ファンタジアランドのアイデア

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福島の復興には原子力関係の優秀な人材が必要です 「ふくしま」を少し良くするアイデア その20

2017-09-15 15:20:25 | 日記
 福島原発の中で、東京電力の配属予定の新入社員48人の研修が始まったという記事が載っていました。廃炉と復興に向けて、これから長丁場の仕事が始まります。問題は、原子力関係の学科や専攻への進学者の人数が少ないことでした。2002年から2009年にかけては、200人前後と少ない人数で推移していたのです。「原子力離れ」が、進んでいたのです。でも、2015年には298人と増加しています。原発事故をきっかけに、高い志を持って進学する学生が増えてきたわけです。
 一方、2016年の復興予算は4兆6千億円でした。でも、1兆7千億円が使われなかったのです。これほど予算を付けても、執行されないというもの珍しい現象が起きているのです。困っている人は、たくさんいるのです。どんどん復興予算を使って、困っている人を少なくしていくことです。スピード感を持って、やって欲しいものです。
 そこで、この執行されないで残ったお金の使い途を考えてみました。原子力関係に進む学生の奨学資金に使うことを提案します。1人月20万円の奨学金ならば、年間240万円になります。これに10万円を追加し、250万円の奨学資金にします。4人で約1千万円、40人で1億円、400人で10億円です。10億円で400人の原子力の技術者を育てるわけです。もちろん、原子力関係の仕事につけば、返す必要のない奨学金にします。使わない無駄なお金があるならば、これから必要になる分野に大胆に使うことです。原子力の研究者や技術者は、原発の稼動を止めても、廃炉になっても必要になる人材なのです。優遇することです。