元気の素 SMAPに愛を叫ぶブログ

SMAPがSMAPらしくいられますように。草彅剛くんを贔屓にしていますが、SMAPあってこそなんです!

春の光の中で

2018-02-24 | 詩-思いの欠片
気になる役者が、突然亡くなる。
役柄の彼の声がこだまする。

やりきれない。
置き所のない気持ちをどうしよう。

ドラマの中の彼の台詞にのせた優しい声がこだまする。
亡くなった人から慰められる。

愛犬が虹の橋を渡った。
雪が降る予想の朝、
体温が無かった。

突然の別れは、悲しみより戸惑いがくる。
なき者の生活物を片すとき堤が切れる。
彼女の布団が愛しくて愛しくて温もりを感じながら泣いていた。

遠い距離の役者さんには、どうお別れをしたらいいのだろう。
そして近しく優しさを直に受けた人は、どうして居るだろう。
光だけ春の日、まだ寒い季節に戸惑う心を、せめて照らしてください。
光量だけでも届けて。
透ける春の陽射しに優しい人のギターが聴こえる気がする。
あなたにギターが歌があってよかった。
あなたに可愛いクルちゃんがいて良かった。
今はただ想うだけの時間。

迷い猫

2005-04-20 | 詩-思いの欠片
春の雨の音に混じって
猫の声がした。
その声は、か細くて
どこから聞こえるのか
静かに降る雨にもかき消されそうな鳴き声
そっと探して
あたりをつけたあたりで立ち止まり
耳を澄ます。
とうとう見つけた。
ガラクタの積まれたアパートの階段下に
ちいさな動く白い塊があった。
足音に黙りはするが
我慢できないのかまた、鳴きだす。

「ミィミィミィ」

親を呼ぶには音量が足りない気がするが
親には聞こえるのかな。
元気そうだし
ガラクタは退けないと届きそうになく
手出しはしないでおこう。
耳に子猫の声を貼り付けながら
家路についた。

鍵をあけ
湿った部屋で
ぼんやりと子猫のことを思う。
いつの間にかふとんにくるまって寝てしまった。

家人が帰った音で目覚める。
明かりも灯り
湯気があがり
にぎやかな声で満ちる。
跳ね起きて台所へ行く。

「今日ねぇ、白い猫みたよ。まだ子猫でねぇ」

自分のママになる

2005-04-16 | 詩-思いの欠片
頭をぶつけたのよ、
ドアにね。
痛かったの。
でも、荷物を持っていてすぐには、手を当てられなかった。
だから、少しがまんしてたの。
やっと、手をやって、自分を慰めたの。

「よしよし、痛かったね。」

撫でてたら、痛くなくなった。
自分で「よしよし」してたら、人格が二人になった気がした。
癒される子供の気分と、
慰める母親気分と。

母親業は、やらねば暮らせない日々を過ごしているうちに
やっと身についてきた。
今なら、自分のママになれる。
今の自分になら、癒される。

「よしよし、がんばっているね。今日はぐっすり寝ようね。」

食べたい食材を買って、
食べたい味付けをして、
食べたいだけ食べて、
綺麗に掃除して、
ふんわり洗濯して、
パリっとしたシーツに寝転び、
優しい寝息を聞きながら、
温もりを確かめ、
深く眠る。

環境も状況も自分で作り出せることに感謝して。
大人っていいよね。

人ごみにまぎれて青春を思い出した

2005-04-09 | 詩-思いの欠片
走るということ
汗をかくということ
人を信じてただ見失わないように走るということ
人の背だけを見つめて人波を分けて行く事

子供に帰ったように新鮮だった
人の好意が素直にストンと胸に入った
何かが清清しく
何かかあったかく
何かに喜び
何か嬉しい

神田川に桜が満開で
どこまで行っても満開で
川にも花びらの波が出来、
吹き溜まりのピンク色にも感嘆する

いつのまにか流れるように季節は移り
必ず桜は咲き
散りもし、
溜まる。

心の中に入り込んでくるものが
気持ちいいものが増えたらいい。
どんなにグレーな気分でも
その上に桜色が降り積もったらいい。

ちょっと横目で頬杖ついて

2005-04-02 | 詩-思いの欠片
なんだっていうのよ。
仕事なんだからやってればいいのよ。
今までの仕事に未練があるからって
新しい仕事に熱意がないからって
愚痴口言わないでほしいわ。
まわりの士気に影響してるじゃない。
よく見てみなよ。

…私もグチだね。
そうだよ。
愚痴っている奴の仕事をやりたかったんだー
奴に相談さえしたよ。
「これ、やりたいんだよね~。上司に言ってはみたけどダメそうなんだ~。」って。
…それ忘れるなよ。
君の仕事をやりたい奴がここにいるのだー

だからさ、せめてさ、前向きに仕事してよね。
前の仕事に口出ししないの。
今、自分が任されたことをやろうよ。

愛が足りないのかしら

2005-03-28 | 詩-思いの欠片
やりたいことがある。
それをやるにはしがらみが多すぎて、すんなりとは行かない。

しない、と決めているのは、自分だ。
やれる。
でも、しない。
そう決めているのに、泡だつ気持ちを持て余している。

ひとつの小さな波紋が、大きな波になんかならない。
そう思えるのは、日々の積み重ねがあるから。
いいかげんになんか、生きていない。

                 …つもり。

行動をおこして、責任を果たす体力に自信がないのかも。
余裕を持った大人になりたい。
とっくに年齢だけは過ごしてしまった。
情けない。

春の気配と、居座る寒気と、桜色の予感が、
今日も、日常の渦のなかで、誘惑してくる。

いつまで、おとなしくしていられるかな。
行動をおこすために、仕掛けてはじめている自分に気づく。
歯止めがきかなくなるのも近いかも。

切なくなる時

2005-03-16 | 詩-思いの欠片
離れて暮らし
それぞれ家庭を持ち
顔を会わせても世間話と事務的なことを話し
表情からは、考えが読めなくなり

それでも

彼の笑顔が見たいと
道化まがいの話題を振る。

本当に話したいのは、もっと違うことなのに。

話したい事?
それはなんだ?
何か言わねばならない事があるのか?

本当は話したいことなんて無い。
信頼がほしいだけ。
読めなくなった表情は、「気」を許してないのではないかと。
信頼できないのではないかと。

誤解や一方的な解釈の一人歩きが嫌だ。
確認しようよ。
思い込まないでよ。
話そうよ。

そんな顔、私にしないで。

心の確認

2005-03-03 | 詩-思いの欠片
神を信じていないのに、
「なんて運がいいんだろう」と
天国にいるような心地の2日間。

それから

「もう自分はここからどこにもいけないのかもしれない」と
北風が吹きすさぶ荒野にいる気分の今。

「9月からブログも始めて前向きにやってきたおかげかな」なんて
浮かれて思っていた。
違うステージにいけると思っていた。

甘い幻想は、瞬く間に消えた。

現状維持。
そう、それだけ。
何も変わらない。
悪くなっていない。

職場の人も悪くない。
夫も悪くない。
子供も悪くない。
自分も精一杯やったさ。

夢を見すぎた翌朝は、気分が悪い。
そんなところ。

なりたい自分に

2005-03-02 | 詩-思いの欠片
自分を好きでいたい
自分を好きでありたい
「こんなの自分じゃない」なんて思いたくない

相手に通じるように手紙を書いた
内容はまちがっていない
趣旨はきちんと相手に届くだろう

でも、この手紙は嫌いだ
こんなこと書くやつ嫌いだ
客観的に読めば、普通の手紙だ
好きも嫌いもない文だ

伝えたい気持ちが勝って、思い切って投函した
自分の中で何かが身をよじった気がした
もう二度とこんな手紙は書きたくない

遺影

2005-02-12 | 詩-思いの欠片
パパはずるいよ。
いつも若い顔で笑っている。

黒縁写真を見てるとここのところそう思う。
いつのまにか父の享年を越えて生きている。

いつまでも昔のままの姿しか見れないパパ。
いつでもそこにいる気がするけど
叱ってくれないし
おんぶもしてくれない。
よそのパパは病気したり
やつあたりしたりしてるらしい。
心配したり
怒ったりできない。
嫌いだったたばこの匂いもしないね。
ずるいよ。
私は、君の子供なのに
写真に並ぶと親子じゃないみたいだ。
私だけ年とっていく。
身体も気持ちも。

虚像と真実

2005-02-05 | 詩-思いの欠片
手紙やメールを書き、自己嫌悪に陥る。
「なぜ、こんな文章を書いてしまうのだろう?」
親しくない相手に出すときは、それがひどい。

伝えたいことが、伝わるように。
どうか、誤解されませんように。
そう思っているだけなのに。
読み返すと、気色悪い。
これは、自分じゃない。

感想を書きたくても、書けない本がある。
感動してるのに、どう書いたらいいかわからない。
あの本よりも、この本よりも、のめりこんでいたのに。
この本の世界にとらわれたのに。

とりあえず、書かなければならない。
書かなければ、前進しない。
自分が嫌いでも、やらなければ、伝わらない。

自分で作ってしまう壁。
能力不足で越えられない壁。
どちらの壁も、装飾してる。
絵を描いたり。
植物をはわせたり。
装飾は、結構楽しい。
どうか、凝らないうちに壁がなくなりますように。
もしくは、広くずれていきますように。
せめて、低くなりますように。



望みも、どんどんちぃさくなるなぁ。


今日、口から飛びだした歌は

2005-01-30 | 詩-思いの欠片
♪ど~ぉか正夢~君にあ~えたら~

君に会えたらどうするかな。
会いたくて会いたくてしょうがない時期は過ぎたけど。
やっぱり、会いたい。

君にあったら何を話そうかな。
聞きたいことはいっぱいあるけど、どうだろう?
やっぱり、見つめたい。

君にほんとに会えたなら
あきらめていた誤魔化していた気持ちがあふれ出そう。
やっぱり、会いたい。

君を見つめて、君の声を聞いて、君に触れたい。
君を知りたい。

彼を好きになったのは

2005-01-22 | 詩-思いの欠片
彼の手が震えていた。
雑踏でつなぐ手が震えていた。
彼の顔を見直しても、何気ないふりでいる。
緊張してる?
日ごろから馬鹿話はよくしてるのに。
デートも何度もしてるのに。

  今日は何か決心してる?

プロポーズされたクリスマス。
でも、私の気持ちはまだ、ぜんぜん。
だって、気軽な仲のいい同僚のような付き合いだった。

  うっそー

展開はやいぞ。
きっと同僚でなかったら断っていた。
素のままで仕事をする人じゃなかったら、断っていた。
そのくらい空気読めてなかった。

  守ってあげたい

どこからか、湧いて出てきたそんな気持ち。
姫様扱いしてくれる人なのに。
きっと、一生懸命自分を奮い立たせてがんばる姿見たから。

前、付き合った相手に、女らしい気遣いやら、母性やら求められた。
そんなものは演技するけど、ちっとも本気じゃなかった。

  ナンだ、自分、母性あるじゃん。

そう思えた事がすごく幸せだった。
やっていけるかもしれない。
彼となら、自然にやっていけるかも。
彼となら、好きな自分になれるかもしれない。
彼となら、楽しいかも。

  でも、もうちょっとつきあってからね。

なんて、慎重なんだ…


今は君の挫折を祈ろうか?

2005-01-14 | 詩-思いの欠片
のほほんと暮らす君をみると
謂れの無い逆切れを起こす君を見ると
人生をなめているように見える。
キミが幸せになることが希望だけれど
今は君がうまくいかないことを願うべきだろうか?

君の現在の生活態度で、
希望の進路に順調に進んでいってもいいのだろうか?
いつかどこかで挫折を味わう事になりそうだ。
それならいっそ、今、味わってしまったらどうだろう。
性根が鍛えられるのではないか?

「なるようになる」は荒波のさなかにいる人が使うのだよ。
君は、穏やかな環境にいる。
全力で泳げば泳ぐほど、遠くまでたどり着く事ができるはずだ。
どこへ行きたい?
周りをできるだけ観察してコレというものを見つけなよ。

君は自由なんだよ。
ただし、自由はなにもしないとは違うからね。
自由に泳いでいけ。
自由に飛んでいけ。
自分の責任で生きていけ。