しねまぶっくつれづれだいありー

思うがままに映画、本、演劇,音楽などすきなことについて語ります。

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 (2/25 幕張)

2006-02-26 23:20:56 | 映画
『出会いを運命にした二人の物語、そして歌のチカラに圧倒される良作』
 久々に映画を観に行くことができました♪そこで選んだのがこの作品、アカデミー賞の主演男優・女優賞にノミネートされたホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンの吹き替え無しの歌唱力も話題になっていますよね。

 私がこの作品を選んだのは前評判もありますが、やはり、『二人の愛の物語』(ベタな言葉だ・・・)がテーマであるということ。他にもいろいろ作品はあるのでうすが、観終わった後に幸せな気持ちにさせてくれそうな映画を観たかったのです。最近、忙しいがゆえに、やっぱり、心を豊かにさせてくれるような気持ちのいい作品に目が向きますね。この映画は実話をベースにしているということもあって、私の条件にぴったりだったのです。

 で、その選択は大正解!!でした。
 もともと、ミュージカルも大好きなので映画の中に歌が出てくることも気にならないのですが、この映画では歌の場面が本当に自然。ライブシーンなので、ミュージカルのように突然歌いだすわけではないので当たり前なんですが、歌われる歌詞がその場面の二人にぴったりなんですよ。そして二人の歌唱力が素晴らしいです。特にジューン・カーター役のリース・ウィザースプーンの歌は必聴の価値アリだと思います。『キューティー・ブロンド』でキャーキャーいってた(笑)おバカなコメディエンヌと同一人物とは信じられない美しい歌声です。
 生前、ジョニー・キャッシュは、映画化について『誰が自分を演じることになっても、ギターの抱え方だけはしっていおいてほしい』とこだわったギターを持ち歩いて自分の一部になるように役作りをしたそうです。ジョニー・キャッシュその人を私は知らないのですが、映画を観終わったあと購入したパンフレットにジョニー・キャッシュの写真が載っていました。ホアキンと顔立ちはそれほど似ていないのですが、写真からでも立ち上るどこか危険でどこか情ひけない雰囲気をホアキンが見事に体現してたことに驚きました。

 ジョニーとジューンは出会ってから、結ばれるまでに10年以上の歳月をかけています。ジョニーは出会った瞬間から、ジューンに魅かれていったのだと思いますが、ジューンがいつジョニーを愛するようになったのかははっきりとは描かれていません。でも、彼女はただジョニーを受け入れるのではなく、いつでも彼の人間的成長を促し、突き放し続けます。
 ジョニーは、薬物におぼれ、父からも妻からも見捨てられたのに、つれないジューンに変わらぬ愛を注ぎ続けたのは、彼女が自分のことを想って言ってくれていることを本能的に感じていたからではないでしょうか?でも、ジョニーは薬物をやめられない・・・それが、彼の人間的弱さなのですが(薬物は自分ひとりでやめるのはムリなので、更生施設に入ったりしないとダメなのですが、彼はその決断はできなかったわけです)。
 で、すごいなぁと思ったのがジューンの両親の一言、ジョニーが父親とぶつかり、やけになってトラクターを運転し続けていたとき、ジョニーの両親や妹は彼を追いて帰ってしまい、ジューンも心配そうな視線を向けながらも車に乗り込もうとします。そのときに、ジューンの父親が『行ってあげなさい。おまえまで見捨てるのかい?』というのです。その後、ジューンの家族の協力の下、ジョニーは薬物の禁断症状を乗り越え、決別することができたのです。
 ジューンは小さな頃から、家族で公演周りを続けていて、歌のうまい姉に対するコンプレックスもあったようなのですが、この両親の深い人に対する思いやりこそがジョニーがあれほど愛するジューンを育てたのではないかと思いました。

 二人の関係は紆余曲折があったし、映画に描かれたこと以外にも困難なこともあったでしょう。でも、二人が出会い、そして人生の最期までを共にする最良のパートナーでありつづけたことは事実なのです。
 人々の心に残る歌を残すジョニーとジューンにはなれなくても、二人のような人生のパートナーに出会えたらなと夢見てしまう(笑)そんな素敵な映画でした!
  

近況報告!

2006-02-05 21:08:07 | つれづれ
 ひさびさのブログ更新。
 今週末はまた寒かったですね
 1月最後の週末は、なんと徹夜!!残業終了が土曜の13時でした。しかも、先週の日曜日は私の誕生日。ついに三十路に突入です。・・・ということは、20代最後の日が徹夜明けですよ(涙)
 おかげで、楽しみにしていたバンプ・オブ・チキンの幕張ライブもキャンセルしてしまいました行きたかったよ~。しかし、もう体力がもちません。自宅にたどり着いたのが15時でそこから、翌昼まで爆睡でした。ちなみに、うちの母は途中、あまりにも静かなもので死んでるんじゃないかと何度か身体を触りにきていたそうな(笑)

 そして、今週末は『徹夜』にはなりませんでした。朝の4時半には職場をでましたからね(なんか、書いていて悲しくなってきます)。でもでも、今週はイヤだけど日曜出勤しようかなと思っていたのですが、気持ち的にダメでしたね~。休日出勤しないというのは、私の就職以来のポリシーなので・・・(就職後8年間で休日出たのは2度だけです。残業時間のわりには少ない方じゃないかな?)

 というわけで、明日からはまたツライ日々がはじまります。でも、あまりにも忙しすぎるせいか、職場内の人間関係は良いのが救いかな。

 映画みにいきたいです。『ホテル・ルワンダ』幕張でやってるんだよね~。