注釈の注釈による超現実詩小説
棺詰工場のシーラカンス
【233】神隠し
神隠しにあった囚人たちは、刑期【226】を終えたはずの頃合いに突如として護送車に降輪【236】し、そのまま広い湿地帯【3】に運ばれる。以前はその時点で足跡【42】がとられ、研究所の鑑定結果を受けてから釈放されていたのだが、近年における犯罪者の増加に伴って鑑定が滞り、刑期を終えても湿地帯に長々と足止めされるようになった。見かねた僧侶【10】たちが足跡を僧衣【1】としてまい、その責任を負ったおかげで、囚人たちは足止めから解放されることとなった。
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【225】どちらも夢でしか出入りができない
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