しねまぶっくつれづれだいありー

思うがままに映画、本、演劇,音楽などすきなことについて語ります。

NANA(10/23 幕張)

2005-10-28 11:58:21 | 映画
『原作に忠実な作りであまり違和感なくみれました♪』

 公開当初は満員続出で観る機会がなかったのですが、そろそろ終わりそうなのでチャレンジしてみました。中島美嘉が歌う主題歌をHYDEが作曲しているというのが私が観たかった大きなポイントです(笑)『NANA』は途中までコミックを所有してます。で、あとは立ち読みです。大好きというほどではないけど、だいたいの筋はわかっているつもり・・・という感じ。でも、実はNANAの初回を雑誌で読んでいて、それまでの矢沢あいの作風とは違っていたので、とても印象に残ったのを覚えています。

 映画を観て、よくもまあ、これだけキャストを集めて、なりきらせたなぁと感動!ぱっと聞いたときは、違和感あるヒトが結構いたのですが、映画をみるとまあそれなりにキャラになっています。
 あと、ハチを演じる宮崎あおいのかわいさに脱帽って感じです。こんなかわいかったら、確かにわがままでも許せてしまいそう(笑)…あ、今回は章司に振られるところまでだっけ?
 中島美嘉は、しゃべりがちょっと「・・・」という感じがしたのですが、まあ、声質によるものなのかな?外見なんかはナナだあ!と思いました。マンガと同じように細くて、びっくりです!!!

 あとは、タクミの玉山鉄二はあの長髪にちょっと笑いそうになっちゃったんですが、ラストシーンでしゃべったときは、「あら、素敵」と思いました。あのシーンはマンガでも好きだったので(笑)でも、タクミのセリフ少なすぎですよね、最初から、続編を意識したキャスティングなんでしょうか。次からは大活躍ですね(そして、ナナと険悪に?)

 マンガが原作の映像化って、やっぱり、どれだけ違和感を押さえられるかが勝負だと思うのですが、NANAは、違和感によるフラストレーションは少なかったです。(この前みた「タッチ」は私はダメでした…感想もおこしてないしなぁ)それは、映画の作り方もありますが、何より、「NANA」という原作がリアルな世界観を持った虚構の物語だからだと思います。小学生の頃、「りぼん」で親しんだ作家さん(当時はいまほどトップ作家ではなかったような…)が、それほどコアにマンガを読まない人たちにも受け入れられているのは、この点が魅力なんでしょうね。
 これから原作はどんどんヘビーな方向に進みそうですが、映画がどれだけ続くのか、そして、違和感が押さえられるのかが楽しみです。

この胸いっぱいの愛を(10/22 幕張)

2005-10-28 11:24:03 | 映画
『ストレートな愛情映画、クドカンのエピソードにちょっとやられました!』

 伊藤英明主演、ミムラがヒロインの恋愛?映画です。黄泉がえりのスタッフが作った映画だそうで、柴崎コウが主題歌を歌っています。ちなみに、私は『黄泉がえり』は未見です
 数ヶ月前、初めて予告を観たときは、全く観ようとは思わなかったのですが、映画評を読んでいるうちに心境も変わり、選択してみました。

 物語は、主人公と同じ飛行機に乗り合わせた4人が突然20年前(1986年)にタイムスリップしてしまうというものです。何故、4人が過去に飛んでしまったかという核心は、後半で明かされるのですが、4人はそれぞれ飛行機の目的地であった北九州の港町「門司」と深いかかわりをもっており、自分たちの20年前に向き合うことになるのです。

 伊藤英明演じる鈴谷比呂志(ヒロ)は、東京から祖母に預けられたが、同級生になじめず、孤立している男の子。そんな寂しい彼の心に暖かい火をともしてくれたのが、近所のそば屋の和美姉ちゃんでした。和美はヒロに将棋やバイオリンを教えてくれたりと楽しい日々を過ごし、ヒロにとっては憧れのお姉さん。しかし、彼女は若くして難病に冒され、亡くなってしまったのです。
 タイムスリップで20年前に戻ったヒロは、幼い自分とまだ生きている和美姉ちゃんと3人の関係が始まります。

 私が印象深かったのは、年老いた盲導犬アンバーと再会したおばあさん(倍賞千恵子)と影の薄い臼井光男(宮藤官九郎)のエピソードです。ちょっと、涙を誘われました。
 主演の二人も悪くはないのですが、深く心に残るようなものではなかったのが残念。あと、ラストシーンは意味がわからなかったです。恋愛映画なので必要だということなのかもしれませんが、むしろ、余計だったのでは?

 ただ、門司という町を深く暖かくとりあげた映画の造りは好感を持ちました。

ファンタスティック・フォー 超能力ユニット(10/16)

2005-10-17 01:00:32 | 映画
『期待を裏切らない勧善懲悪!ラク~にみられます』

 地元の映画館での上映が今日までということで、レイトショーに駆け込みで観にいってきました。また、昼過ぎまで寝てしまったので、夜になってようやくエンジン稼動してきたタメでもあります・・・(そして、月曜以降が辛くなったりするんだけどね)

 この映画の主要キャストたちの顔ぶれがナカナカのものです。
 見る前はジェシカ・アルバしか知らなかったのですが、いざ、始まってみるとあら、ランスロット様(?)に『セルラー』の能天気な若者がいるじゃないですか(笑)。
 主役格らしい、天才だけどお人よしの科学者リード役のヨアン・グリフィズ。『キング・アーサー』の武道館プレミアでみましたよ!あんときは、クライブ・オーウェンと二人で来日だったんですが、キーラ・ナイトレイが来なかったのでイマイチ地味なプレミアでした(オイ)。でも、クライブより彼のほうが口も達者で人気者でしたよ。この映画では主役のようなんですが、『キング・アーサー』とは逆にあまり目立たなかったですね。能力もゴム人間だし(笑)・・・地味なんだよね。でも、「ワンピース」で主役のルフィもゴム人間ですもんね、なんとなく主役にして動かしやすい能力なのかもしれません。
 それと、クリス・エバンス!
 『セルラー』を面白くしたのは、彼の能天気なのに正義感のあるかわいいキャラが立ってたからだと思います。今作でもおバカな弟キャラで物語を動かしてました!リードがどちらかというと優柔不断な地味キャラなので、彼のバカっぷりがすごくいいんですよね。姉のジェシカ演じるスーに怒られても全く気にしないところが、またおバカでかわいいです。実際にあんな弟がいたら迷惑だと思うんですが(笑)
 ジェシカ・アルバは紅一点で、他の映画とは違ってあんまり露出度は高くありません。でも、透明になるけど服はそのままっていう微妙に隠す設定自体が妄想をかきたたてるもんなんでしょうか?(笑)科学者らしくパンツスーツ姿が多いですが、それがスタイルのよさを際立たせてて、女性の私からみても素敵でした。
 あともう一人怪物キャラのベンが外見が醜く変わっちゃうので一番気の毒(作中でもそう描かれている)なんですが、ある意味この映画の物語を作っているのは彼だと思います。ベンはかわいそうではあるんですが、彼が暴れた(?)せいで、絶対、ケガ人、死人がでているにに違いないんですよ(笑)そこは『アイランド』と同じで気にしちゃいけないんでしょうか?

 あと悪役としてリードのライバル(設定によると学生時代かららしい)ビクターは本当に悪役でストーリーとしてすっきりしてましたね。彼の能力は強いということはわかるんだけど、何なのかわかんなかったです。身体が金属化しちゃうんですかね?

 単純なストーリーでそこそこ楽しめるのですが、ファンタスティック・フォーとしての名前とキャラの名前があったりして、ちょっとわかりにくかったです。私はたたでさえ、外国の名前を覚えるのが苦手なので。あと、『ゴムを急速に冷やすとどうなるのか?』の答えってなんなの?アホな私には答えを用意してくださ~い(笑)

 続編も作れそうなラストでしたが・・・さて、どうなるんでしょうか?
 キャストはなかなかなので、よいストーリーさえあれば面白いかも?(その前にジェシカがブレイクしちゃって出演しないかなあ?)

『働きマン』(安野モヨコ)

2005-10-16 16:26:34 | 
このブログのタイトルは『しねまぶっくつれづれだいありー』なのですが、ほとんど本の記事がありません(笑)大部分は映画なのですが、それすらも最近あやしいですね。
でも、本を全然読んでないわけではないんです。私はやや活字中毒気味なので、片道1時間半の通勤時間の大部分は何かを読んでいます(朝は満員なので音楽を聴いていることが多いけど)。

まぁ、記事にする気力が映画ほどないってことなのかなぁ。読書のほうが日常にちかいので。

そんな私ですが、今回、久々に本の記事を。
といっても漫画なのですが。

『働きマン』(安野モヨコ)1~2巻(以下続刊)講談社モーニングKC

 内容は週刊『JIDAI』編集部でバリバリ働く松方弘子と彼女をとりまく人々のお話です。

 何故、このマンガかというと、私の現在の心境とかなりシンクロしたんですね。いい仕事をしないでそれなりの先輩(なんで、このヒトが私より高い給料を・・・と思いたくなるときってありません?)、理解できない新人などなど、どこの職場でもありがちな日常をとりあげつつ、それぞれの人物のエピソードが魅力的なのです。
 青年誌での連載だと思いますが、働く女性に是非おススメです!
 ちなみに私は『昔はすごかった・・・でも、まだすごい』編集長が妙にお気に入りです。松方の職場のいいところは、同僚もそうですが、上司が彼女の才能をきちんと認めて、でも、ダメなところはきちんと指摘してくれるところ、そして、最後の責任をきちんととるといってくれるところだと思います。
 当たり前のことかもしれませんが、こういう上司ってめぐりあうの大変ですよね。私は働きだして8年目ですが、いい上司ってほんとうにいません・・・ふぅ。

 3巻は来年の春だということで、まだまだ長いですが、楽しみにしています。

シンデレラマン(10/15 幕張)

2005-10-15 23:31:14 | 映画
『噂どおりのイイ映画』

 この映画はかなり前から『アカデミー賞最有力』といわれていて気になってました。でも、興行的にはイマイチみたいで、公開されて数週間たった現在も話題になってるとはいいがたいですよね。でも、新聞広告とかのメンツがすごいので、やっぱり期待はしてしまいました♪
 実は試写会も5回ぐらい当たっていたのですが、案の定、仕事を抜けられず紙切れにしてしまいました(あ、1枚は友人に譲りましたけど・・・)

 で、ようやく観ることができました!
 ボクシング映画といえば、今年は『ミリオンダラー・ベイビー』という大傑作があったので、点はどうしても辛くなりがちなんですけど、でも、良い映画でした。

 ストーリーはタイトルからも想像がつきますし、結果的にそのまんまなんですが、主人公のジョーを初めとするそれぞれのキャラが一本筋の通った人たちばかりで胸が熱くなります。
 今も不況といわれていますが、映画にでてくる大恐慌時代の人々の貧しさはケタ違いの貧しさです。電気も止められ、食べるものにことかいて、子どもを育てられない・・・現代に住む私たちには想像するのも難しいですよね。たぶん、戦争を体験した世代の方ならわかるのかもしれません。でも、そんな苦しい時代だからこそ、何が大切なのか、大切なものを守るために必死で努力する人が輝いてみえるのだと思います。子どもの健康も守ってあげられないからと、幾分マシな生活のできる親戚の家に預けようとする妻メイと、子どもを不安にさせないために「決してどこにもやらない」と交わした約束を頑なに守ろうとするジョー。どちらが正しいのかなんて安易に結論はだせないけれど、どちらからも子どもと家族への愛があふれていて、自分の家族を持つっていいんだなぁとちょっと思いました。
 また、「シンデラマン」という形容のとおり、ジョーが劇的な復活をとげて勝ち上がっていく姿は小気味よく、ワタシも心の中で拍手喝采でした。当時の人々が一筋の希望をゆだねて、ラジオにかじりつく姿はネットやテレビで簡単に情報を得られる私たちとは違ったスリルといっそうの感動が待っていたのではないでしょうか?

 誰もがジョーのような才能を持っているわけではない・・・ジョー自身が『私は恵まれている』と何度か口にしていますが、それは真実なのだと思います。でも、一度はどん底を体験した人間が才能とチャンスを生かして階段を上っていく姿は、どん底の生活から抜け出す才能をもっていなかった人たちに、わずかなりの「いい気分」をもたらしてくれたのではないでしょうか?そして、ジョーが家族を想い、自分の仲間たちへの優しさを失わない人物だったからこそ、彼の勝利がみんなを感動させたのだと思います。

 映画の衝撃としては、『ミリオンダラー・ベイビー』にはかなわないと思うのですが、観終えたあとに、暖かな幸せな気持ちにさせてくれる映画です。2時間を越える長さですが、その長さを楽しめるだけのリズムと内容をもった映画だと思います。
 私はボクシングに全然興味ないし、殴られて骨折するシーンとか(むしろ音かな?)はあんまり見たくはないんですけど・・・(笑)、良い映画なので眼をつぶります!
 

フラフラ~

2005-10-10 02:27:02 | つれづれ
相変わらず、更新できてなくてすみません。
仕事が猛烈にいそがしくて、平日は睡眠時間1~2時間の状態がつづいております。へっぽこなワタシはそろそろ自分がやばいんじゃないかと思い始めているところです(笑)
とりあえず、土日祝は出勤しないというポリシーはいまのところ守り続けているのですが、『出勤しないだけで家に仕事持ち帰ってたら意味ないじゃん』と最近わかりはじめたところです・・・(オイ)。でも、職場のヒトは土日は休めてるなら・・・と思っているフシがありなのも辛いんですけどね。

平日がそんな感じなので、土曜はもちろん爆睡!
(というか、そもそも帰ってくるのは日付が日曜に変わって、朝の6時とかなんですけどね)
起きてもすぐまた眠くなる・・・明らかに体内時計が狂ってるんですね。そんな感じで、映画を見に行く気力もないのが最近です。
いくら趣味といえども体力なしにはつづかないのですねぇ。

こんかいの3連休も土曜はそんな感じで寝ダメし、本日の日曜は3ヶ月ぶりに美容院にいってきました(すっきり!)。・・・午後は寝たけどね。明日は、劇団四季の「アスペクツ・オブ・ラブ」を観にいく予定。そのあと、映画も観たいなぁと思っています。

映画の話を読みに来てくださっている方には申し訳ない。あと半月もすれば、ピークは過ぎると信じているんですが・・・(しかし、今、国会で審議中の法案が通ったらどうなっちゃうのかワタシにもわからず)。

こんな状態ですが、ちょっぴりいいこともありました。
いつ応募したのかわからないのですが、通販申し込みついでに応募できるキャンペーンでJTBの旅行券5万円があたったのですよ!
全くの想定外だったのでうれしかったですね~!
旅行にいく暇があるのかといわれると全くないのですが(笑)、いつか使おうといろいろ計画をたくらんでおります。フフフ