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【128】坦子菌類・キノコ・子実体

 戦時中【114】に開発された植物にも動物にも分類できない生物で、キノコとしても知られている。子実体は、陽力素【148】を持たず、太陽からの干渉【159】も受けないため、本来は無色【139】であるはずなのだが、ありとあらゆる色が太陽の視線を避けようと駆け込んできたことによって美しく彩られたのだという。無色界に逃げ込んだからといって、色から陽力素が消えるわけではない【140】が、陽力素に反応して集中する太陽からの容赦ない視線は、巨大な子実体に栄養として消化してもらえる。分化大革命【106】期に分類不能な子実体の形成は禁止されたが、採取された胞子は現在でも製薬会社で医薬品として奉仕活動に携わっている。

リンク元【120】勝利を収めた・二面・戦争の終結

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