この頃きくともなしに、耳に入る一つのコトバがある。・・・・それは「クラウド」という聞き慣れない「英単語」です。
クラウドは、英語で「cloud(雲)」を指します。
とりわけ昨今はインターネットの技術の進化は目を見はるもんがあります。・・・っていうか・・・
ついて行こうと思たところで、ついて行けへんほどめまぐるしい進化であっという間に物事が変わってしまいます・・・
携帯電話ですら、「スマホ」という道具に変わって、もはやあれは「電話」と言うよりも・・・電話も出来る「情報端末」というようなもんで
「今は、電話とメールさえ出来たらええねん」と言い放っていても、あっという間に「スマホ」の便利さにとりつかれてしまうでしょう・・・
好むと好まざるとに関わらず、どうやら何から何までインターネットというものに、依存する社会に移り始めている気がしてきます。
「雲(クラウド)」とは、それでなくても、世界をつなげて遠くに大きく広がるこのインターネットという「ネットワーク」を表現したものですが
自分らの手に届かへんという意味では、とっくに「雲の上の・・・」得体の知れんもんやとも言い換えられそうです。
従来のパソコンというものは、、買い込んだパソコンに、ソフトをインストールして、作ったデータは自分でパソコンに保存して管理するのが
「常識」で、インターネットの活用といったところで、「ブラウザ」でネットショッピングしたり、どっかのwebサイトみたり
作ったデータを知り合いで、メールやデータ便を使って、やりとりするというような「通信」という考え方の延長線上にあるものという発想にありました。
・・・が、「クラウド」というのは、世界に張り巡らされたネットワーク上(雲の上)にあるパソコンやソフトウェアそのものを活用する仕組みですので
パソコンやスマホなどの情報端末さえあって、ネットにつないだら
今までは、パソコンの中にあったソフトでやってた文書作りとか写真の編集みたいなことを
ネット上の有料・無料のサービスですることが可能になって、作ったデータさえもパソコンではなくて「ネット上に保存する」ということも可能になります。
ピンとくるような、ぼんやりしてるような・・・まさに「雲」をつかむような話ですけども・・・
それだけに、とてつもなくあるいは、途方もない技術を実現しようとしています。
けれどもええことばっかりではないのもまた反面にある問題です。
・・・時には恵みばかりではなくて、「雲」は大雨や天災を引き起こしかねません。
使うものによっては、悪意をもったものにとっては、格好の餌食になり得るのです。
たとえば「スマートフォン」はどうでしょう?・・・家のパソコンではいっかど「セキュリティ」を問題にしながら
あれほどネットに依存した道具であることを、取り立てて意識せずに「セキュリティ」を考えずに使っている人が多いことに
大いに疑問を持ちます。たくさんの人のメールアドレスや名前や電話番号を持ち歩いているのにそこんとこに
無頓着でいると、そういったデータは容易に盗まれているはずですし、盗まれていても気づきもしないでしょう
これから先は、何がどう変わるのかも見えないほど雲の動きは形を変えめまぐるしく、変わっていきます。
予想をすることも難しい。自分の備えぐらいは、自分でしておくだけの覚悟も必要になるかもしれません。・・・・
で・・・・・ほな、われわれとしては、どうするん?っていうか・・・正直どうもしようがないのが実情なんですが・・・・
とりあえず、「クラウド」が提供してるサービスをうまいこと利用しない手はありません。
パソコンのデータは、パソコン内のハードディスクとかCDやDVDなどのドライブを使って保存するというのが「ジョーシキ」で
こういうのを総称して英語では、「ストレージ(storage)」と呼んできました。
クラウドの特徴的なサービスとして、ネット上の「ストレージ」サービスというのがあります。
自分のパソコンではなくて、「雲」の中にあるコンピュータ上に保存しておくというサービスです。
こうすることによって、どんな利点があるかというと、従来やったら自分以外しか使えなかったデータが
たとえば保存先にアクセス出来る「キー」を交換しあうことで、今までパソコンの中にだけおいていたデータを
みんなで共有できて、使いやすくなるということです。
この頃やたらと耳にする「フェイスブック(FACEBOOK)」というのも、そもそもこうした発想に基づいていて
自分の撮った写真をネット上に保管・公開して仲間で共有していこうというネットワークが発展したもんなのです。
ただ、匿名の文化がはびこるこの国では、
自分をありのまま公開するという原則に立つ「フェイスブック」が浸透するのには時間がかかっているように思えますが・・・
かくいうこの僕でさえ、「tom」という名前を語り、このブログ上でえらそうな事まで書き綴っていますが
サークルの人以外には、その姿も人となりも公開しているわけではありません。
一般的に「匿名」の意見など、どこの国の人間も取り上げる価値などないと考えていますので
自分を名乗らない意見などは意味を持ってはいないと考えていいでしょう。
「Facebook(フェイスブック)」は、自分をありのままに公開し意見を交換しあう個人として自立した立場でないと
通用しないかもしれませんし、そうでないのなら相手にされないとも思います。
そうした時間やデータを「共有」するという考え方にたてば
以前ならメールで数枚の写真をやりとりしていた程度のデータ量が、クラウドの「ストレージサービス」を利用すると
数ギガの大容量のデータを保存できるんやから、
たとえば遠く離れた家族や友人とアルバムになるぐらいの「写真」などのデータを
置き場所にアクセスして、データそのものを共有したりすることが可能になってきます。
もちろん動画もアップロードして利用も出来ますし、パソコンにあるものすべてが対象に出来ます。
出先で、表計算や文書の編集も出来ますし、わざわざパソコンを持ち運ばなくても
そこにあるパソコンでネット上にアクセスすれば、仕事であろうが遊びにしても
データの加工も出来ます。
クラウドのオンラインサービスには、無料で提供されているものもたくさんあります。
Yahoo!では、以前の「ブリーフケース」から「Yahoo!ボックス」というものに変わりましたし、Googleでは
「Googleドキュメント」という名前のサービスがあり、「Google+(プラス)」では、フェイスブックのような空間作りが可能です。
Microsoftの「Skydrive(スカイドライブ)」もクラウドのサービスです。
「Dropbox(ドロップボックス)」というストレージ専門のサービスもあります。
探せば、「ソラ箱」とかいう日本版のサービスもありますし、企業によっては企業の持つ「サーバー」の有効活用で
最近は、特にこういったサービスがはやり始めたような気もします。
これらは、すべてそれぞれの会社の用意したサーバーというコンピュータにデータを保管するのです。
考えてみたらこのブログのすべての記事が、サーバー上に保管されてるんですけどもね・・・・
となると、よくよく考えたら・・・自分のデータが、一企業のサーバーの中に取り込まれるんやし、利用にも
やっぱり気をつけないとあかんこともありそうです。
「Google」という会社は、ひょっとしたらこの膨大な個人データの「取り込み」というものさえ目指してるもくろみというもんが
見え隠れしてて、気になります。
また、こういう代表的なストレージサービスは、いずれも無料ですが、
サービスを利用するためには、「アカウント」の登録が必要で、その手続きが必要になります。
・・・ときくだけで、なんかややこしい感じがして面倒くさいし、難しそうという懸念はありますが・・・
そういうことは当たり前なんだと覚悟することです。・・・これからはひょっとすると
パソコンの「善し悪し」なんてどうでもええような時代が来そうやし、「スマホなんてとてもとても」とタカをくくっていても
誰もが手にする日はそう遠くありません。あれこそ「クラウド」のカタマリみたいなもんで、ほとんどの機能が
ネットの利用を前提にしています。
初めのうちは、なかなか敷居は高いかもしれませんが・・・
パソコンは、ネットにつながないと「おもしろくない」というような次元はとっくに終わってます。
ネットにつながなければ、本当の意味でパソコンそのものが使えないという時代に入ってしまっています
実は個人的に、いろいろこうしたサービスを試してる最中で、あれやこれやとアカウント作って
ネット上のあちこちに、僕の保管場所が出来てることに・・・なっています。
個人的にオススメなのは、今のところDropboxとNEVERがやってる「Nドライブ」が使いやすさでええかなと感じています。
そして、これは少し目先が変わっているけれど
「クラウド」の典型のような「Evernote(エヴァーノート)」のありようには強い関心と
その機能が気にって使っています。お気に入りやブックマークをブラウザで管理するのはもう古い?かも
今のうちに、試しておいても・・・ええかも
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