ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

セレッソ大阪戦

2014-11-29 16:16:11 | 日記

 本当にサッカーとはわからない、わからない・・・・・。サガンがアディショナルタイムにレッズに追いつくまで、アントラーズにもう優勝の可能性はなかった。

それが何ということだろう!アントラーズ戦が終わったら、優勝の可能性がまだ最終節の結果次第であるなんて。これだからサッカーは人生のようにわから

ない。そういう可能性をたぐり寄せるだけのいいサッカーを今日は見ることができたのだが、時々NHKでサガンとレッズ戦を見ながら、アントラーズの今期の

優勝はないんだな、と思っていたのに・・・・・。でもいいサッカーしてるからしょうがない、と納得しながら、セレッソ戦を見ていたのに、なんとまたレッズは

勝てなかったとは!

 

  アントラーズにはプレッシャーがまったくない。のびのびとしたプレーでしかも隙がない。ボールへの寄せが非常に早くて、攻守の切り替えの良さでも光っ

ていた。それに対してセレッソは動きが硬く、攻撃にも連動がない。明らかに降格のプレッシャーがあるのだろう。セカンドボールもほとんどアントラーズが

拾っていた。セレッソにいくつかあったゴール前のチャンスも、アントラーズディフェンスが直前に断った。前節同様、アントラーズは守備が非常に連動してい

て、うまくボールを相手にもたせていたと思う。

 

  カイオの一点目は、パスを出した赤崎がよく見えていた。中央に出さないで左サイドにいいパスが出た時点で勝負あり、だった。カイオも丁寧にトラップし

て落ち着いてコースを狙って先制。その直後のドリブル突破もすごく切れていたし、前節よりカイオはずっと良かった。後半の59分の二点目も小笠原のパス

をカイオが左サイドからふわっとヘディングで上げたのを赤崎がヘディングでポストぎりぎりに決めた。しかし、後半開始早々に赤崎は決定的なチャンスを

二回もはずしていて、これが決められたのが救いだった。

 

 67分の赤崎の二点目は、西のパスを受けた、植田?のロングフィード一発がゴール前にいた赤崎にうまく通ったのを落ち着いて決めた。一点取れたの

が精神的に楽にしていたのだろう。この時間帯はどんどん萎縮していく感じのセレッソに対してアントラーズは自由にのびのびとプレーできていた。72分

にルイス・アルベルトが土居に代わって入る。土居はあまりボールに触れなかった。ルイスが入って、柴崎が一列前に出るオプションが柴崎の四点目を

生んだ。この形がアントラーズが勝てなかった時期にできなかったオプション。豊川が左サイドで切れのあるドリブルで上がって、ゴール前に走りこんだ柴

崎にパスを出して、ニアポストに綺麗に流し込んだ。今日の四得点はすべてやるべきことをしっかりやって形で崩した見事な得点だった。やはり、ジョル

ジ・ワグネルを使わなければ、こういう形の攻撃ができたのに・・・・・と悔やまれる。ジョルジ・ワグネルはサガン鳥栖戦もベンチ外を切に祈る。

 

 勝敗には関係なかったが、右サイドで杉本がうまくキープしてかわして、永井にパスを出して決められた失点は、最終節でレッズとガンバが引き分けて

アントラーズが勝った場合、得失点差が問題になるので、できれば失点しなくなかった。しかし、全体的に見れば、攻守にわたってアントラーズの完勝と

言える試合になった。次節はレッズがグランパスに負けないまでも引き分けは十分あり得る。こうなってくると、アウェーとはいえ、徳島ヴォルティス戦を残

す、ガンバが有利になってきたのは間違いない。

 

 しかし!しかし!本当に最後まであきらめることなく、今日のようにやるべきことをキッチリやって、あとは運を天に任せるしかない。これでホームでレッ

ズが優勝できなかったら、暴動が起きるんじゃないか?関係ないがそんな不安すら頭をよぎる。アントラーズが大量得点でサガン鳥栖を破って、ガンバが

引き分けでも優勝の可能性があるのか。あり得る!奇跡の可能性はあるぞ!あ、得失点差は2なんですね。3-0で勝てばいいんですね!

 

鹿島アントラーズの奇跡を祈って!

最後までしっかり応援しましょう!!

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川崎フロンターレ戦

2014-11-22 16:18:50 | 日記

 よし!よし!いいぞ!最後はこういう展開になってこないとね!

 

 アントラーズは出だしから積極的に主導権を取って、試合を支配する。フロンターレはやはり中村憲剛がいないのが大きい。全体的に選手間の距離感が

悪く、中盤でもリズムを作れない。フロンターレと言うと、細かいパスをうまくつないで、切れ込んでくるチームという印象だが、今日はパスがつながらない。

アントラーズはいいリズムで、前半のいい時間帯に一点が欲しかったが、ややフロンターレのリズムが出てきたところに、45分に先制点が来た。

 

 中盤で小笠原のパスを受けた柴崎がコースを狙って遠藤へ。遠藤は右足をうまく使って相手DFをブロックしながら、相手GKの上を越す、ループ気味の

シュート。瞬間的に相手GKの位置を見定める冷静な判断力が光った。遠藤はこれで10点目?悪いときもあるけど、いい時に得点している。前半終了間際

のこの得点は大きかった。

 

  後半の出だしは、フロンターレも動きが良くなったように見えたが、やはり流れはアントラーズだった。8分に西が相手DFの背後に素晴らしいクロスを入

れて、いい位置で待っていた赤崎が頭で押し込んだ。西は前半はあまり精彩がないように見えたが、このクロスは素晴らしかった。小笠原が前夜からの

体調が万全でなかったようで、ルイス・アルベルトに早めに交代。ルイス・アルベルトは一枚イエローをもらったが、動きにリズムと気迫があって、どう見て

も、ジョルジ・ワグネルよりアントラーズのサッカーにフィットしている。これだけ久しぶりに出てもちゃんとシュートを打つべきときには打つし、もし、ジョル

ジ・ワグネルを全く使わないで、ルイス・アルベルトを使っていたら、勝ち点で5か6くらいは間違いなく今より取っていた、と確信している。それくらい、ジョ

ルジ・ワグネルはアントラーズのサッカーのリズムを殺していた。もし、残り二試合連勝する気があるのなら、このまま使わないで欲しい。そのことは切に

願っている。

 

 終了間際のレナトのFKからの失点は、壁に当たってコースが変わった不運なものだったが、追いつかれる気はしなかった。今日のアントラーズは守備

も非常に連動性があって、安定していた。特に昌子の読みが素晴らしく、何度も事前にピンチを断ち切っていたし、一対一の戦いも完全に勝っていた。大

久保とのマッチアップも見ごたえがあった。青木はいい意味で目立たなかった。青木のいい時は、存在していないような仕事をする変わったタイプだと思

うが、山村よりは良かったように思う。

 

 柴崎が試合全体を通して、質の高いパスを前線に出し続け、守備でも運動量が多かった。相変わらずだがコンスタントにそれができるというのは素晴ら

しいことだ。土居とカイオは彼らにしてはやや不満が残る出来だった。この二人はもっとできるはず。残り二試合は死に物狂いでやってほしい。

本当にありがたいことに、ガンバが2-0でレッズを破ってくれた。やはりガンバには勢いがある。ガンバの残りは神戸と徳島で勝ち点を伸ばす公算が高

い。アントラーズは絶対に二連勝しかない。最後まで何が起こるかわからない。「人事を尽くして、天命を待つ」。ただ、それだけの状態。アウェーでのセ

レッソ戦、必勝あるのみ!奇跡は起こるかもしれないぞ・・・・・・・・小笠原よ、何とかしてくれ!

 

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アルビレックス新潟戦

2014-11-03 12:27:14 | 日記

 この内容の悪いゲーム、良く逆転できたと思う。勝因は、52分に赤崎と豊川に代えて、カイオと中村を入れたことと、疫病神ジョルジ・ワグネルを使わな

かったこと、この二点だと思う。前半、完全にアルビレックスにペースをつかまれていて、後半に入ってもその流れが続いていたが、カイオの左サイドの動き

が素晴らしく、急にリズムが変わって前線が活性化した。早めに交代した判断が良かったと思う。

 

  後半、早々、鈴木武蔵のループシュートに植田がヘディングで何とかクリヤーできたのは大きかった。あそこでもう1点入っていたらゲームは決まってい

ただろう。植田は前半43分に鈴木武蔵にうまくかわされ、先制を許したが、昌子の出来の良さに比べるとややむらがあった。イエローが四枚になったので

次節は出場停止。植田に代わった山村は落ち着いたプレーをしていた。こんな感じでできるのなら次節も期待できそうだ。

 

  62分の小笠原のFKからの中村のボレーシュートは、ほとんどフリーだった。このところややFKの精度を欠いていた小笠原だったが、素晴らしい位置に

蹴った。解説の秋田は中村の技術のレベルの高さとか言ってたが、あれはプロならば決められて当然と言えるシュートだったと思う。カイオが左サイドでリズ

ムを作ってくれて、アントラーズペースが続くものの、アルビレックスも良く守っていた。特に、レオ・シルバが攻守にわたって圧倒的に効いていて、前線にま

で飛び出してくるので脅威だった。そんな中、84分にゴール前で指宿からレオ・シルバに決定的なパスが出て、シュートしたが大きくはずす。ここではずし

てくれたのが助かった。

 

  ピンチの後にチャンスありで、柴崎から土居とつながり、相手DFのこぼれたボールを、西が相手DFの股下を狙って思い切って右足を振り抜くと、相手

GKの指先をかすめて左隅に見事にシュートが決まった。位置的に簡単なシュートではなかったし、柴崎も欲しがっていたので、よく思い切り打ったと思

う。この日はクロスの精度も高く、何度かゴール前でチャンスを作っていたので、調子が良かったのだろうが、日本代表に呼ばれるだけのことはある、とい

う素晴らしいゴールだった。

 

  後半は良くなったものの、アルビレックスにゲームを支配された中、本当に良く逆転できたと思う。全体的に見れば、90分にクロスバーを叩いた惜しい

シュートもあったカイオが、ゲームの流れを変えてくれたように見えた。もちろん、1-1の緊迫した局面で、ジョルジ・ワグネルを入れないで山村を入れた

のは正解だった。ジョルジ・ワグネルが入ったら、西の逆転弾は間違いなく生まれなかっただろう。

 

  この試合を入れて四連勝したとしても、レッズを上回る可能性は低い。しかし、西の素晴らしい逆転弾で首一枚つながったという感じ。レッズはガンバ

との直接対決を残しているので、むしろ気分的にはガンバを追うような感じなのか。優勝の可能性はゼロではないのだから、残り三試合は絶対に勝って

欲しい。あとジョルジ・ワグネルはもうベンチにも入れなくていいです。彼が入ると絶対に勝てません。

 

かすかな希望から奇跡を目ざして・・・・がんばれ!鹿島アントラーズ!

 

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