iPadでフットスイッチを使った楽譜の譜めくり

　


　2010年5月10日に予約しiPadが5月28日に届きました。そこで早速翌29日の「ハーモニアス」のレッスンの時にiPadで楽譜を表示して、譜めくりしながらギターを弾いてみました。

　iPadで譜めくりに使えそうなアプリ

　MusicReader for iPad(無料)

　GoodReader (large PDF viewer)(115円)

　forSore(600円)

　TabToolkit(1,200円)

　とりあえずMusicReader for iPadとGoodReaderをダウンロードしました。

　まずMusicReader for iPadを使ってみました。このアプリは独自のファイルフォーマットへの変換が必要で、PDFファイルそのままでは使えないことがわかりました。iPod用のアプリにはファイル変換ツールがないのです。ということで今回は没。



　次にGoodReaderを使ってみました。GoodReaderはPDFファイルがそのまま使えます。ファイルはPCからUSBケーブルでGoodReaderに転送しました。



　15インチのノートPCディスプレイ(1024x768ピクセル)と同じ解像度を持つ9.7インチのiPadディスプレイでは縦に楽譜を表示しても細部まで読めます。でも譜面台の楽譜と同じ位置で譜読みしながらギターを弾くのはちょっと辛いです。



　そこでA4縦サイズの楽譜を上下2分割してA5横サイズに加工したPDFファイルを表示してみました。これなら十分譜読みしながらギターを弾くことができます。

　ところが、譜めくりは指でタップしなければならないので、グループでギターを弾いている最中の譜めくりは困難です。

　そこで早速フットスイッチを使った譜めくり装置を作りました。iPadの画面を指でタップするのと同じ働きをさせる方法に悩みました。

　指がタッチパネルに触れた時の静電容量変化を読み取るという程度の知識しかなく、コンデンサや電池を使っていろいろ試してみたものの全くだめでした。



　最終的に指の代わりに金属片を使い画面にタッチした時に、iPadのアルミボディに電荷を逃がす方法でうまくいくことを発見しました。指で触れて離すのと同じ動作をインドア・プレーンで使うコアレスモータにやらせています。





　モータに通電すると金属片が画面をタップして、タップした場所の電荷がモータのシャフトを通じて金属ホルダからiPadのアルミケースに逃げます。金属ホルダはiPadの縁に挟むだけなので着脱が簡単です。

　ではフットスイッチによる譜めくりの様子をYouTubeの動画でご覧下さい。