《5/31読了 朝日文庫 2002年刊(1999年に朝日新聞社から刊行された単行本を文庫化) 【日本のエッセイ】 むれ・ようこ(1954~)》
群ようこの評伝エッセイは本当に読み甲斐がある。
明治時代の女性8人をとりあげたこの本も、
対象への鋭い突っ込みがあるかと思えば、
じんとくる深い共鳴や、タイプは違うけどその気持ちわかるよという共感もあって、
芯が通った自由自在。
結局、たまたま明治という時代に生まれた彼女たちも、
平安時代の姫君も、
縄文時代のお母さんも、
み~んなおんなじ「女」なのね。
なんだかほっとします。
いくら着心地悪くても、それを脱いだら世の中渡って行けないもんね、しかたないね。
だからみんな「同志」なんだ、「戦友」なんだ、とつい嬉しくなる、
それじゃわたしも、もうひとふんばりしてみっか!という気になる。
そんな本でした。
「女」という着ぐるみを着続けることに少しくたびれてきちゃったときに、効きますよ。
→群ようこ「贅沢貧乏のマリア」
群ようこの評伝エッセイは本当に読み甲斐がある。
明治時代の女性8人をとりあげたこの本も、
対象への鋭い突っ込みがあるかと思えば、
じんとくる深い共鳴や、タイプは違うけどその気持ちわかるよという共感もあって、
芯が通った自由自在。
結局、たまたま明治という時代に生まれた彼女たちも、
平安時代の姫君も、
縄文時代のお母さんも、
み~んなおんなじ「女」なのね。
なんだかほっとします。
いくら着心地悪くても、それを脱いだら世の中渡って行けないもんね、しかたないね。
だからみんな「同志」なんだ、「戦友」なんだ、とつい嬉しくなる、
それじゃわたしも、もうひとふんばりしてみっか!という気になる。
そんな本でした。
「女」という着ぐるみを着続けることに少しくたびれてきちゃったときに、効きますよ。
→群ようこ「贅沢貧乏のマリア」