じ海へ
東京電力福島第一原発で地下水を通じて放射能汚染水が海に漏れ続けている問題で、東電は21日、海に漏れ出た放射性ストロンチウムは最大10兆ベクレル、セシウムは同20兆ベクレルとの試算結果を発表した。
通常運転時の1年間の放出管理目標値(2200億ベクレル)の100倍を超える。
ただ東電によると、国の基準である濃度限度は下回っているという。
高濃度の汚染水が塞いだはずの坑道から1日10リットルほど直接海に流れている可能性もあるとして、22日から坑道内の汚染水をくみ出す。
東電は、原発の港湾内の放射性物質の濃度から、ストロンチウムが1日に30億~100億ベクレル、セシウム137が40億~200億ベクレル流れ出ていると試算。
事故直後の2011年5月から汚染水が地下水に漏れ出し続けていると想定すると、総放出量はストロンチウム90で10兆ベクレル、セシウム137は20兆ベクレルと見積もった。
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タンク汚染水漏れ、「レベル3」相当 福島第一原発(8/21)
福島第一の高濃度汚染水漏れ、推計300トン 東電発表(8/20)
高濃度汚染水、タンクから漏出 福島第一「海流出なし」(8/19)
貯水槽の外側、ベクレル10倍 福島第一、地下水影響か(8/17)
http://www.asahi.com/national/update/0821/TKY201308210482.html
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原子炉解体の実態、英国での状況。
原発:「解体先進国」英、稼働26年・廃炉90年(その1) 高線量、作業に壁
毎日新聞 2013年08月19日 東京朝刊
世界で最も廃炉作業が進む原子力発電所の一つ、英ウェールズ地方のトロースフィニッド発電所(出力23・5万キロワット、炭酸ガス冷却炉、2基)の作業現場に入った。
1993年の作業開始から20年。責任者は「既に99%の放射性物質を除去した」と説明するが、施設を完全に解体し終えるまでになお70年の歳月を要する。
「想像以上に時間とコストのかかる作業」(作業責任者)を目の当たりにし、日本が今後、直面する道の険しさを思い知らされた。【グウィネズ(英ウェールズ西部)で小倉孝保、坂井隆之】
青く輝く人工湖沿いに、原子炉を覆う武骨なコンクリート建屋が2棟並んでいる。作業を担当するマグノックス社の指示に従い、ヘルメットをかぶり、目を保護する特製眼鏡をかけた。
2011年3月の東京電力福島第1原発事故以降、日本のメディアがこの廃炉現場に立ち入りを許されたのは初めてだ。
原子炉建屋に入ると目の前に焦げ茶色の巨大な金属筒があった。
稼働中、発電タービンを動かす蒸気を発生させるために使われていたボイラーの一部だという。
エレベーターで建屋の最上階に上がる。原子炉の真上にあたる巨大なホールのような空間の壁に沿って足場が組まれ、作業員が慎重な手つきで建屋の上部を取り壊すための準備作業を進めていた。
建屋全体の高さを約53メートルから約30メートルまで下げ、廃炉完了まで長期間、コンクリート壁の安定性を保つのが目的だ。
65年に運転を開始し、91年に停止した。原子炉の使用済み核燃料(燃料棒)は95年に取り出されたが、圧力容器周辺や中間貯蔵施設内の低レベル放射性物質の放射線量は依然高い。
このため2026年にいったん作業を中断し、放射線量が下がるのを待って73年に廃棄物の最終処分など廃炉作業の最終段階に着手する。
「初期に建設された原発は将来の廃炉を想定して設計されていない。初めて経験することが多く、手探りの作業だ」とベルショー計画部長は語る。
原子炉建屋に隣接する放射性汚染水浄化装置(長さ33メートル、幅5メートル、高さ6メートル)では除染作業が行われていた。
燃料棒冷却や除染作業で発生した汚染水はすでに抜かれている。
別室から遠隔操作する工作機(重量5トン)3機が装置内部の汚染された壁をゆっくりと削り取っていく。
http://mainichi.jp/select/news/20130819ddm001030099000c.html
原発:「解体先進国」英、稼働26年・廃炉90年(その1) 高線量、作業に壁
毎日新聞 2013年08月19日 東京朝刊
被ばくの危険があるため作業員が内部で作業できるのは短時間で、多くは遠隔操作になる。
回収された放射性物質は密封され、敷地内の中間貯蔵施設に運び込まれていった。
廃炉作業には稼働時を上回る約800人が携わる。
第1段階だけでも30年以上にわたる作業のため、稼働停止後、敷地内に新たにレクリエーション施設なども設けられた。
作業の中断、再開を経て全施設が撤去されるのは2083年。
廃炉には稼働期間(26年間)よりもはるかに長い時間がかかるのが現実だ。
この発電所は小規模で、稼働中に大きな事故もなく停止後速やかに廃炉作業に移ることができた。
それでも廃炉に90年を要し、総費用は約6億ポンド(約900億円)になる。
フィリップス安全担当部長は、事故の処理も終わっていない福島第1原発の廃炉作業について「ここに比べて作業員が動ける範囲が限定されるため、ロボットを多用することになるだろう。想像できないほど困難な作業になるのは間違いない」と話した。
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http://mainichi.jp/select/news/20130819ddm001030099000c2.html
原子力規制委員会ウェブサイト
http://www.nsr.go.jp
環境省へようこそ!
http://www.env.go.jp/
経済産業省のWEBサイト
http://www.meti.go.jp/
資源エネルギー庁 トップページ
http://www.enecho.meti.go.jp/
東京電力ホームページ
http://www.tepco.co.jp/
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その他、多数。
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8月21日、IAEAは、福島第1原発で汚染水漏えいが続いている状況を「深刻に」受け止めており、求められれば支援する用意があると表明した。写真は6月、同原発で代表撮影(2013年 ロイター)
http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPTYE97K07G20130821&channelName=topNews#a=1
原子力規制委員会の田中俊一委員長の述べている、「ほかも油断できぬ」と言う状態、他のタンクの検査中、新たに見つかるのではなかろうか。
日本の製造品質は非常に均等化しているので、同時多発的に汚染水漏れが発生する可能性もありうる。
ゴムパッキン使用のタンク設置は、正に「手抜き工事」と同じと言える。
「時間がない」と言う事での「設置の効率化」は、新たな問題が発生し、結局は「非効率化」と言う事になってしまったようだ。
このような事を予測出来なかった福島復興本社、及び東京本社の「判断者」らの責任は大きい。
又、放射線が飛び散っている環境での製造物設置は、正常な通常空間に設置する判断思考は通用しない、と言う事が言える。
見た目は「変わりはない」が、物質にとっては、非常に過酷な環境と言える。
原子炉でさえ稼働させていれば「中性子線」によってボロボロにもろくなって行く。
稼働終了後の解体作業も「大変困難な作業、時間がかかる作業になる」と言う事が言える。
それならば最初から「作らない」、「設置しない」と言う事が「正しい選択」と言う事になる。
各記事参照
福島第1「ほかも油断できぬ」 汚染水タンクで規制委員長
原子力規制委員会の田中俊一委員長は21日の記者会見で、東京電力福島第1原発の地上タンクからの汚染水漏れについて「(ほかのタンクも)油断はできない。一つ起これば、そういうことが起こることを前提にして注意深く対応する必要がある」との認識を示した。
第1原発では汚染される前の地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」計画や、約60種類の放射性物質を取り除いて処理する多核種除去設備(ALPS)の運用などの対策が進まず、高濃度汚染水をためるタンクを増設し続けている。
漏えいが起きたタンクと同じタイプは約350基に上る。
2013/08/21 20:18 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013082101001476.html
毎日記述しているが、原子力を推進してきた経済界、企業経営者、幹部ら、自民党の議員らは、「コメントが無い」ようだが、「原子力を推進してきた為に発生した事故」、「責任」と言う事を感じているのであろうか?。
原子力推進者らのせいで、「大変な事」、「汚染水が、ダダ漏れ状態」になっているのだ!。
除染や汚染水対策すら出来ない原子力方式の発電は今後は増やさないと宣言すべきだ。
又、外国にも販売すべきではない。
海外でも、暫く稼働していれば、老朽化し、燃料棒の汚染した冷却水漏れや、ベントによる放射性水蒸気やガスを放出する事になる。
今後、10年以内には、「福島」のようになってしまう場所も、あると思う。
世界では10年に一回の割合で、福島のような事が、世界の何処かで発生しているのである。
重要な事は、「問題が生じた場合の後処理すら出来ない状態」ならば、「原子力は稼働させてはならない!」、と言う事だ。
その事を見て見ぬ振りをして、恍けて原子炉を外国に販売したり、稼働させたりしている関係企業は、「あまりにも無責任」であり、「極めて悪質な状態」と言える。
日本国政府として、この状態を「恍けて、見て見ぬ振り」していて良いのであろうか?!。
日本国政府の資質が問われているのだ。
除染や汚染水の対策が出来ないのならば、原発の販売と設置は二度と行ってはならない。
悲惨で困難な状況は、「必ず発生する」と認識すべきだ。
原子炉メーカーも、原子炉を販売出来れば、何千億円も儲かるのかもしれないが、その後、問題が発生した場合の費用はどうなのか?。
契約時に「その事は「保障しない」」と言う事か?。
しかし他国の電力会社への保障は「しない」と言う事になっても、他国の人が放射線の被害、被曝者になってしまった場合、繋がってくる可能性はある。
しかも地球は一つであり、海や大気は繋がっているのだ。
日本の裏側に、日本製の原発を作り、それが爆発したとしたら、放射能の直撃はないものの、薄まった放射性物質の粉塵や汚染水が、暫くすれば、日本国土にも入ってくるのだ。
それによっての健康影響は明らかに悪い方向に向くと言う事が言える。
原発を設置した場合、中長期的に考えれば、「設置しない方が良い」と言う事が言える。
2013年08月21日
規制委、事故評価の引き上げ検討 福島第1原発の汚染水漏れ
東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏えいした問題で、原子力規制委員会は20日、国際的な事故評価尺度(INES)のレベル1としていた暫定評価を引き上げる方向で検討に入った。
ただ事故は既に最悪のレベル7と評価され、福島第1原発が改正原子炉等規制法に基づく「特定原子力施設」として特別な管理下に置かれている。
それだけに委員の中には、あらためて汚染水漏れをINESで評価すること自体に否定的な意見もあり、評価が引き上げられるかは不透明だ。
福島第1原発の汚染水が地上タンクから漏えいした問題で記者会見し、謝罪する東京電力の尾野昌之原子力・立地本部長代理=20日午後、東京・内幸町の本店
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/s_image/PN2013082001002090.jpg
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack_c.cgi?c_main+CO2013082001002004_3
「レベル3」に2段階引き上げ検討…汚染水漏れ
福島原発
東京電力福島第一原子力発電所の貯蔵タンクから汚染水が漏れた問題について、原子力規制委員会は21日、「国際原子力・放射線事象評価尺度(INES)」に基づく評価の見直しを議論した。
19日に「レベル1」と暫定評価していたが、東電が20日に報告した汚染水の漏出量が300トンと多いことなどから、8段階の深刻度のうち、下から4番目の「レベル3」へ2段階の引き上げを検討している。
ただし、漏れたタンクは、同原発の事故収束に向けた応急施設であることなどから、通常の原子力施設を対象としたINESの評価を適用するのが適切かどうか、規制委は国際原子力機関(IAEA)に照会する方針。
その結果を踏まえて取り扱いを決める。
規制委の田中俊一委員長は21日の定例会合で「(汚染水漏れは)他のタンクでも起こる可能性があり、早急に対策を立てる必要がある」と述べた。
「レベル3」は、1997年に茨城県で起きた東海再処理施設火災事故などが該当する。
福島第一原発事故は最悪の「レベル7」。
(2013年8月21日17時32分ハハ読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130821-OYT1T00495.htm
福島第1原発の汚染水漏れ、要望あれば支援の用意=IAEA
2013年 08月 21日 20:09 JST
[東京 21日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は21日、福島第1原発で汚染水漏えいが続いている状況を「深刻に」受け止めており、求められれば支援する用意があると表明した。
IAEAのギル・チューダー報道官は電子メールの声明で「日本の当局は原発の状況に関する情報をIAEAに提供し続けており、IAEAの専門家が問題を注意深く見守っている」と指摘。
「IAEAはこの問題を深刻にとらえており、要望に応じて支援を提供する用意がある」と表明した。
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8月21日、原子力規制委員会は、東京電力福島第1原発敷地内にある貯水タンクから超高濃度の汚染水が漏えいした問題で、原子力事故の国際評価尺度でレベル3(重大な異常事象)に引き上げる方針を示した。写真は汚染水タンク。3月撮影(2013年 ロイター/Issei Kato)
http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPTYE97K01H20130821&channelName=topNews#a=1
福島第1汚染水漏れ、レベル3に事故評価引き上げ=原子力規制委ハ2013年8月21日
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE97K07G20130821
*「原子力の安全利用」などと言う考えは、もはや破綻している事を「IAEA」は認識すべきだ。
「IAEA」としても、「「要望あれば」、支援の用意」と言う状態か?。
結局は「お手上げな状態」と言う事か。
「原子力ビジネス」は、すでに破綻している。
除染や汚染水処理すら、ままならない状態だ。
そのような状態で、「原子力を推進」する事自体、無責任であり、深刻に問題な事である。
日本が「IAEA」に行ってもらいたい事は、次の二つだ。
1.「完璧な除染(方法)」。
2.「放射性物質の混入している汚染水の完全な濾過」
(トリチウムの濾過)。
その事、2点を支援してもらいたい。
特に「2.」の技術が無いと、海への放出が出来ないと言う事だ。
フランスのアレバ社でも出来ていない状態だ。
汚染水漏れ、2週間前からの可能性ノ東電が謝罪
福島原発
東京電力福島第一原子力発電所の貯蔵タンクからの汚染水漏れが、発覚の2週間前から続いていた可能性があることが21日、わかった。
毎日2回の巡回点検で見落としていた可能性が高く、東電の相沢善吾副社長は同日の記者会見で「ご心配をかけて申し訳ない」と謝罪した。
原子力規制委員会の検討会は同日夜、タンクごとに水位計を設置するよう東電に要請した。
東電によると、漏えいが発覚した時、水位は満水時より3メートル低かったが、その後の約6時間でさらに5センチ低下した。
同じペースで低下し続けていたとすれば、漏えいは15日前に始まった計算になるという。
18日夕の点検では漏えいの形跡はなかったというが、尾野昌之・原子力立地本部長代理は21日の記者会見で「短時間に漏れていれば、発見時の状態はもっと違うはず。
ある程度の期間、漏れが続いていたと考える方が自然」と話した。
(2013年8月21日21時44分ハハ読売新聞)
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30兆ベクレルの放射性物質、海に直接流出か
福島原発
福島第一原子力発電所から汚染水が海に流出している問題で、東京電力は21日、事故直後に原子炉建屋で発生した極めて濃度の高い汚染水が、海に向かう配管・ケーブル用のトンネルを通じて、直接、流出している可能性が高いと発表した。
これまでに流出した放射性物質の総量が最大30兆ベクレルと推計されたためだ。
東電が事故前に平常時の基準として定めていた放出限度(年間2200億ベクレル)を大幅に超える量という。
東電は22日から、流出経路として疑う2、3号機のトンネルから汚染水を抜き取る作業に着手する。
しかし、汚染水の抜き取り可能なトンネルは一部にとどまり、流出が止まるかどうかは不明だ。
東電は「流出に伴う汚染の影響は、防波堤や水中カーテンで仕切られた福島第一原発の港湾内にとどまっている」と説明する。
(2013年8月21日22時21分ハハ読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130821-OYT1T01037.htm
2013年8月21日23時23分
ストロンチウム流出、10兆ベクレル 地下水通じ海へ
東京電力福島第一原発で地下水を通じて放射能汚染水が海に漏れ続けている問題で、東電は21日、海に漏れ出た放射性ストロンチウムは最大10兆ベクレル、セシウムは同20兆ベクレルとの試算結果を発表した。
通常運転時の1年間の放出管理目標値(2200億ベクレル)の100倍を超える。
ただ東電によると、国の基準である濃度限度は下回っているという。
高濃度の汚染水が塞いだはずの坑道から1日10リットルほど直接海に流れている可能性もあるとして、22日から坑道内の汚染水をくみ出す。
東電は、原発の港湾内の放射性物質の濃度から、ストロンチウムが1日に30億~100億ベクレル、セシウム137が40億~200億ベクレル流れ出ていると試算。
事故直後の2011年5月から汚染水が地下水に漏れ出し続けていると想定すると、総放出量はストロンチウム90で10兆ベクレル、セシウム137は20兆ベクレルと見積もった。
関連リンク
タンク汚染水漏れ、「レベル3」相当 福島第一原発(8/21)
福島第一の高濃度汚染水漏れ、推計300トン 東電発表(8/20)
高濃度汚染水、タンクから漏出 福島第一「海流出なし」(8/19)
貯水槽の外側、ベクレル10倍 福島第一、地下水影響か(8/17)
http://www.asahi.com/national/update/0821/TKY201308210482.html
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原子炉解体の実態、英国での状況。
原発:「解体先進国」英、稼働26年・廃炉90年(その1) 高線量、作業に壁
毎日新聞 2013年08月19日 東京朝刊
世界で最も廃炉作業が進む原子力発電所の一つ、英ウェールズ地方のトロースフィニッド発電所(出力23・5万キロワット、炭酸ガス冷却炉、2基)の作業現場に入った。
1993年の作業開始から20年。責任者は「既に99%の放射性物質を除去した」と説明するが、施設を完全に解体し終えるまでになお70年の歳月を要する。
「想像以上に時間とコストのかかる作業」(作業責任者)を目の当たりにし、日本が今後、直面する道の険しさを思い知らされた。【グウィネズ(英ウェールズ西部)で小倉孝保、坂井隆之】
青く輝く人工湖沿いに、原子炉を覆う武骨なコンクリート建屋が2棟並んでいる。作業を担当するマグノックス社の指示に従い、ヘルメットをかぶり、目を保護する特製眼鏡をかけた。
2011年3月の東京電力福島第1原発事故以降、日本のメディアがこの廃炉現場に立ち入りを許されたのは初めてだ。
原子炉建屋に入ると目の前に焦げ茶色の巨大な金属筒があった。
稼働中、発電タービンを動かす蒸気を発生させるために使われていたボイラーの一部だという。
エレベーターで建屋の最上階に上がる。原子炉の真上にあたる巨大なホールのような空間の壁に沿って足場が組まれ、作業員が慎重な手つきで建屋の上部を取り壊すための準備作業を進めていた。
建屋全体の高さを約53メートルから約30メートルまで下げ、廃炉完了まで長期間、コンクリート壁の安定性を保つのが目的だ。
65年に運転を開始し、91年に停止した。原子炉の使用済み核燃料(燃料棒)は95年に取り出されたが、圧力容器周辺や中間貯蔵施設内の低レベル放射性物質の放射線量は依然高い。
このため2026年にいったん作業を中断し、放射線量が下がるのを待って73年に廃棄物の最終処分など廃炉作業の最終段階に着手する。
「初期に建設された原発は将来の廃炉を想定して設計されていない。初めて経験することが多く、手探りの作業だ」とベルショー計画部長は語る。
原子炉建屋に隣接する放射性汚染水浄化装置(長さ33メートル、幅5メートル、高さ6メートル)では除染作業が行われていた。
燃料棒冷却や除染作業で発生した汚染水はすでに抜かれている。
別室から遠隔操作する工作機(重量5トン)3機が装置内部の汚染された壁をゆっくりと削り取っていく。
http://mainichi.jp/select/news/20130819ddm001030099000c.html
原発:「解体先進国」英、稼働26年・廃炉90年(その1) 高線量、作業に壁
毎日新聞 2013年08月19日 東京朝刊
被ばくの危険があるため作業員が内部で作業できるのは短時間で、多くは遠隔操作になる。
回収された放射性物質は密封され、敷地内の中間貯蔵施設に運び込まれていった。
廃炉作業には稼働時を上回る約800人が携わる。
第1段階だけでも30年以上にわたる作業のため、稼働停止後、敷地内に新たにレクリエーション施設なども設けられた。
作業の中断、再開を経て全施設が撤去されるのは2083年。
廃炉には稼働期間(26年間)よりもはるかに長い時間がかかるのが現実だ。
この発電所は小規模で、稼働中に大きな事故もなく停止後速やかに廃炉作業に移ることができた。
それでも廃炉に90年を要し、総費用は約6億ポンド(約900億円)になる。
フィリップス安全担当部長は、事故の処理も終わっていない福島第1原発の廃炉作業について「ここに比べて作業員が動ける範囲が限定されるため、ロボットを多用することになるだろう。想像できないほど困難な作業になるのは間違いない」と話した。
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http://mainichi.jp/select/news/20130819ddm001030099000c2.html
原子力規制委員会ウェブサイト
http://www.nsr.go.jp
環境省へようこそ!
http://www.env.go.jp/
経済産業省のWEBサイト
http://www.meti.go.jp/
資源エネルギー庁 トップページ
http://www.enecho.meti.go.jp/
東京電力ホームページ
http://www.tepco.co.jp/
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http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/3277947ced220b171dea476c6c43a6e5
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2013年06月07日 22時43分48秒 | 経済
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/8b6449def024bbbc677f54a576e4dc97
その他、多数。
各記事参照
【社会】
タンク汚染水漏れ レベル3に引き上げへ 規制委、評価見直し
2013年8月21日 夕刊
図1 原子力事故の国際評価尺度
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/images/PK2013082102100121_size0.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/e9/13460c96f7c3549c3e260fb20abab1b6.jpg?random=19dbc8dd1ec716d09b0480a08b4f8915
東京電力福島第一原発のタンクから三百トン(東電の推計)の高濃度汚染水が漏れた問題で、原子力規制委員会は二十一日の定例会で、国際的な事故評価尺度で下から二番目のレベル1としていた暫定評価を、レベル3に二段階引き上げる可能性があるとの見解を示した。
規制委は、汚染水にベータ線を出す放射性ストロンチウム90(法定基準は一リットル当たり三〇ベクレル)などが一リットル当たり八〇〇〇万ベクレルと、放出が認められる濃度限度の数百万倍に達する極めて高い濃度であり、三百トンの漏出量から数千テラベクレル規模(テラは一兆)の漏出があると推定。
規制委事務局は放射線の管理上、レベル3の重大な汚染に相当するとしている。
汚染水漏れが発覚した十九日の段階では、漏れた汚染水の量がはっきりしなかったため、規制委は暫定的にレベル1と評価していた。
その後、東電が漏れた量を三百トンと推定したことから、評価を見直すことにした。
ただし、国際基準は通常の原発での事故を評価対象にしている。
すでに福島第一原発事故自体は最悪のレベル7と認定されており、それに関連して起きた今回のタンク事故を個別に評価することが適切なのか、基準を所管する国際原子力機関(IAEA)に確認するとしている。
国内でのレベル3事故は、一九九七年に起きた動力炉・核燃料開発事業団(当時)東海アスファルト固化処理施設爆発事故がある。
国際評価尺度(INES)
原発など原子力施設で発生したトラブルの規模や深刻度を示す世界共通の物差し。
国際原子力機関(IAEA)などが設定した。
レベル1~3は「異常な事象」、レベル4~7は「事故」に区分。
評価基準は施設内の汚染度合いや安全設備の状態などで、レベル2は相当量の汚染、安全設備の重大な欠陥などが該当し、レベル3は数千テラベクレルの放射能の放出、安全設備が残されていない事故寸前の状態などが該当する。
最終的な判断は、IAEAに意見を聞く場合もあるが、各国の規制機関が評価する。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013082102000234.html
福島第1原発:汚染水「海に流出の可能性」…東電発表
毎日新聞 2013年08月21日 22時23分(最終更新 08月22日 01時56分)
記者の質問に答える東京電力の相澤善吾副社長=東京都千代田区の東京電力本店で2013年8月21日、須賀川理撮影
http://mainichi.jp/graph/2013/08/22/20130822k0000m040073000c/001.html
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/0a/eb800a0ac30abccf822a76c39b254c87.jpg?random=7c91e321edf97145a6f37b19fe4d312e
東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度の放射性物質を含んだ汚染水が漏れた問題について、東電は21日、汚染水が近くの排水溝を通じ外洋に流出した可能性があることを明らかにした。
原子力規制委員会は同じタイプのタンクからの漏えいも考えるべきだとして、汚染水を別の場所に移すことを検討するよう東電側に求めた。
◇規制委、移設検討求める
タンク内の水には1リットル当たり8000万ベクレルの放射性物質が含まれ、300トンが漏えいした。
タンクから海までの距離は直線で約500メートルで、タンク群の脇には、雨水を外洋に流す排水溝がある。
U字形でふたがなく、常に水が流れている状況ではないという。
東電によると、タンクからの汚染水漏れが見つかった19日に排水溝脇で空間の放射線量を測定したところ、最大で1時間当たり96ミリシーベルトの高い値を観測したほか、放射性物質の性質がタンク内の汚染水と一致した。
排水溝内でも最大毎時6ミリシーベルトを検出。
相沢善吾副社長は21日、「絶対に(海に)流出していないとは言えない。事故から2年が経過するが、今も心配をかけ、おわびする」と謝罪した。
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130822k0000m040073000c.html
福島第1原発:汚染水「海に流出の可能性」…東電発表
毎日新聞 2013年08月21日 22時23分(最終更新 08月22日 01時56分)
一方、海に近い排水溝の出口付近で20日に採取した海水の放射性物質濃度に大きな変化はなく、東電は「大半は土に染みこんでいる可能性がある。大量に海に出ている状況はないだろうと考えている」と従来の見解を繰り返した。
21日には漏えいしたタンク内の汚染水約700トンを別のタンクに移す作業を終えた。
原子力規制委員会は21日、原発事故の国際評価尺度(INES)で、このトラブルは「レベル3(重大な異常事象)に該当する」と発表した。
ただし、規制委は、最悪のレベル7(深刻な事故)の同原発事故に関連した問題として、評価が妥当かを国際原子力機関(IAEA)に照会する。
INESは「健全な施設」で起きた事故を想定している。
田中俊一委員長は21日の記者会見で、福島第1原発では事故対応が続いていることに触れ「福島第1については違う形で国際社会に発信する必要がある。
単にINESに当てはめてレベル2だ3だと言う必要はない」と述べ、今後の同原発でのトラブルではINES評価を使用しない見解を表明した。【鳥井真平、八田浩輔】
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http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130822k0000m040073000c2.html
*山から下ってきた「地下水」は、最終的には海に流れる。
東電が述べている、「大半は土に染みこんでいる(染み込んだまま)可能性がある。大量に海に出ている状況はないだろうと考えている」と言う事は「明確な根拠が無い、非常に非科学的な解釈」と言える。
水が染み込まない「粘土層」がある。
その層の上を山から下りてきた水は海に向かって放出される、と言う事だ。
砂底海底から湧き水として噴き出している状況を想像すべきだ。
これ以外の場合もあるが、そのようなイメージだ。
その途中に「汚染したモノ」があれば「汚染水」となって海に放出してしまう、と言う事だ。
東電の会見では、記者の様々な質問に対し、「その場では、回答出来ない話し」、「確認出来ていない話し」などでも、東電は、「その場都合の答え」を述べる事が多い。
分からない場合は、「調査していない」、「分からない」と正直に述べるべきだ。
汚染水が、「海に流れ出ていない」などと述べている事自体、この東電と言う企業は「どうなっているのか!」と言う事になるのだ。
そのように答えるのならば、「その根拠」、「証拠も述べる必要」がある。
答えが「非常に非科学的な答え方」と言う他は言いようが無い。
この為に、東電の述べている事は「全く信用出来ない!」と言う事になるのだ。
その部分を直す必要がある。
正直になる事は難しい事ではないのだ。
各記事参照
ストロンチウム、港湾に最大10兆ベクレル流出 2年間推計 福島第1原発汚染地下水
2013.8.22 01:09
東京電力福島第1原発から放射性物質に汚染された地下水が海洋に流出している問題で、東電は21日、平成23年5月から流出していたと仮定した場合、港湾内へ流れ出た汚染水に含まれるストロンチウム90が推計で最大約10兆ベクレル、セシウム137は20兆ベクレルに上るとの試算を公表した。ストロンチウムは毒性が高く、漁業関係者の反発がさらに強まるとみられる。
合算すると、保安規定に定められた通常運転時の海への年間放出基準値(トリチウムを除く)の約100倍に相当する。東電は「海水中の濃度は、規制の濃度限度(ストロンチウム1リットル当たり30ベクレル、セシウム90ベクレル)を下回っている」と説明している。
大量の汚染水がたまっているタービン建屋とつながるトレンチ(地下道)からの流出や、汚染された地下水の流出など複数のパターンを仮定したが、地下水流出などではこれだけの放出量を説明できず、トレンチが主な漏洩経路と結論付けた。
トレンチには、事故直後の23年4月に漏れた高濃度の汚染水がたまっている。その汚染水がその後、海に流出している可能性が指摘されていた。
東電はこれまで水溶性のトリチウム濃度が最大40兆ベクレルとしており、ストロンチウムなどは土に吸着しやすく海への流出は試算が困難としていた。東電は専門の研究機関に依頼し、自社で換算した数値と照らし合わせて今回の試算をまとめた。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130822/dst13082201100003-n1.htm
タンク底部抜け、汚染水漏れ出す? 東電、水位測らず…ずさん管理も明らかに
2013.8.22 01:24 (1/2ページ)
原子力規制委員会が21日夜に開いた汚染水対策検討会で、地上タンクの底部のコンクリートが壊れ、地下に汚染水が浸透した可能性が指摘された。
ただ漏洩場所が不明のためふさぐことができず、東電は1日20トンの漏洩が続いていたとの見方を示した。一方で、タンクの水位を測らなかったり、漏洩防止装置の運用を誤っていたりなど、東電のずさんな管理体制も明らかになった。
今回漏洩した地上タンクは鋼鉄をボルトでつなぎ合わせただけの簡易な「フランジ式」。
丈夫な溶接型と異なり安全面で不安視され、過去4回の水漏れはすべてフランジ式だった。
今回の漏洩で、規制庁の保安検査官がつなぎ目を調べたものの、水が漏れた形跡は確認できなかった。
汚染水がタンク周囲の各所で確認されたことから、産業技術総合研究所の安原正也主任研究員は「タンク底部のコンクリートを抜けて、浸み出したと考えるのが自然」と指摘した。
タンクの点検は1日2回、朝と夕方に周囲を目視で確認。漏洩が発覚したタンクはタンク群の奥に位置しており、作業員の目が届かなかった可能性があるが、東電はタンクの個別点検もしていなかった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130822/dst13082201250005-n1.htm
タンク底部抜け、汚染水漏れ出す? 東電、水位測らず…ずさん管理も明らかに
2013.8.22 01:24 (2/2ページ)
タンクの水位を上部から確認しておらず、長期間漏れ続けていた疑いもある。東電が20日に水位を測ったところ6時間で5センチの低下を確認。
計算上では15日前から漏洩が始まったことになる。
漏洩が発覚したタンクからの移送は21日夜に完了した。
規制委は「定期的に監視されていれば、漏洩を早期に発見できた可能性がある」と指摘した。
タンクの周囲には漏洩を防止するためのコンクリート製のせき(高さ30センチ)が設置されている。
雨水がせきの内部にたまると排水弁を開ける仕組みだったが、常に開けていた。
東電は弁を常時閉じるように方針を変えるという。
また、東電は漏洩した被曝線量として、ベータ線とガンマ線を合算し、毎時100ミリシーベルトという高い数値を公表。
しかし、ガンマ線は身体の広い範囲を被曝させるが、ベータ線は全身被曝と関係がない。
このため規制委の田中俊一委員長は「国民に対する情報発信で極めて不適切だ」と語気を強めた。(原子力取材班)
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130822/dst13082201250005-n2.htm
*β線は深刻な内部被曝を発生させます。
β線被曝とは。
東京被曝対策情報
東京で被曝対策をして生きるということ より。
http://hibakutokyo.com/for-taking-measures2-2toukou/
試験操業を延期 いわき市漁協正式決定
東京電力福島第一原発事故の影響で、漁を自粛しているいわき市漁協は21日、市内の県水産会館で試験操業検討委員会と理事会を開き、9月5日を予定していた試験操業の開始延期を正式に決めた。
第一原発からの汚染水流出の問題などを考慮した。
同漁協の試験操業計画では、9月からいわき市沖を中心とした海域で16魚種を対象に始め、放射性物質検査によって安全を確認した上で出荷するとしていた。
23日の県地域漁業復興協議会に同計画を提出して了承を得る方向だが、試験操業の開始時期については9月中を含めて協議を続ける。
延期について矢吹正一組合長は「汚染水の問題が毎日のように報じられる状況で延期は当然と思う。状況が落ち着き次第、試験操業をしたい」と述べた。
2013年08月22日 11時59分 配信
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=2013082211
ニュース詳細
汚染水問題で試験的な漁を中断
8月22日 18時55分
写真 東電担当者ら、地元漁民に陳謝。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/19/ad680944e926b889efcf7ac99f1c7b38.jpg?random=b81a7aefc34abc9c21642505d2bb461b
東京電力福島第一原子力発電所で汚染水が海に流出している問題を受け、地元の漁協は、福島県北部の沖合で去年6月から続けられてきた試験的な漁を中断することを正式に決めました。
原発事故のあと福島県の沖合では漁の自粛が続いていますが、地元の相馬双葉漁協は去年6月から、福島県北部の沖合でタコやコウナゴなどの一部の魚種に限った試験的な漁を続けてきました。
これについて22日、相馬市で、地元の漁業関係者らが出席し、今後の漁の方針を決める会合が開かれました。
会合では冒頭、東京電力の担当者が、福島第一原発で汚染水が地下から海に流出している問題や新たにタンクからおよそ300トンの水漏れが明らかになった問題について陳謝しました。
その後、漁業関係者が今後の試験的な漁の方針について議論し、来月1日から予定していた「底引き漁」など、試験的な漁を一時、中断する方針を正式に決めました。
試験的な漁が福島第一原発でのトラブルで中断されるのは初めてで、再開時期については、9月中を含め、状況を見ながら検討を続けることにしています。
相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は「これまで、放射性物質の量が、国の基準を上回っているものはないが、現状では、消費者の理解を得ることは難しいので、延期はしかたない」と話しています。
「もはや東電の説明を信用することはできない」
22日の会合では、汚染水対策における東京電力側の説明に対し、漁業者から、「もはや東電の説明を信用することはできない」などという批判の声が相次ぎました。
このうち漁業者の1人は、「原発事故から2年余りが経過し、福島の魚を食べようと思ってくれる人が、ようやく出てきたところに、この騒ぎとなった。もやは東電の説明を信用することはできない。大臣など、国のトップに、風評被害がいつまで続くのか、説明してもらいたい」と述べました。
これに対し、会合に参加していた経済産業省資源エネルギー庁の担当者は、「事業者任せでは、対応しきれない状況になっているという認識は持っている。専門家の意見を聞きながら、国として、しっかりと対応し、対応のしかたについて丁寧に説明していきたい」と答えました。
また、東電側が、汚染される前の地下水を山側でくみ上げて海に流す『地下水バイパス計画』について、理解を求めると、漁業者たちからは、賛成する声があった一方で、「国や東電の対策は、いつも後手後手に回っている」などと、批判する意見も相次いで出されました。
[関連リンク]
◇ 追及解説・原発汚染水漏れ問題 WEB特集 (8月22日)
◇ ここに注目! 「今度は地上から 原発汚染水漏れ」 解説委員室ブログ (8月21日)
◇ “ヒラメの海„戻る日を信じて おはよう日本 首都圏 (7月24日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130822/k10013959581000.html
(2)に続く。
(1)の続き。
2013年8月22日(木)
「福島の漁業つぶれる」
汚染水海洋流出 党国会議員団が調査
(写真)福島県漁連の野凬哲会長(左)と懇談する(右から)高橋ちづ子衆院議員、紙智子参院議員、笠井亮、塩川鉄也両衆院議員=21日、福島県いわき市
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-22/2013082201_02_1.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/be/7d9039d74ac9159b657f4eb60ca747a6.jpg?random=d37b659fd9d80bff5b7e630dadf56f5c
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員、紙智子参院議員、笠井亮衆院議員、塩川鉄也衆院議員は21日、福島県漁連、いわき市漁協、相馬双葉漁協(相馬市)を訪れ、東京電力福島第1原発の放射能汚染水の海洋流出について漁業関係者から切実な訴えを聞きました。
いわき市漁協では、事故に対する国や東電の無責任、不誠実な対応に「このままでは福島の漁業がつぶれてしまう」「収束宣言を撤回し、国の責任で一刻も早い事故の収束を」と声が上がりました。
9月からシラスの試験操業を予定していた漁業者は「東電のやっている仕事がいいかげんで腹立たしい。われわれは自分たちの仕事に誇りを持ってやってきた。もっと責任をもってほしい」と訴えました。
県漁連の野凬哲会長は「東電の発表と県のモニタリング検査を判断の基準としてきたが、今回の海洋流出でフェーズ(段階)が変わった。もっと国の関与を明確にして国家的プロジェクトとして(事故収束に)あたってもらいたい」とのべました。
昨年6月に試験操業を開始し、扱う魚種を16種にまで増やしてきた相馬双葉漁協では、「今回の事態は試験操業から本格操業できるか、希望か絶望かの分かれ目となる。10代、20代の若い人たちの希望を失わせたくない」と切実な思いが語られました。
議員団は「みなさんの思いをしっかり受け止め、『収束宣言』を撤回させたい。非常事態の認識の下、これまでの対策を抜本的に見直し、政府の責任で事故を収束させるよう求めていきます」と語りました。
懇談には、日本共産党の福島県議団、いわき市議団も同席。相馬市では、刺し網の中堅漁業者から船を活用した仕事をできるようにしてほしいとの要望を受けました。
関連キーワード
原発
農業・林業・漁業
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-22/2013082201_02_1.html
【原発汚染水】
対策は破綻状態 同型タンクから漏出も現実味
2013.8.22 22:06 (1/2ページ)
東京電力福島第1原発で22日、地上タンクから新たな汚染水漏れの可能性が浮上した。
同じ型のタンクは約350基あり、次々と汚染水漏れが出る懸念が拭いきれない。
東電や国の対策も手詰まり状態で、タンクに貯蔵するという「最後のとりで」が崩壊した場合どうするか。先が全く見通せないでいる。
原子力規制委員会の更(ふけ)田(た)豊志委員は21日の汚染水対策検討会で「他のタンクでも汚染水漏れが起きると考えなくてはいけない」と話したが、それがまさに現実味を帯びだした。
問題はタンクから排水溝を通じて外海に直接つながっており、海洋汚染を防ぐ方策がないことだ。
東電は再発防止へ、同型のタンクのパトロールをこれまでの1日2回から3時間ごとに改める方針を示したが、抜本的な漏(ろう)洩(えい)防止策はない。
タンクに汚染水をためないことが一番有効な方法で、東電は山側から建屋に流れ込む地下水を汚染前にくみ上げて海へ放出する計画を立てているが、地元の不信感が高まり頓挫。
汚染水から放射性物質を除去する装置も腐食が見つかり停止したまま。
事実上、タンクによる保管しかないのが現状だ。
もう一方の汚染水漏れである地下水からの海洋汚染も防ぎ切れていない。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130822/dst13082222070017-n1.htm
【原発汚染水】
対策は破綻状態 同型タンクから漏出も現実味
2013.8.22 22:06 (2/2ページ)
東電はこの日、タービン建屋につながるトレンチ(地下道)にたまっている汚染水(約1万5千トン)の抜き取り作業を始めた。
事故直後の平成23年4月にたまったもので、規制委が「早く抜き取るように」と指示していたが、これまで高い放射線量に阻まれて作業ができなかった。
トレンチの汚染水に触れた地下水は海へ流出し続けている。流出をせき止めるために、東電は護岸の地中に薬剤(水ガラス)を注入し地盤を固めた「土の壁」を造成したが、地下水が壁手前でせき止められて水位が上昇。
壁を乗り越え港湾内への流出が続いているとみられている。
港湾内と外海は、シルトフェンス(水中カーテン)で遮断されているが、海水の流れを完全に止めることはできず、一部は外海へと流れている可能性を否定できない。
東電は23年5月以降流出が続いていると仮定した場合、最大で港湾内にトリチウム40兆ベクレル、ストロンチウム10兆ベクレル、放射性セシウム20兆ベクレルが流出したと試算。原発事故はさらに深刻さを増している。(原子力取材班)
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ストロンチウム、港湾に最大10兆ベクレル流出 2年間推計 福島第1原発汚染地…
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130822/dst13082222070017-n2.htm
ニュース詳細
汚染源のトレンチ 水抜き開始
8月23日 4時13分
福島第一原子力発電所で、汚染された地下水が海に流出している問題で、東京電力は汚染源の1つになっている「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルから高濃度の汚染水を抜き取る作業を始めました。
汚染水の流出を防ぐための重要な作業の1つですが、技術的な難しさもあり、課題になっています。
福島第一原発では、ことし5月以降、海に近い観測用の井戸や港から高い濃度の放射性物質が検出されたのをきっかけに、汚染水が地下水とともに海に流出していることが明らかになりました。
対策の1つとして東京電力は原発の海側にあって高濃度の汚染水がたまっている「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルから水を抜き取る作業を22日午後から始めました。
作業が始まったのは、2号機のタービン建屋の海側、海から60メートルの場所にあるトレンチで、およそ210トンの汚染水がたまっているとみられています。
抜き取られた汚染水は、いったん2号機のタービン建屋に移した後、放射性物質を減らす装置を通した上で、敷地内のタンクにためることにしています。
トレンチの高濃度の汚染水の存在は事故直後から分かっていましたが、今回、海への流出が明らかになって、ようやく汚染源の1つを絶つ対策として、水を抜く作業が始まりました。
福島第一原発ではトレンチ全体で、合わせて1万5000トンの汚染水がたまっているとみられ、その抜き取りが急務となっています。
しかし、大量の汚染水がたまっているタービン建屋とつながっている部分があるため、トレンチからの水の抜き取りはその汚染水の流入を防ぎながらの技術的に難しい作業で、完了時期のめどは立っておらず課題になっています。
汚染土の回収開始へ
福島第一原発にあるタンクから300トン余りの汚染水が漏れ出た問題で、東京電力は、汚染水がしみこんだ土の回収を23日から始めることにしていますが、地下にはケーブルなどが張り巡らされているところもあり回収がどこまで進むかは不透明な状況です。
福島第一原発にあるタンクから300トン余りの汚染水が漏れ出た問題で、地表に残っていた水はごく僅かで、排水溝の汚染も少ないことから、汚染水の多くは土にしみこんだと見られ、東京電力は地下に汚染が広がるのを防ぐため23日からタンク周辺の土の回収を始めることにしています。
具体的には、初めに重機で深さ50センチほど掘り起こし、表面の放射線量を計り、放射線量が高かった場合はさらに深く掘って、汚染されていない場所と同じレベルに下がるまで掘り進めるということです。
ただ、どこにどれだけの汚染水がしみこんだか分からないうえ、地面の下にはケーブルなどの設備が張り巡らされているところもあります。
東京電力はまず、地下に設備がないことが確認されている場所から作業を始めるとしていますが、回収がどれだけ進むかは不透明な状況です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130823/t10013968561000.html