鉄道模型・色差し三昧

精密な模型製品だからこそ、色差しを施しませんか?
より、魅力を引き出しましょう。
お気に入りができますよ。

KATO #8015・8039/ワム80000の背の高さ?

2006年09月30日 | 1:150 客車・貨車
昨日の続きで、Nゲージ有蓋車の高さを考えます。
10月1日、記述を追加しました。水色の文字で表示される部分です。

気がついたのは、ワキ列車にKATOのワム80000を連結したときでした。
なお、左側がKATOのワキ、右側がTOMIX(→河合商会)のワキです。
高さが違うじゃん!           
同じようなパレット貨車です。なぜ揃わないのでしょう?
実車の形式図で、全高を調べました。
●ワム80000形 3703ミリ
●ワキ 5000形 3704ミリ
なぜ、1ミリの差が生じるのは判りませんが、基本的には同じとみてよいでしょう。
Nゲージの大きさなら、高さは同じに見えるはずです。
TOMIXのワムとも連結してみましょう。
こちらは、だいたい高さが揃っているように見えました。
KATOのワムハチは背高のっぽ?
国鉄時代末期の貨物列車といえば、多種多様な形式の貨車がつながっているのが魅力です。
同じ有蓋車にしても、高さがいろいろ。
さて、編成で撮られた写真
を見ると、やや頭が抜きんでた黒屋根車が目につきます。
ワムハチと並んで両数の多かった大型二軸車、ワラ1形です。
またも形式図で、全高を調べました。
●ワラ1形 3770ミリ
Nゲージでも、0.5ミリ近い高さの差が生じるはずです。
じっさい、残された貨物列車の写真を見ても、
ワラ1と並べると、ワムハチはやや低くて長いので、扁平な印象を受けます。
ワキのときと同じように、左側がKATOのワム、右側がTOMIXのワムです。
左のワムは、ワラと同じくらいの高さです。
これでは、ワラ1形の頭がやや抜きんでいるようには見えません。
●レム5000形 3702ミリ     
ワム80000形と同じ高さに見えるはずですが……?
●ワム90000形 3740ミリ    
公正を期すために(?)、同じKATOの手になるワム90000形と連結してみます。
すくなくとも、ワム80000形が高く見えるはずはないのですが……。

どうやらワムハチは、KATO製品よりもTOMIX製品のほうがスケール的に正しいようです。

なぜ、ここまで貨車の高さにこだわったのか?
上でも書きましたが、国鉄時代の貨物列車を再現しようと思ったときに、
有蓋車の背の順が狂うのは嫌だなあ、というのが発端です。
とくに、
1.ワム80000形は少し長め、
2.ワラ1形は短いけれども高さがある、
という2点は、譲りたくなかったのです。


もっとも、こうやって調べるまでは、
「TOMIX製品のほうが何やら細すぎて変だなあ」
と思っていましたから、模型というのはスケールだけではないなあ、とつくづく思います。
箱が並んで走っているというイメージからすれば、
KATO製品のほうが正しいように見えるのです。
ただ、他形式と連結するとバランスを欠くことがあるなあ、というお話し。

専用列車なら、気にしなくて済みますね。
コメント (2)
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