風邪をひいてかなり熱っぽい。岩手に住んでいる叔母さんが急に亡くなって、葬式に参列した家族が強力な風邪を運んできたようだ。家族の半分は完全
にダウン。ブログなど書いている場合ではないが、書かないと苦しい。mk2さんの苦しさを想像すれば、この程度の苦しみはなんでもない。ガンと戦いなが
らアントラーズを応援し続けるmk2さんの心意気には頭が下がる。
考えてみると、岩手出身の小笠原と山本、青森の柴崎、宮城の遠藤と、アントラーズには東北出身の選手が多い。特にゲームメイクをしている小笠原と柴
崎の二人がチームのカラーを作ることは言うまでもない。この二人の闘志、プレーの創造性、全体が見える視野の広さが、アントラーズを支えている。私は
今は茨城に住んでいるけれど、岩手で生まれ、親戚はほとんどそっちに住んでいることもあって、東北びいきであることは確かだ。
芸術面でも岩手は宮沢賢治、石川啄木、青森は太宰治と寺山修司という、とんでもない才能を生み出している。厳しい自然条件の中で育ってくる才能。そ
の特徴の一つは、リズム感だ。関東や関西にはない、独特のリズム感とノリの良さ。そして縄文時代から続いているようなエネルギーと原色の色彩感。こう
いうものと冷静な知性がマッチした時、日本の枠組みを超えてしまうような巨大な才能が生まれる。
言うまでもなく、その可能性があるのが柴崎岳。来期も柴崎がアントラーズでプレーできるのを見られて本当にうれしい。いつかは海外に移籍する可能
性が大きいし、長い目で見れば、柴崎自身の成長のためには海外でプレーすることは必要なことだと思う。でも、少なくともタイトルを取るまではアント
ラーズでプレーして欲しい。私は柴崎にもっともっと成長して世界最高レベルのプレーができる選手になってもらいと思う。
みなさんは、柴崎が本当に燃えているときの素晴らしい表情を覚えていると思うけれど、その目に狂気の光が宿っているのを感じないだろうか?アドレ
ナリンの大量放出と、冷静な判断力で冴え渡った脳は、目に何か日常を超えた狂気のような光を宿らせる。これが彼が天才を持っている証だ。私はいつ
も柴崎の目の光を見ると、東北が生んだアーティスト達の天才を思い浮かべてしまう。柴崎よ、どんなに誉められても慢心することなく、世界最高のレベ
ルを見据えて、努力を続けていって欲しい。たぶん、やってくれるだろうと信じている。
そして、アントラーズの今後、10年以上にわたって、センターバックを支えてくれると思う、昌子と植田。植田は今回、アジアカップにA代表として追加
招集されることになった。おめでとう。若いうちにアジアのサッカーを経験するとこは今後の大きな糧になると思う。この武道系の九州男児に、「死に狂い」
の精神が宿ったとき、アントラーズのゴール前は鉄壁になるだろう。昌子と二人で、岩政のクレバーさを引き継ぎながら、ジーコスピリットと武士道を体現
するような、センターバックの鑑になってもらいたい。
千葉への移籍が噂される山村だが、私は彼のポテンシャルは非常に高く評価している。ジョルジ・ワグネルが出るくらいなら、山村がMFに入った方が
いいと信じるくらいだ。トニーニョ・セレーゾがなかなか使ってくれないようだが、決して腐るな。必ず君の出番はやってくる。だからJ2の千葉などには見向
きもしないで、この鹿島アントラーズで活躍する機会を待って欲しい。セレーゾは来期限りで終わりなのではないか?個人的には、ジョルジーニョにまた
戻ってきてもらいたい。アギーレはもちろんもういい。グレーの監督を使い続けるわけにはいかない。そんなことは大人の世界では明らかだ。降任には、
オズワルド・オリヴェイラが最適。彼のスピリットと科学的な分析力、そして選手一人一人を大事にする姿勢は、日本代表チームにピッタリだ。
私は、細々とした動きを追うのが好きではないので、更新する回数も少ないが、オフシーズンは柴崎を主人公にしたフィクションでも書いてみようか
な・・・・・と思っている。柴崎もまあ、馬鹿が書くネタがなくなって書いているんだな、と思って大目に見てもらいたい。
では、皆さん、良き、年末年始を!
来年も鹿島アントラーズを応援していきましょう!!
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