萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:花燈×葉陽@御岳山20131013

2013-10-13 20:10:40 | 写真:山岳点景
花×梢、灯明の瞬刻



山岳点景:花燈×葉陽@御岳山20131013

御岳山@奥多摩に行ってきました、コレ↑長尾平に咲いていたんですけど。
朝の光に透ける黄色は明るくて優しくて、光の叢ってカンジが澄んで綺麗でした。
コレってそんな珍しい花でも無い野草です、だけど今日見た花で一番惹かれました。



御岳山頂は標高929mですがケーブルカー滝本駅あたりの木々も黄色を帯びています。
下は御嶽神社参道にある神代欅ですが↓淡い色彩が朝陽に映えていました。



午前8時の御岳山は青空に空気が冴えて、眺望がキンと遥かまで海を見せました。
歩けば汗ばむけど木蔭はちょっと寒いくらい、Tシャツ+長袖パーカーで歩きました。
で、途中ちょっとコッヘルで湯を沸かしてスープ呑んだら美味しかったです、笑



岩石園=ロックガーデンと綾広の滝&お浜の桂を見たかったんで七代の滝は通らず、
長尾平→天狗の腰掛杉→綾広の滝→岩石園→天狗岩→七代バイパス路経由で長尾平ってコースを歩いてきました。
七代の滝は行ったことあるんですけどね、下って登る谷間にあたるポイントなんで時間も体力も遣います、笑
もし七代の滝に行くなら鉄梯子&滝壺周辺の岩場が滑りやすいので注意して下さいね、雨後は要注意です。



岩石園は↑こんな↓感じのとこです。
苔と水飛沫で滑りやすいトコもあるので気を付けてください、あと落石ホント注意で。
清流は冷たくて気持ちいいとこです、流れをさわるときは落っこちないで下さいね?笑



で↓コレがお浜の桂って名前の巨樹です。
岩場のシルエットから撮影してるんですけど、沢を渡って根元から見あげる事も出来ます。
小説作中で周太が桂の大樹に触れているシーン@ロックガーデンがありますが、アレはこの木の根元が舞台です、笑
もし木肌にさわってみたいなって思うなら可能ですが、但し、根っこは絶対に踏まないよう気を付けてください。



コレ↓が綾広の滝です、部分的な写真になりますが。
この滝は水量が変化するそうなんですけどね、今日は水量も豊かで涼やかでした。
岩石園の最深奥、大岳山寄りにあるんですけど狭隘路&沢渡りなど足場のちょっと危ないトコもあります。
今日も運動靴や散歩用って感じの人を多く見ましたが、登山靴で行かないと滑落や転倒の危険個所も多いんですよね。

ロックガーデンはもちろん御岳山は全ルートに落石や土砂崩れの跡があります、登山靴&帽子は必携、
ホントは警視庁山岳救助隊ではヘルメット着用も呼びかけているくらい、転倒や落石が危険。
作中の初期でも英二が登山道巡回中に独白しているよう、御岳山はソンナ感じです。



写真撮りながら&のんびり朝ゴハンしながら、ケーブルカー滝本駅に戻ったのは11時半頃でした。
ゴハン時間を省くと2.5時間位のタイムですけど山の歩行速度は個人差が大きいので余裕をみて下さいね?
殊に秋から日没が早いんで15時には下山口へ着けないとNG、山影はマジで昏くなり道迷い&踏外し→滑落事故を起こします。
自分はタイム計測しながら折返時刻を必ず決めます、渋滞とかで遅くなって11時スタートなら13時ターンって感じです。



で、下山したらケーブルカーも駐車場もトンデモナイ長蛇の列が出来ていてビックリでした。
テレビでなんだか放映された&山ブームで人が集まっちゃったとかで、その為か装備が不安な方を多く見ました。
御嶽神社までで折り返すなら良いんですけどね、そういう方が起こす遭難事故が多いのが御岳山の特徴っていう現実があります。

長尾平より奥に行くなら、登山靴と帽子の着用&水筒+雨具+照明器具は必携しないと周囲に迷惑をかける可能性大です。
御岳山は標高1,000m無い低山、だから散歩みたいな軽装の方が多いけど山は山、危険もホントに足許いっぱい転がっています。
なだらかな道もあるし整備もされている御岳山ですが倒木や土砂崩れに落石などアクシデントの痕跡が普通にあるんですよね。
特に今、秋は冬眠前のツキノワグマが食べこむため歩きまわるんで遭遇の可能性が大、で、山道には熊の食糧が落ちています。
ドングリや茸など熊の好物の植生は今日のルート全てに見ましたが、ビジターセンターには10/9の目撃情報がありました。

熊は元来が臆病で普通なら攻撃など自分からはしません、ツキノワグマは主食草食だしね。
けれど臆病すぎて遭遇→驚愕→恐怖のあまり攻撃、ってパターンで人を襲ってしまうことがあります。
それを防ぐために熊鈴や話し声など「音の出るもの」でココに居るよっていう主張をしてあげると、遭遇前に逃げてくれるワケです。
奥多摩はどこもツキノワグマ住居地、秋なら柿を食べたくて里に下りてくるほど多く住んでいますが御岳山の目撃ポイントも多いです。
そんな山の住人である熊ですら滑落や転落など、いわゆる遭難事故で命を落としたポイントも奥多摩山塊にはあります。
それくらい深い山懐を持つのが奥多摩、低山だし都内だしっていう安易な考えは甘いなって行くごと想わされます。



紅葉はまだハシリ、今月下旬あたりからかなって印象でした。
そういう淡い色彩は初秋らしくて、まだ夏陽が名残るような輝度の光に透けます。



さっき昨夜の第70話「樹守4」加筆校正が終わりました。
夕方UPの続編はこれから倍以上になる予定です、

出来たら短編とかも更新したいんですけどね、
今朝は5時半に出たんで寝ちゃうかもしれません、笑

取り急ぎ、







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