娘の悔し涙

昨日、娘のピアノコンクールがありました。
会場に行き、出番を待ちました。
周りには同じような家族がいました。
↑子供は舞台衣装を着て、お母さん、お父さんも気合入っている

３つの課題曲中からひとつ選ぶ方式でした。
同じ曲でも、一人一人違っていて、娘の弾き方と全然違う子も多かったです。

そんな中で、娘の番が来て、弾きました。
これまで、２ヶ月練習してきた曲です。
最初の部分で一箇所間違えましたが、そのまま弾き続け、どんどん
調子に乗って最後まで弾きました。

普段よりいいなぁと親馬鹿ながらに思いました。
これなら入賞？

終わって、駆け寄って来る娘に
「良かったよ、頑張ったね」
と声をかけました。

結果の発表は、２時間ほどあとでした。
外でお茶をしながら待ち、会場に戻りました。

緊張して待っていると．．．結果が貼り出されました。
自分の受験以来です。こんな光景と気持ちは．．．
金賞、銀賞、銅賞．．．人だかりで銅賞がなかなか見えませんでした。

どこにも娘の名前も、番号もありませんでした。

そのとき、娘がワーッと泣いて、私に飛びついて来ました。
「どうして無いの、なんで無いの」
とめちゃくちゃ泣きじゃくりました。
私の服で涙を拭きながら．．．

長い時間泣いていました。そして、落ち着いた頃、
「どうして悲しいの？」
「悔しいから」
「どうして悔しいの？」
「入賞できなかったから？」
と言って、また泣き始めました。

このコンクールは難しいと聞いていたのですが、落ちても良いから、経験を積ませるために応募しました。
一時的にはつらい思いをしたと思いますが、
この涙をバネにまた、自分を磨いくれればと思いました。