ni-tomoの日記

日々のモチベーションの源をダラダラとつづってます

劇団新感線『偽義経冥界歌』

2020-02-24 00:44:31 | 舞台観賞の日
赤坂ACTシアターで劇団新感線のいのうえ歌舞伎「偽義経冥界歌」を鑑賞。
新感線・・・年々上演時間が長くなるのは気のせいではないですよね??
今作は本編3時間、どうなることかと少々不安だったけど(私の集中力がね)
最後まで楽しく観ることができました。
最近、仕事で疲れているせいか、情の話になると涙が止まらず・・・っていうね
生田斗真くんと中山優馬くんが演じる兄弟はキラキラしていて華がありました
さすが、ジャニーズパワーですね。

今回の新作のストーリーはわかりやすくて楽しかったのだけど、
1幕をもう少し短くして、2幕目をもっと丁寧にしてくれた方が個人的には好みです。
1幕目から2幕目へ繋がる展開が想定内であったことと、
2幕目のポイントとなる「合わせ鏡」の説明にもっと言葉を使ってもよかったのかなぁ、
と思います。
そうしたら、私の落涙量はもっと増えたかもしれません。

今回、個人的にツボだったのはりょうさんの声。
客席までクリアに声が届くし、色っぽいのに母性が感じられて、
りょうさんの声に魅了されっぱなしの3時間でした。

エリザベート 2019

2019-08-22 23:24:10 | 舞台観賞の日
大好きなミュージカル演目「エリザベート」を帝国劇場で鑑賞。
本日のシシィは花總まりさん、トートは井上芳雄さん、嗚呼麗しい

ミュージカル界のプリンス歴20年の芳雄さんですが、
エリザベートに出演してる芳雄さんこそ、「THE プリンス」ですね。
私の中で、ベスト・オブ・ルドルフは井上芳雄以外ありえなくて、
でもそれ以上に芳雄トートは素敵すぎる。
芳雄トートと花總シシィは演技がどうとか歌がどうとかではなく、
お二人がそこに立つだけで、ミュージカル「エリザベート」の世界が完成してしまうのです。

場から浮いてしまうほどの芳雄さんの抜群の歌唱力と声量は、他のキャストと次元が違う。
それこそ1人だけ違う世界にいるようで、それが闇の帝王トートにぴったりハマります。
そんな異なる世界の帝王と対等に渡り合えるのは花總シシィだけでしょう。

今回は「私だけに」よりも「最後のダンス」よりも「闇が広がる」よりも
「私が踊る時」が一番シビれました。
「私が踊る時」はキャストによっては退屈な感じになったり、歌詞が聞こえづらかったり、
感情が伝わってこなかったり・・・と結構当たり外れが出るナンバーだと思ってます。
舞台も暗く、セットも地味だからでしょうか・・・このパート、キャスト2人の力量にかかってます。
しかし、しかし、芳雄トートと花總シシィはしっかりと二人の見せ場にしちゃってました。
「エリザベート」に選ばれし二人だから成せること

そして再演の度にエリザベートを見てしまうのは「衣装」「舞台装置」「美術」がグレードアップしていき
更に感情移入しやすくてわかりやすい演出に進化しているからです。
「再演」って、作品によっては初演と変わらないものもあって、それはそれでいいのだけど
エリザベートの再演は変化が受け入れやすく楽しめるものになっているんですよね。

今回も幸せな時間をありがとうございました


『LIFE LIFE LIFE~人生の3つのヴァージョン~』

2019-04-28 23:01:14 | 舞台観賞の日
10連休2日目の本日はシアターコクーンで演劇鑑賞。
演目は『LIFE LIFE LIFE』です。

タイトルにあるとおり、日常の出来事とちょっとした事件が、
その時の感情や言葉の選択で自分自身のこれからや周りに与える影響を
3ヴァージョン見せてくれる作品でした。

発せられる言葉が皮肉ばっかりなのに、相手に対する真っすぐな気持ちと愛情を強く感じたり
一見穏やかでポジティブな関係に見えるのに、この人達の心の中は表に出ている言動と
本当に同じなのかしらと、見ているこちらが疑ってしまいたくなったり・・・
と、日々の自分自身と重ねながら色々と思い考えてしまいました。
鑑賞中は笑ってることが多かったのに、鑑賞後は感情よりも思考が引っ張られるこの作品。
けして不快になることもなく後味が悪いわけでも消化不良気味でもないのに
なんだかぼんやりと考えてしまう、そんな作品です。

大竹しのぶさん、段田安則さん、ともさかりえさん、そして稲垣吾郎さんの13年ぶりの共演。
今回の作品は個人的にともさかりえさんがヨカッタですねぇ。
同じシチュエーションのはずなのに、これがきっかけだとこうなっちゃうの?!っていう展開を
時に可愛らしく時に小憎らしく見せてくれました。
ヴァージョンが「3つ」あることも、ともさかりえさんの存在があったからこそわかりやすかったですね。

前作『ヴァージニアウルフなんかこわくない』と同じ舞台セットで、一番低いところに舞台があり、
それを囲むように客席が作られていました。
前作も良席で鑑賞したのだけど、今回もZ席。目の前に吾郎さん・・・カッコ良すぎでした

開演と同時に私の真向かいの席に座られたのが香取慎吾さんでした。
カーテンコールまでしっかりと席に座ってらして、
それだけのことだけれど、今の3人の関係性がとても良い状態なんだと感じられて
なんだか嬉しかったです

『モーツァルト!』

2018-06-20 22:40:08 | 舞台観賞の日
会社のK姉さんと帝国劇場で「モーツァルト!」を鑑賞。

井上ヴォルグ以来、久々のモーツァルト!。
今回はK姉さんの熱いリクエストにより山崎育三郎くんのヴォルフガングです。

作品そのものが大好きで何度も見ているモーツァルト!ですが、
今回は今までとは違った作品に仕上がっていました。
主人公の山崎ヴォルフは「THE 感性」の男。
自分の欲望に忠実で、全てを感じたままに生きていく男性でした。

全体のストーリーも、今までは「ヴォルフガングの才能」とそれに関わる人達との
対峙を中心に描かれていたものが、「権力」や「時代」の中での「ヴォルフガングの精神性」が
描かれていました。劇中ナンバーが増えたこともあり、よりストーリーがわかりやすくなったしね。

山口祐一郎さんのコロラド大司教や涼風真世さんのヴァルトシュテッテン男爵夫人が
今まで以上に重要な役割を担っています。
さすが、大御所!!
帝国劇場でお二人の歌声が響き渡っていました。
涼風さんのお衣装がキラキラ美しくて涼風さんにとっても似合ってました。

数々の難曲を歌うナンネールの和音美桜さんにうっとりでしたが、
私の中での今作のヒットはシカネーダーの遠山裕介さんですね。
歌もステッキさばきも素敵だったけど、ダンスのターンがホントに美しかったです。

何回見ても楽しめるモーツァルト!
今回もたっぷり堪能させていただきました。


『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』

2018-05-31 22:21:50 | 舞台観賞の日
劇団☆新感線の髑髏城の七人~Season極を鑑賞。
今日は千秋楽でした。

安定の新感線、間違いない髑髏城ということで、本日もしっかり楽しませていただきました。
とは言っても、最近は新感線の長い公演に疲れてしまうこともしばしば。
1幕は正直「長いな」と思うところもあったけれど、2幕目は髑髏城への殴り込みで
一気に加速するので、終演後は「楽しかった」ってなって、また見に行きたくなるんですよね。

今までの髑髏城シリーズとは変わり、天海祐希さん演じる極楽太夫が主人公。
捨之介も蘭兵衛も出ない新作です。
強くて優しくて美しくて、天海さんそのままのような太夫が大活躍ですが、
今回の極シリーズは梶原善さんのぜん蔵と竜星涼さんの夢三郎がヨカッタです。
それから、「髑髏党の歌」サイコーでした。ここは帝国劇場か?!と思うほどの
見事な歌声。笑わせていただきました。

カーテンコールはデーモン小暮閣下の歌を聞き、千秋楽のお煎餅をいただき
満足しながら帰ってきました。

360度回転のステージはこれで最後かな、と思っていたら
メタルマクベスもこの劇場なんですね。
次回この劇場に来るのは8月の暑い日になりそうです。